羽田空港国際線・端っこのお店のその後の編

2016/07/16
今年の4月に羽田空港国際線の端っこに出来たお店の様子を、密かに経過観察するコーナーです。

ラーメンフードコート「品達羽田」

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こちらは出発階3Fの京急駅付近に、2016年4月にオープンしたラーメン・フードコート「品達羽田」。
中には3店のラーメン店舗が絶賛出店中です。

以前の記事でご紹介したように・・・。
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国際線の出発階3Fの端っこに位置しています。

モノレールや京急でやって来た多くのお客さんは、赤い矢印の導線に沿って移動するので・・・。
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導線から外れている「品達羽田」は、お客さんを集めるのが難しい場所にあります。
逆に言うと「江戸小路」のレストランが混雑していても空いている「穴場」でもあるわけです。

店頭では、中国語・英語の音声でお客さんを呼び込むために、秘密兵器「ラジカセ」を投入。
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お店の前を通りかかった外国人客を、少しでも振り向かせようとする作戦。
いろいろ考えますねえ。

開店から3カ月経過して、スーツケースを持ったお客さんが若干増えてきた印象。
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LINE@のアカウントも開設。
口コミやSNSなどで存在が少しずつ広まってきているようです。
LINEは中国本土では見れないので、WeChat(微信)のアカウントも作ったほうがよいかも、ですが。

Airビックカメラ

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こちらは、「品達羽田」とほぼ同時期に到着階2Fに登場した「Airビックカメラ」。

以前の記事でご紹介したように・・・。
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このお店も到着階2Fの端っこに位置しています。

海外から到着したお客さんの多くは、赤い導線に沿って移動して京急やモノレールに乗っていくので・・・。
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導線から外れている「Airビックカメラ」も、お客さんを集めるのが難しい場所にあります。

そんな場所的なハンデを克服すべく・・・。
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4F江戸小路には、広告用ディスプレイを2台も設置。
これから海外に出発するお客さんを、何とか2階に招こうとしています。

こちらは、JALの香港発羽田行きの便に乗ったときに、機内で配っていたビックカメラのチラシ。
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JAL便に乗ったお客様限定の12%ポイント還元サービス、とのこと(2016/5/5当時)。
あのJAL様とも結託して、盛んに営業活動している模様。

その甲斐もあってか?お昼頃のAirビックカメラは結構賑わっていました。
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そのほとんどが中国人旅客の模様。
お昼頃は、中国・台湾・香港からの到着便が集中する時間。
トイレに行く途中に、ついついお店に引き込まれるお客さんが多いようです。
日用品を大量に買い込んで、再び出発階に上って出国していく方々もいました。

お店側も、棚の向きを変えて、外から店内の様子をよく見えるようにしたりと、地味に工夫しています。
あとは、店頭でお菓子や割引クーポンを配ったり。
その結果、以前よりもお店に吸い込まれる人の割合が増えた印象。
うーん、さすがプロですね。

というわけで、今年4月にオープンした2つの「端っこのお店」のその後、でした。
開店当時は閑古鳥だった両店とも、少しずつお客さんを増やしつつあるように見えました。
今後の動向に要注目です。