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羽田空港・深夜の過ごし方2016 新千歳発・スカイマークSKY732深夜便で、2:00AMに羽田到着してどうしようの編

2016/08/15
お盆休み終盤の深夜1:50ごろ・・・。
羽田空港D滑走路に着陸。
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新整備場の横を通り抜けて、第1ターミナルに向けて地上走行中。
札幌・新千歳からスカイマークの羽田行きSKY732 深夜便で羽田に戻ってきました。

このSKY732便のダイヤは、新千歳発:0:10 → 羽田着 2:00。
2016/7/2(土)~10/2(日)の夏季限定運航の夜行便です。
この便にしか空席が無かったのと、深夜2:00に羽田に到着して、どのような辱めを受けるのかを体験してみたく、敢えてこの便を選んでみました。

機内アナウンス:
「羽田空港到着・午前2時でございますが、公共交通機関の運行は終了している状況でございます。その先の交通手段はお客様ご自身で手配されますよう、お願い申し上げます」

「羽田空港国内線は24時間運用ではありません。ターミナル内には滞在できませんので、ご理解をお願いします」

という、つれないご案内。
まあ、もちろん自力で何とかしますけど・・・。

2:00AMごろ。うー眠い。
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国内線・第1ターミナルに到着。
もちろん売店はすべて閉まっています。
保安エリアは、スカイマークのゲートから到着出口に向かう部分のみが稼働している状況。
それ以外のエリアに乗客が出て行かないように、ガードマン氏がしっかりと監視しています。

AM2:10。
預け荷物はないので、そのまま寝ぼけ眼で到着ロビーに出ると・・・。
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左右にガードマンが配備されていて、ターミナルの外へすぐ出るようにと急かされます。
案内係のような人はいません。
ここから先は、各個人のサバイバル能力が試されます(ちょっと大袈裟か)。

第1ターミナルの外に出ると・・・。
HNE_CTS_201608_005_R3
昼間は多くの空港バスが乗り付けているバス乗り場に、多数のタクシーが押し寄せています。
無料循環バスは深夜0:00ごろで終わってしまうため、タクシーのみが唯一の移動手段なわけです。

さて、どうするか。
主な選択肢は以下。

  1. 同じく羽田空港第1ターミナル内にあるカプセルホテル「FIRST CABIN」に宿泊
  2. タクシーで24時間オープンの国際線に行き、朝までしのぐ
  3. タクシーで国際線に行き、無料送迎バスで天然温泉平和島へ。(要予約)
  4. タクシーで国際線に行き、2:15~2:20発の深夜バスで主要ターミナル駅(横浜・新宿など)へ→そこから自宅までタクシー
  5. タクシーで蒲田まで行って、スパ or ネットカフェ or カプセルホテル
  6. 金にモノを言わせて、タクシーで自宅まで帰る!

1.は事前に予約していないし周囲の人々のイビキ&物音がうるさくて寝られないので却下。
3.も予約していないので、今回の選択肢からは外れます。

2017/06/04追記 : 天然温泉平和島に、羽田空港第1ターミナル2:30AM発のお迎えプランができたとのこと!(2017/07/15から10/1まで)
詳細は、天然温泉平和島の公式サイトをご参照下さい。

6.ほどブルジョワではないし、5.は蒲田のお店が満室だったら路頭に迷うリスクあり。
すでにAM2:10ごろなので、4.もキビシイです。
というわけで、2.の「タクシーで国際線まで行って朝までしのぐ」に決定。

タクシー運ちゃん 「どちらまでー?」
私 「国際線ターミナルまでお願いします」
タクシー運ちゃん 「はーい」

で、2:12AM。
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タクシーで羽田空港国際線ターミナルに到着。
1Fのローソン付近は、例によって夜明かしの人々で満員御礼。
気だるい雰囲気が漂っています。

国内線第1ターミナルから国際線までのタクシー料金は1810円でした。
うう~結構高いっす・・・。
タクシーの運ちゃん、道を間違えたのか、国際線の駐車場の向こう側まで遠回りしていました(怒)。
遠回りしなければ1200円ぐらいだったはず・・・。

と、そこに。
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「天然温泉・平和島」からの巨大バスが到着。
平和島温泉で滞在後、深夜の羽田まで運んでくれる無料バスです。
これからの旅立ちに胸を躍らせる、元気なお客さんが沢山降りてきました。
これの帰りのバスに予約なしでも乗せてもらえるかどうか、一か八か聞いてみる、という荒業もあります。
スカイマーク便利用者は割引料金で宿泊可能とのこと。

国際線ターミナル1Fにある24時間営業のローソン。
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夜食を買い求める旅客や空港関係者で、深夜2時でも賑わっています。
大変貴重なお店です。
ハラヘッタので、ここで私も夜食の「肉まん」と「水」を購入・・・。

国際線ターミナルそのものは24時間オープンしていますが、ターミナル内のお店は、深夜になると殆ど閉まってしまいます。
24時間営業のお店は・・・。

  • 2F Cafe Pista→タリーズコーヒーに変わりました(2017/07/21~)
  • 4F 居酒屋すぎのこ
  • 4F Cafe Cardinal
  • 4F 吉野家
  • 4F 羽田食堂(清掃のため1時間ほど閉店時間あり)
  • 4F MOS CAFE

の6店(2016/08現在)。

2F到着ロビーへ。
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こちらもすでに夜明かしの人々で満席の状態。
アンニュイな雰囲気が漂っています。
うーむ。寝る場所がナイ。

ちなみにこの階には、24時間営業のシャワールームがありますので、取りあえずサッパリしたい方は、こちらの過去記事もどうぞ。
羽田空港国際線・到着階のシャワールームを利用してみるの編2015

終電はとっくに終わってますし、深夜バスも2:20AMで終了です。
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ギリギリ間に合わなかった・・・。
いいえ、本当は急げば間に合ったけど、それではブログ記事にならないので、敢えて空港内に残留することにします。
今回のように飛行機が早めに到着した場合、最終の深夜バス狙いも可能ですが、乗れなかった場合の「Bプラン」を考えておくのが良さそうです。
羽田国際線発の深夜バスについては、こちらの過去記事もどうぞ
羽田空港・深夜早朝アクセスバスの活用方法

では、次の出発便を確認。
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今日の始発便は、4:55発のタイガーエア台湾の台北桃園行きか・・・。
この便の搭乗手続きが始まれば、一部の椅子に空きが出来るはずなので、それをハイエナする作戦。

AM2:25ごろ。
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そのタイガーエア台湾の搭乗手続きが開始されました。
寝静まった出発ロビーの一角に、沢山の人々が集まってきます。

じゃあ、寝る場所を確保すべく、空いた席をハイエナしよう・・・。
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アレ?
それでもまだ満席です。
お盆の繁忙期なので、そもそも寝床を確保できなかった方々が沢山いた模様。
ハイエナ作戦失敗。
うーむ、本当に寝る場所が無いではないか・・・。困ったな~。

4F江戸小路。
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寝苦しさMAXの赤い木の椅子ですら満席です。
寝る場所どころか、座る場所もないです。
お盆の繁忙期の深夜滞在は、かなり手ごわいですね・・・。

さらに展望デッキのある5Fへ。
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同じく寝苦しい曲がった椅子も、仮眠をとる人々で満席・・・。

かくなる上は、禁断の?展望デッキへ。
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屋外のテーブルも、スーツケースを携えた人々で一杯でした。
夜空の下、外の椅子で寝ているワイルドな方々も多数。
今は夏なので外で寝ることは可能ですが、冬は寒くて無理ですので気を付けましょう。
うーむ、外もダメかー。

というわけで、「寝る場所難民」になってしまいました。
\(^o^)/
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朝5時の始発まで、あと3時間。
どうやって過ごそうかな~。
最終手段、「地べたで寝る」しかないか?

そんなとき、救世主発見!
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現在開催中のリオ五輪のパブリック・ビューイングを、国際線ターミナル内の多目的ホール「TIAT SKY HALL」で開催中、とのこと。
始発待ちの時間つぶしに最適なナイス・イベントです。

放送予定を激しく確認。
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なんと、深夜の2:00AMから10:30AMまで開催しているとのこと。
おお~、まさに今開催中ではないですか。
会場の椅子に座って寝られるかも、です。

早速、喜び勇んで 4F 「TIAT SKY HALL」へ。
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おおー、開いている!
深夜はいつも閉まっているのに。
入場無料で、しかも「飲食物の持ち込み可能」とのこと。
なんて優しいの(涙)。

会場内へ突入。
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空席が潤沢にあります。
ついに、寝る場所ゲット。
まさに神イベントです。
この後も、続々と寝る場所を求めてお客さんが入ってきました。
もういっそのこと、繁忙期だけでもこのホールを深夜開放したら良いのでは?と思ってしまいました。

コンビニで買った肉まんをモグモグしながら、男子レスリングの試合を堪能。
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そして、眠りの中へ。
空調が効きすぎて、寒かったです・・・。
朝5時を過ぎると、スーツケースを持ったお客さんはいなくなり。
朝6時ごろの男子レスリング・グレコローマンスタイル59kg級の決勝戦の太田選手は、惜しくも敗退して銀メダルでした。
その後、私も眠い目をこすりながら帰宅して、爆睡。

というわけで、2016年お盆の繁忙期の羽田空港国際線・深夜滞在記でした。
繁忙期以外の時期だと、どこかしら寝床にありつけることが多いのですが、やはり繁忙期はキビシイですね。
今回は幸運にも、リオ五輪のパブリック・ビューイング・イベントに救われました。

今回のように寝る場所難民になってしまった場合は、空席のある24時間営業のお店に入るとか・・・。
こういう段差に座りこんで寝る、とかでしょうか。
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やっぱりちゃんとしたホテルに泊まりたい、という方は事前に羽田近辺のホテルを予約しておき、素直にタクシーで向かうのが良いでしょう。
羽田空港周辺の宿泊施設の体験記

羽田の昼間の発着枠は既に満杯なので、まだ発着枠に空きがある深夜・早朝時間帯の利便性をどれだけ上げられるかが課題の1つ。
根本的な解決は、2020年東京オリンピックに向けた国際線ターミナルの隣接地に計画されているホテル・商業施設群の完成を待つことになりそうです。


羽田空港国際線・羽田に居ながらにしてフィリピンを体験。フィリピンフェア2016

2016/07/30
梅雨が明けて、いよいよ本格的な夏が到来した羽田空港。
この今月最後の週末に羽田空港国際線で開催されている催し物がこちら。

「フィリピンフェア」
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「TIAT WORLD CULTURE EVENT」の一環とのこと。

羽田空港国際線(TIAT)では、就航先の国を紹介するイベント「TIAT WORLD CULTURE EVENT」が、毎年地味に行われています。
私の知る範囲では・・・

が過去に行われました。
飛行機に乗らなくても、空港に行っただけで海外に行った気になれるという素敵な企画です。

今年はフィリピン国交正常化60周年ということで、フィリピンフェアが行われることになったのだとか。
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4F江戸小路から5Fにかけて、さまざまなアトラクションや展示が待ち構えています。
フィリピンにはまだ行ったことがないので、どんなところなのか興味深し。

まずは、アイスクリームのカラフルな屋台が登場。
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フィリピンでよく見かけるものなのだそうな。
インドネシアの移動式屋台「ワルン」に似ています。
こういう庶民的なモノがあると、グッと引き付けられます。

こんなような記念撮影コーナーもあり。
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フィリピンといえば、セブ島に代表される美しい海、ですよねえ。

フィリピンの観光PRの立て看板の数々。
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なぜか「Davao」推しです。

お好み横丁も「Davao」推しです。
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フィリピン・ダバオの美しい風景の写真が展示されています。

キレイな海だけではなく、山や渓流など色々な見どころがあるようです。
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いかん、だんだんフィリピンに行きたくなってきた・・・。

江戸舞台では、フィリピンのダンスや楽器演奏などなど。
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秋元才加さんのトークショーもあり。
お母さんがフィリピン人というつながりなのだそうな。
マニヤックなオススメ・スポットなどの情報があり、楽しめました。

「カダヤワン祭り」のフィエスタ・パレードもあり。
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ケチャケチャケチャ・・・♪
羽田日本橋をフィリピン衣装の人々が練り歩きました。

5Fお祭り広場では「バンブー・ダンス」体験が可能。
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ガチーンと、挟まれたら痛そうです。

その他に、お祭り広場近くでは、ささやかながらフィリピンの物産展も開催。
記念に筆者好物のマンゴージュースを購入。
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家に帰って、よく冷やしてから頂くことにします。
日本に輸入されているマンゴーの多くはフィリピン産なのだとか。

そして恒例の観光案内のブースもあり。
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フィリピン各地の観光案内パンフレットを入手可能。
フィリピンの観光関係っぽい方や、フィリピン人っぽい方もいらっしゃいました。
旅行ガイドブックには載っていないようなマニヤックな情報も入手できそうです。
フィリピン・マニヤには、たまりません。

フィリピン航空のBカウンターを何となく見に行ってみます。
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ちょうど15:20発のマニラ行きPR421便の搭乗手続きが行われていました。
フィリピンに行きたくなったら、ここで航空券を購入してマニラへどーぞ。

羽田からフィリピン・マニラへは所要約4時間30分で、

  • フィリピン航空が1日2便
  • ANAが1日1便

の合計1日3便が運航中です。(2016/07現在)

というわけで、飛行機に乗らなくてもフィリピンを体験してみたい、という方は羽田空港国際線へどうぞ。
この「フィリピン・フェア」は7/31(日)の19:00まで。


羽田空港国際線・「ほおずき」の後は「風鈴」大量発生中の編2016

2016/07/24
羽田空港国際線4F江戸小路にて。
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初夏を彩っていた「ほおずき」は撤収され・・・。

午後2時より、その「ほおずき」の無料配布が開始されました。
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TIAT様からの施しじゃ~。
というわけで、長蛇の列が出来ていました。

***

そしてその翌日。
日曜日の羽田空港国際線・展望デッキは、さわやかに快晴。
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夏休みが始まったこともあって、家族連れの姿が多く見られました。

心地よい海風が吹くたびに、チリン、チリンと涼しげな音色が聞こえてきます。
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その音色の発生元は、こちらの風鈴たち。
展望デッキへの左右の出入り口2箇所に設置されています。
これは昨年(2015年)には無かった趣向。

風鈴のために、専用の木枠が組まれています。
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1箇所に備え付けられている風鈴の個数は44個。
風鈴の風を受ける短冊1枚1枚が、きっちりとビニールでカバーされているので、雨水対策も万全です。

昨日まで「ほおずき」だった、4F江戸小路には・・・。
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おぉ~、壮観。
朝顔(造花)と風鈴が大量発生中。
これも昨年は無かった装飾です。

よくよく見ると、風鈴は一種類ではなく・・・。
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こちらは、ガラスの風鈴。

カゴのようなものに入った風鈴もあります。
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色あいも何種類かあるので、かなりの種類の風鈴がある模様。
風鈴マニヤにはたまりません。

軒先の朝顔にも、しっかりと風鈴が取り付けられています。
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この部分の風鈴は、昨年(2015)も取り付けられていました。
屋内は無風なので、これらの風鈴が音を奏でることは殆どありません。
それを受けて、「じゃ、今年はお外で風鈴の音を鳴らしてみようぜ!」
ということで、展望デッキの企画になったものと勝手に想像。

お好み横丁の「朝顔のついたて」にも・・・。
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沢山の風鈴が取り付けられています。
それにしても、スゴイ数の風鈴。
これ1個1個、手作業で取り付けたんでしょうけど・・・。
かなりの手間暇がかかったことでしょう。

MOS CAFE付近の端っこにある朝顔にも・・・。
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抜かりなく風鈴がついています。
あまり人目のつかない場所にある朝顔にも、漏れなく風鈴が取り付けられている様子。
さすが、プロですねえ。
というわけで、いよいよ本格的な夏に向けて準備が整った羽田空港国際線でした。




羽田空港国際線・端っこのお店のその後の編

2016/07/16
今年の4月に羽田空港国際線の端っこに出来たお店の様子を、密かに経過観察するコーナーです。

ラーメンフードコート「品達羽田」

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こちらは出発階3Fの京急駅付近に、2016年4月にオープンしたラーメン・フードコート「品達羽田」。
中には3店のラーメン店舗が絶賛出店中です。

以前の記事でご紹介したように・・・。
shinatatsu
国際線の出発階3Fの端っこに位置しています。

モノレールや京急でやって来た多くのお客さんは、赤い矢印の導線に沿って移動するので・・・。
shinatatsu-dousen
導線から外れている「品達羽田」は、お客さんを集めるのが難しい場所にあります。
逆に言うと「江戸小路」のレストランが混雑していても空いている「穴場」でもあるわけです。

店頭では、中国語・英語の音声でお客さんを呼び込むために、秘密兵器「ラジカセ」を投入。
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お店の前を通りかかった外国人客を、少しでも振り向かせようとする作戦。
いろいろ考えますねえ。

開店から3カ月経過して、スーツケースを持ったお客さんが若干増えてきた印象。
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LINE@のアカウントも開設。
口コミやSNSなどで存在が少しずつ広まってきているようです。
LINEは中国本土では見れないので、WeChat(微信)のアカウントも作ったほうがよいかも、ですが。

Airビックカメラ

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こちらは、「品達羽田」とほぼ同時期に到着階2Fに登場した「Airビックカメラ」。

以前の記事でご紹介したように・・・。
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このお店も到着階2Fの端っこに位置しています。

海外から到着したお客さんの多くは、赤い導線に沿って移動して京急やモノレールに乗っていくので・・・。
AirBICCAMERA.2jpg
導線から外れている「Airビックカメラ」も、お客さんを集めるのが難しい場所にあります。

そんな場所的なハンデを克服すべく・・・。
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4F江戸小路には、広告用ディスプレイを2台も設置。
これから海外に出発するお客さんを、何とか2階に招こうとしています。

こちらは、JALの香港発羽田行きの便に乗ったときに、機内で配っていたビックカメラのチラシ。
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JAL便に乗ったお客様限定の12%ポイント還元サービス、とのこと(2016/5/5当時)。
あのJAL様とも結託して、盛んに営業活動している模様。

その甲斐もあってか?お昼頃のAirビックカメラは結構賑わっていました。
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そのほとんどが中国人旅客の模様。
お昼頃は、中国・台湾・香港からの到着便が集中する時間。
トイレに行く途中に、ついついお店に引き込まれるお客さんが多いようです。
日用品を大量に買い込んで、再び出発階に上って出国していく方々もいました。

お店側も、棚の向きを変えて、外から店内の様子をよく見えるようにしたりと、地味に工夫しています。
あとは、店頭でお菓子や割引クーポンを配ったり。
その結果、以前よりもお店に吸い込まれる人の割合が増えた印象。
うーん、さすがプロですね。

というわけで、今年4月にオープンした2つの「端っこのお店」のその後、でした。
開店当時は閑古鳥だった両店とも、少しずつお客さんを増やしつつあるように見えました。
今後の動向に要注目です。




羽田空港国際線・「ほおずき」と「朝顔」登場の編2016

2016/07/10
今年も「ほおずき」と「朝顔」の季節がやってきました。
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羽田空港国際線4Fの江戸小路では、先週までの七夕の飾りつけが一掃され、夏の装飾に変わりました。

去年(2015年)の様子はこちら。
羽田空港国際線・「ほおずき」と「朝顔」登場の編2015

軒先が「朝顔」になったのも、去年と同様。
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毎年、装飾の付け替え作業ご苦労様です。

今年の新規ポイントは「朝顔のついたて」の登場です。
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面上に、たっぷりと朝顔が絡まっていて華やか。

去年(2015年)との違いは以下の通り。
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棒状の朝顔だったのが面状になって、ボリュウム感UPです。

「はねだ日本橋」の登り口脇の装飾も・・・。
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2016年は、さらに朝顔が増量されました。
毎年、なにがしか少しずつバージョンアップしていきますねえ。

吉野家前のテイクアウト飲食コーナーにも・・・。
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朝顔の装飾が出現しました。
ここには去年何も無かったような。

5Fのお祭り広場にも「ほおずき」登場。
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こちらは、去年(2015年)と配置が変わっただけで、内容はほぼ同じでした。

というわけで、夏に向けて準備万端の羽田空港国際線でした。
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暑さをしのぎに、1日中涼しくて快適な羽田空港へどうぞ。




羽田空港国際線3F・出発ロビーの郵便ポストの数が2倍に増殖の編

2016/07/05
羽田空港国際線3F・出発階JALカウンター前に、今年の3月から設置された郵便ポスト

6/19(日)時点では・・・。
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1台しかありませんでした。

しかし、7/2(土)に来てみると・・・。
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えっ?2台?

何か違うのかな?と思って見比べてみても・・・。
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両方とも、左の投函口は「手紙・はがき」で、右は「大型郵便」で同じに見えます。
収集時刻も同じ模様。
一体、何が違うのか、気になって夜も眠れません。

強いて違いを挙げるとするならば・・・。
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左のポストのポスト番号が「906」。

右のポストは「907」 。
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だからどうなのかは、よく分かりませんが。

ポスト1台だとすぐ満杯になってしまうから、2台に増やしました、ということなんでしょうかねえ。
たしかに、ポストが設置されてから、特に海外の人々が郵便物を投函しているのを時々見かけます。

ひょっとして、消印が違うんじゃないの?
(¬_¬) ←誰?

実は、ヒコーキが乗っかっている方の郵便ポストは、ヒコーキの消印だったりするかなあ?

じゃあ、というわけで、両方のポストに実際に郵便物を投函して調べてみることにします。
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空港内のコンビニで、封筒と82円切手2枚を購入。
本当は、お安い官製ハガキのほうが良かったのですが、売っているところが見当たらず。
絵葉書はお高いので、空っぽの封筒のほうがトータルでは安上りになると判断。

「右」と目印をつけた空っぽの封筒を右のポストに投函。
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中身がカラッポの手紙を投函するのは、これが初めてです。

「左」と書いた封筒を左側へ。
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無事に家に届きますように、パンパン。

そして2日後・・・。
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2通とも、同時に届きました!
配達時間に差はないようです(そりゃそうか)。

で、注目の消印は・・・。
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やはり、両方とも同じでした。orz

結論:羽田空港国際線3F出発階に設置されている2台の郵便ポストは、両方とも同じ仕様である




羽田空港国際線・訪日外国人向けの秘密兵器その1 「クラウド通訳さん」

2016/07/04
とある夜の羽田空港国際線・到着ロビー(2F)の観光案内所にて。
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時刻は19時30分ごろ。
出国口を出てすぐ右側にある、東京メトロのカウンターです。
外国人用のお得なチケットを求めて、海外から到着したばかりの訪日客が沢山集まっています。
スタッフーの方も、英語が通じない中国人の対応で、ややこじれている様子。

注目は、白いシャツのスタッフーの男性が使っているタブレットです。
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タブレット画面には、別の場所でスタンバっている通訳さんが映っています。
お客さんの中国語を、画面の通訳さんに翻訳してもらって、やりとりをしているようです。
つまり、通訳さんを交えたテレビ電話会議。
これは、なかなか画期的なシステムです。

<会話例>
中国人客「&!%%&”!v?」
画面の通訳 「新橋に行きたいとおっしゃてます」
スタッフー「じゃあ、モノレール経由のほうが良いとお伝えください」
画面の通訳 「&%$&%!#(中国語)」

音声だけではなくて、画面で相手の表情を見てお話しできる、というのも話し易さに一役買っています。

そういえば、最近の2F到着階中央に移転した案内カウンターにも・・・。
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机の上の中央部をよく見ると・・・。

カメラつきのタブレット端末がいます。
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こちらはまだ稼働しているところを見たことがありません。
たぶん、先ほどと同じように「クラウド通訳さん」が使える仕組みと思われます?

※2015/7/6追記:手話通訳システムとのこと

レンタカーのカウンターにも同様なタブレットがありました。
でも美男美女の案内スタッフーの皆さんの語学スキルだけで、大半のご相談は解決してしまう様子。

ともあれ、外国人ビジター客向けに、ここまでのサービスを準備している空港は、世界でもまだ殆どないと思われます。
こういう実用的で先進的なサービスが話題になれば、さらに空港のランキングも上がってくるかも知れませんね。




羽田空港国際線の七夕とTEDx Haneda 2016の編

2016/07/02
先週の日曜に、国際線ターミナル4F江戸小路を彩っていた紫陽花は撤去されて・・・
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来場者の方々にプレゼントされました。
あっという間に品切れ。

早速、七夕の笹が設置されました。
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もう1年の半分が終わってしまいましたねえ。

願い事の筆記用デスクも設置されました。
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皆で短冊に願い事を書きましょう。
短冊は、国宝仙台大崎八幡宮に奉納されるのだとか。

で、笹が設置されてから、1週間後。
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願い事の短冊がたわわに実りました。
日本語のみならず、中国語、英語、ハングル語など各国の願い事がしたためられています。
織姫・彦星様におかれましては、各国語を解釈せねばならず大変です。

展望デッキのある5Fにも笹の葉が登場。
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こちらにも、沢山の願い事が書かれています。

7/2(土)は、それに加えて「TEDx Haneda2016」イベントが開催されていました。
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「TED」は、世界的に有名な英語のプレゼン・イベントです。
英語のリスニング・スピーキングのお勉強に使っている方も多いのだとか。
詳細は公式サイトへ。

そのTEDが、2016/7/2の羽田空港国際線の「TIAT SKY HALL」で開催されました。
2016JUN_011_S9
会場に入れるのは、招待券を持った方のみ。
中の様子を伺っていると、ブロックされます。
ぐすん。

でも、5Fにライブ・ビューイング会場が設置されていました。
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会場の中の様子が生中継されており、無料で鑑賞可能。
ごろ寝ソファも設置されていて、自由な感じです。
日本語字幕がないので、半分ぐらい意味が分かりませんでしたが・・・。

お祭り広場にも、スクリーン設置。
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しかしスクリーンに直射日光が当たってしまい、映像がよく見えない・・・。

こちらが、今流行りのVR(Virtual Reality, 仮想現実)コーナー。
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ゴーグルを装着すると、TED会場舞台の袖にいるロボットのカメラ視点からの映像が3Dで映し出される、というもの。
慶応大学の学生さんにご説明頂き、実際に体験させてもらいました。
首を上下左右に動かすと、現場にいるロボットの首も連動して動くので、あたかも会場にいるかのような体験ができます。
ただし、ネット経由で映像を伝送するため、遅延があるのがやや違和感。
でも臨場感があって、おおっ!という感じは体験できます。
最近色々なVRが流行ってますねえ。

このTEDイベントは7/2(土)のみの開催。
七夕イベントは7/7(木)まで
七夕の気分を味わいたい方は、24時間涼しくて快適な羽田空港国際線へどうぞ。

ちなみに、去年(2015年)の七夕の様子はこちら。
2015年7月の羽田空港いろいろ




羽田空港国際線5Fに「驚安の殿堂」がやってきたの編

2016/06/26
開店おめでとうございます。
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羽田空港国際線に、初のドンキホーテ「ソラドンキ」が2016/6/24(金)にオープンしました。
「マツモトキヨシ」「ラオックス」「ビックカメラ」に続く、いわゆる「インバウンド銘柄」の羽田空港進出です。

場所は、展望デッキのある国際線5Fの下記の黄色で囲った部分。
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プラネタリウム(12番)に向かう途中の両側の区画で、以前は別の物販店だった場所です。
ここ数か月の間、空きスペースになっていました。

プラネタリウムに向かって、右側にレジがあります。
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スペースはかなり狭いです。
こんなスモールなドンキホーテは見たことがないです。

飛行機がいるのが、いかにも空港な雰囲気を醸し出しています。
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機材はボーイング747。
店内には、お菓子類・日用品・電源変換プラグ・医薬品などなどが所狭しと陳列されています。

店頭には、目玉商品を陳列。
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アイスモナカ100円、日焼け止めスプレー298円、歯磨きセット198円など(税別)。
旅行者にウレシイ品々がお安く手に入ります。
品物によっては、コンビニよりもお安く手に入れることができます。

反対側の区画は・・・・。
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日本の色々なお菓子や駄菓子が、こちらも所狭しと積み上げられています。
展望デッキの日本人見学客や、出発前の中国人などで、それなりに賑わっていました。
店員さんは英語はもちろん、中国語も対応可能。

免税店なので、訪日外国人な方は5000円以上お買い上げの場合に消費税が免除されます。
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いいな~。
中国人の方が、買い物カゴが山盛りになるまで商品を購入しているのは、この5000円超えを狙っているのでしょう。
ただし、

  • 「消費財」と「耐久財」は別カテゴリとしてカウント。合算は不可。
  • 同じお店で5000円以上購入した場合のみ免税。他店との合算は不可。

など、いろいろ細かいルールがあるようです。

一方、こちらは同じく5Fにある電子看板。
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ターミナル内のお店の場所や営業時間の情報が掲載されています。

でもこのソラドンキ、2日前にできたばかりだから、まだ掲載されていないんじゃないの?
(¬_¬) ←疑い深い人

そんなことは、ありません。
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しっかりと掲載されていました。
さすが、抜かりはないですね。
このソラドンキの営業時間は9:00から22:00とのこと。
ただ、イギリスのEU離脱決定でこの先どうなることやらですが。
ともあれ空港利用者様におかれましては、出発前の日用品の買い出しや、外国の方へのお土産購入に、ぜひどうぞ。




今が見ごろ?羽田国際線就航全38社のモデルプレーンがついに勢揃いの編

2016/06/19
ついにコンプリートしました。
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最後の1社、中国南方航空(CZ)のエアバスA330-200型機のモデルプレーン登場です。

ここは、羽田空港国際線5F「AIRLINE & AIRPLANE」コーナー。
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これで羽田国際線就航中(コードシェア便除く)の航空会社・全38社のモデルプレーンが全て揃いました。
うーん、壮観です。

かなりの過密状態となりました。
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ここに沢山の飛行機がある、ということは、それだけ日本を取り巻く航空業界が潤っているということ。
この展示は、単にマニヤな展示なだけではなく、世界経済の鏡でもあるわけです。

ちなみに、約2年前にこのコーナーが出来たばかりの頃は、こんな感じでした。
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当時は20社前後だったため、十分に余裕があり、スキスキスーでした。
ここ2年で、就航会社数がほぼ倍増したことになります。

今後は・・・。
今年の秋から羽田国際線の「米国枠」の運用が始まるものの、すでにAAもULもDLもHAも就航中ですので、新規の航空会社の就航にはならなさそうです。
また、今後の政治・経済の動向によっては、就航会社の数が減少する可能性もあります。
その場合、このコーナーに展示されている飛行機の数も減っていくことになるのだろうか。
撤去されたモデルプレーンは、「空の日」イベントでオークションにかけられる(想像)。
そうなると、ちょっとシュールな展示になるかも、ですね・・・。