2018/03/20
春分の日の前日の夜のこと。
2018年3月1日より運航を再開したキャセイドラゴン羽田発香港行きKA391便(2018/3/25からはKA397便)に搭乗する機会がありました。
その際に、羽田空港国際線の本館側TIATラウンジを初めて利用することができましたので、そのレポートです(やや長いです)。
自動チェックイン機で搭乗券を発券して保安エリアに入り(機内預け荷物はナシ)、出発日前日の夜10時ごろから翌朝の5時半ごろまでの徹夜滞在に挑戦してみました。
羽田発のキャセイドラゴン便が深夜発から早朝発に変更。指定ラウンジがTIATラウンジに
以前の羽田発キャセイドラゴン便は深夜0時~1時台発でしたが、2017/10/29~2018/2/28まで運休となっていました。
2018年3月から運航を再開したものの、何故か羽田6:25AM発(3/25からは6:35AM発)に変更。
それに伴って、指定ラウンジがキャセイラウンジからTIATラウンジに変更となりました。
3:00から6:30ぐらいの時間にキャセイラウンジを開けるわけにはいかなかった、ということなのでしょう。
そのため、キャセイラウンジの営業時間は・・・。
7:30~17:00の昼間時間帯のみの営業となりました。
ゴージャスなキャセイラウンジが使えなくなったのは残念ではありますが、その代わり、まだ一度も入ったことがない「本館側TIATラウンジ」に入れる!ということで、一人でワクワク。
この「TIATラウンジ」の場所はこちら。
国際線ターミナルの凸型に出っ張った部分の先端にあり、眺めが良さそうです。
この「TIATラウンジ」は、デルタ航空などのスカイチームな航空会社の一部や、中華系の航空会社のラウンジなので、ANAのSFC会員とJALのJGC会員を兼務している私でも入れないラウンジでなのでした。
それが、今回のキャセイドラゴンの指定ラウンジ変更により、JGC会員でもキャセイドラゴン便に乗るときはTIATラウンジを利用可能になった、というわけです。
羽田空港国際線は、SFC会員よりJGC会員のほうが色々なラウンジに入れますね・・・。
TIATラウンジ(本館)は中央出国審査場の先のエスカレータを上がった先に
では、いよいよTIATラウンジに突撃。
保安エリア中央のエスカレータを上がった先に「TIAT LOUNGE」があります。
こちらがその入口。
左側のカウンターにて、ラウンジのインビテーションを提出して受付を済ませます。
24時間営業なので、朝まで滞在可能なのがウレシイところ。
受付で再入場カードを貰えば、一時退室して再入場も可能です。
スタッフー「ご利用ありがとうございます。こちら(前方)へどうぞ」
この右側の「SKY LOUNGE」には何度か入ったことがあります。
ついに「直進」したところにある「TIAT LOUNGE」への進入が許可されたのでした。
そんなに広くはないが、人が少なくて快適な穴場ラウンジ
その、本館側TIATラウンジ内部の様子がこちら。
シ~ン・・・。
夜10時半ごろに入ったところ、お客さんは数人のみで静まり返っていました。
それもそのはずで・・・。
このラウンジを使っている航空会社で、深夜便を運航しているのは、
という、ややマイナーな航空会社のみ。
中華系の航空会社は、夜2時台の出発の便が多いので、夜10時半ごろはまだ空いているというわけです。
私のように、荷物は機内持ち込みのみで、自動チェックイン機で搭乗券を発券して、出発8時間前にやってくる物好きな客は稀なのでしょう・・・。
この時間のANAラウンジは激混みなのに、人の少ない静かな空間で優雅に時間を過ごせるという穴場のラウンジなのでした。
夕食は「特製牛丼」「野菜カレー」など地味に充実
まだ晩御飯を食べてないので、ハラヘッタ。
まずはお食事コーナーで腹ごしらえ。
ANAやJALほどの豪華さはないものの、お食事類は充実しています。
上段に枝豆、焼きそば、唐揚げ。
下段には「ごろごろ野菜バジル風味」にパンが2種類。
右上に「久慈ファームのこだわりキッシュ」があり。
ラップにくるまれた巻き寿司2種類、稲荷寿司が並びます。
銀色のホットミールは何かというと・・・
「特製牛丼」とのこと。
お~、牛丼はANAやJALのラウンジにも無かったので、これは是非ゲットしなければ。
ご飯は、こちらの炊飯ジャーの中に。
左の2つの円筒形は、オニオンスープとカレーです。
カレーは「香味野菜のカレー」。
これも是非試してみなければ。
食べたいものが沢山ありすぎて、食べ過ぎてしまいそうだ・・・。
飲み物コーナーも充実。
ANAやJALのラウンジにもある「生ビール自動注入器」があり。
銘柄はアサヒスーパードライでした。
冷蔵庫の中に、生ビール専用のグラスが冷却されています。
冷たいミルクやアイスコーヒーも冷えていました。
その他酒類も充実。
出た!「純米吟醸羽田」。
別館側の「TIAT LOUNGE ANNEX」にもありましたね。
ウイスキーもあるので、ハイボールも自作可能です。
その他、ウォーターサーバーや・・・。
ソフトドリンク各種、ホットコーヒーももちろんあります。
それでは、遅めの晩御飯を頂きまーす。
牛丼はつゆだくな感じで美味しゅうございました。
ラップにくるまれた巻き寿司(カリフォルニアロール)はまあまあ。
焼きそばは冷えていましたが、濃厚なソース味が美味。
温野菜類も柔らかくて良かったです。
続いて「香味野菜のカレー」とオニオンスープ。
カレーは、甘口で、やや野菜の酸味があり。
お肉の含有量は少な目でしたが、ヘルシーな感じで美味でした。
オニオンスープも普通に美味しいです。
右奥にあるデザートは「チーズムース」。
甘すぎず美味しゅうございました。
ラウンジ内各席には充電コンセント完備
一通りお腹を満たしたあとは、ラウンジ内を激しく物色。
ビートたけし師匠の「反撃」がありました。
「SKY LOUNGE」にも置いてあったやつです。
窓際には、コンセント付きのカウンター席があり。
その内側のソファは外の景色が見えるように配置されています。
ANAやJALのラウンジほどの広さはないものの、お隣の「SKY LOUNGE」のような窮屈感はなく、ゆっくりと寛げます。
窓の外には・・・。
色とりどりの航空灯火の夜景が広がっていて、ろまんちっくな雰囲気となっています。
駐機場に飛び出た部分にあるものの、屋根が邪魔で近くの飛行機は良く見えません。
一つ上の展望デッキのほうが飛行機は見やすいです。
各席にはコンセントがあり。
ソファ席には、サイドテーブルにコンセントが備え付けてあります。
丸テーブルの端っこにも・・・。
コンセントがあり!
コンセント配備への異常なまでの執念が感じられます。
シャワー室は3室あり
TIATラウンジの見取り図によると・・・。
シャワー室3室に着替え部屋が1室あるようです。
受付にてシャワーを使いたい旨を申し出ると・・・。
スタッフーの女性がシャワー室まで案内してくれます。
お背中を流してくれるサービスはありません(って前にも使ったネタ)。
お客さんが少ないので、すぐに案内して頂けました。
では1号室に入室。
内部は結構広く、30リットルのスーツケースも余裕で広げられました。
椅子はありませんので、立ちっぱなしになるのがやや残念なところ。
靴置きがあり。
靴を脱いで、この箱に入れてくださいとのこと。
土足禁止なのは日本ならではですねえ。
脱いだ服を入れておくカゴもあり。
服のみならず、スマホなどもここに入れるなどして、忘れ物しないように気を付けましょう。
こちらがシャワーブースの入口。
足ふきタオル、バスタオル、ハンドタオルなど完備。
必要なものは一通り揃っています。
シャワーのお湯の出具合は全く問題なし。
ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー3兄弟も完備。
水回りの強さにかけては、日本のラウンジが世界トップクラスです。
ドライヤーは、パナソニック製のイオニティEH-NE26。
日本のラウンジで、パナソニック以外のドライヤーを見たことがないような・・・。
アメニティ類。
歯ブラシセット、ヘアブラシ、綿棒、ティッシュなど。
最低限のものは揃っていました。
歯ブラシセットを頂いて、後で寝る前に歯磨きしました。
シャワーを浴びてサッパリした後は・・・。
唐揚げ、焼きそばなどのおつまみ類と共に、スーパードライで乾杯!
いやー極上のひと時です。
本館側TIATラウンジは24時間営業で深夜滞在可能
夜12時を過ぎると、夜2時台の深夜便のお客さんで少しだけ賑わいましたが・・・
夜2時を過ぎると誰もいなくなりました。
さびしー。
お食事コーナーも片づけるとのことなので・・・
夜食用にお茶とスナック類をゲットしておきました。
ラウンジの端っこには・・・。
どこかで見たことがあるような囲いに囲まれたエリアが2つだけあり。
ここで寝られるかな?
リクライニングチェアかと思いきや・・・。
普通のソファでした。
単に仕切られているだけの空間でした。
プライベートな空間が欲しい方はどうぞ。
数種類あるソファの中で、一番寝やすかったのがコレ。
横にはなれませんが、このソファが一番柔らかくて寝心地が良かったです。
夜3時を過ぎると、掃除のおじさんがやってきて、ラウンジ内の清掃が始まりました。
ラウンジが静かになるのは、深夜清掃が終わる3時半ごろから4時半ごろまでの1時間少々。
小一時間ほど目をつぶり、浅く睡眠するつもりが、やはりほとんど寝られませんでした。
うう、眠い・・・。
照明も明るいままなので、横になって寝たい方は、ラウンジの外の椅子かリクライニングチェアで寝たほうがよいでしょう。
朝6時台の羽田空港国際線・出発後エリアをウロウロするの編2017
なお、本館側TIATラウンジは24時間空いていますが、別館側のTIAT LOUNGE ANNEXは、7:00~25:00の営業とのことですのでご注意ください。
朝4時ごろに朝ごはん登場
朝4時を過ぎると、同じキャセイドラゴン便に乗ると思われるお客さんが少しずつ増え始めました。
お食事コーナーを再び偵察。
朝ごはんのラインナップに変わっていました。
ホットミールはソーセージとハッシュドポテト。
卵焼きもあります。
パン類も色々あり。
我が国ならではの「筑前煮」もありました。
朝メニューにカレーはないようです。
では各品少しずつ取ってきて、頂きます。
筑前煮は味が良く染みていて美味しゅうございました。
ハッシュドポテト、ソーセージも安定した美味しさ。
でも飯食ったら、余計に眠いー。
朝5時を過ぎると・・・。
お客さんがかなり増えてきました。
羽田空港国際線の長い一日のはじまりです。
この後はKA391便の搭乗開始時刻となり、ラウンジを後にしました。
まとめ
以下、本館側TIATラウンジの感想などまとめ。
- 思ったより広くはなかったけど、人が少なくてのんびりできる
- シャワー室もあり。人が少なくてすぐに使えたのが良かった。
- ANAやJALのラウンジほど豪華ではないけど、美味しいラウンジ食にありつける
- 生ビールサーバーの他、純米吟醸「羽田」など酒類も豊富
- 深夜滞在は可能だが、横になりたい場合は、ラウンジの外の椅子かリクライニングチェアへ。
キャセイドラゴンの羽田発早朝便(KA397)ご利用の方のご参考になればと思います。
羽田空港内のその他のラウンジのレポートはこちら。
羽田空港のラウンジ体験記事の一覧