「国際線」タグアーカイブ

羽田空港国際線・キャセイのボーイング747-400型機ラストフライトの編

2016/10/01
今朝の羽田空港国際線の展望デッキは、何やら人が沢山。
HND_2016OCT_035_R1
小雨がパラついているのにも関わらず、多くの航空ファンの姿が見られました。

羽田空港国際線の公式Facebookページ様の情報によると、この日の香港行きCX543便をもって、キャセイのボーイング747が羽田-香港便から退役するとのこと。
その情報を聞きつけた皆さまが、キャセイのボーイング747の最後の出発を待っている、というわけです。
それにしても、この手の情報の集客力はすごいですね・・・。

CX543便香港行きの搭乗ゲートは142番。
HKG_Time
サテライトの向こう側なので、駐機している姿を国際線の展望デッキからは見えないのが残念。
この日は北風運用なので、出発後国際線ターミナルの前を通ってD滑走路に向かうものと思われます。
その瞬間をカメラに収めようというわけです。

定刻どおりCX543は出発し、10:40AMごろ・・・。
HND_2016OCT_063_R1
国際線サテライトの端っこから、ヌッと顔を出しました。
・・・と同時に小雨が止んで撮影しやすいお天気になりました。

ラスト・フライトのボーイング747-400は、登録記号「B-HUJ」。
HND_2016OCT_072_R1
機体の前部分のみ2階建てになっている特徴的な形状の、いわゆる「ジャンボ・ジェット」。
多くの人々の心に残っている機体です。
しかし最近は機体の旧式化により、多くの航空会社でより燃費の良い新機種への交代が進んでいるという絶滅危惧種となっております。
キャセイのボーイング747はこれで退役となりますが、ルフトハンザのB747-8やカンタス航空のB747-400は、まだ引き続き羽田便を運航しています。

私も去年、キャセイの香港→羽田 CX542便を利用した際に、同型機に1度だけ乗ったことがあります。
内装は思ったよりも新しい感じだったので、退役させてしまうのは勿体ない感じがしますが。
思い出の機体がいなくなるのは寂しいですが、次の新しい機材にも乗ってみたいところです。

多くのギャラリーに見送られながら・・・。
image
ゆっくりと誘導路を進んで、D滑走路へと向かいます。

11:00AM。
image
はるか彼方のD滑走路(RWY05)にて離陸準備完了。

そして離陸。
image
曇り空の東京湾上空へと消えていきました。
多くのギャラリーの皆さまも、機体が見えなくなるまで見送っていました。

そして明日から代わりに運用される機材は・・・。
HND_2016OCT_096_R1
こちらのボーイング777-300ER。
国際線ターミナル5Fにあるモデルプレーン展示コーナーの機体も、既に777-300ERに交代済です。

というわけで、もう乗ることは出来ないキャセイのボーイング747の、過去の搭乗体験記はこちらをどうぞ。
香港マカオ旅2015/10 香港発羽田行き・キャセイパシフィック航空CX542便エコノミークラス搭乗記

羽田空港国際線・なぜかエアバス推し?の展望デッキの編

2016/09/25
今回は羽田空港国際線の展望デッキに関する細かい話題で。
HND_2016SEP_008_R8
9月に入ってから、涼しくなってきた展望デッキ。

今年3月に彗星の如く設置された、就航各社の尾翼の電子案内板に変化がありました。
HND_2016SEP_007_R8
黄色い円内の部分です。

今まで空白だったところに・・・。
display_before_after
なにやら飛行機の写真が登場。
ここって機体の写真を貼るところだったんですね・・・。

液晶モニタではなく、普通に写真が貼ってある感じです。
HND_2016SEP_038_R2
エアバスA320-Neo。
まだ羽田国際線には就航していない次世代の小型機です。

別の案内板には・・・。
HND_2016SEP_044_R2
エアバスA350-XWB。
最近JALが購入を決めた中型機ですが、これもまだ羽田には就航していません。
これから導入される新型機の解説コーナー、ということなのかな・・・。

と、思ったら・・・。
HND_2016SEP_041_R2
こちらは普通のエアバスA320。
ピーチや香港エクスプレスなど、多くの航空会社で運用されている現役バリバリの小型機です。

展望デッキ中央の案内板には総2階建ての大型機A380。
HND_2016SEP_047_R2
これも現在は羽田には就航していません。
現在の国際線ターミナルが開港する前に、ボーディングブリッジのフィッティングテストのために飛来したことがありますが。

何故かボーイング社の機体は1つもなく、すべてエアバス社の機体の写真でした。
エアバス社のPRコーナーということなのかな?
あまり深く考えないようにします・・・。

ちなみに、展望デッキ近くにある就航各社の機体模型の展示コーナーでは。
HND_2016SEP_067_R7
羽田国際線就航中の全39社中、38社の機体の模型を展示中。
9/17現在、2016年8月に新規就航したばかりの「山東航空」は、まだありませんでした(取り寄せ中?)。
再び全社揃うのを、楽しみに待つことにしましょう。

羽田空港国際線・秋の味覚「新さんまの塩焼き」登場の編2016

2016/09/23
羽田空港国際線4Fの「はねだ日本橋」登り口近くにある「和カフェ・羽田食堂」
HND_2016SEP_018_R9
最近は、密かに「焼き魚定食」を始めたりして、出発前の日本人客の心をガッチリと掴んでいます。

そんな羽田食堂に「秋の味覚」登場。
HND_2016SEP_017_R9
「新・秋刀魚の塩焼き」定食 1180円。
やっぱり、秋はニュー・サンマですよねえ。
ただし最近はサンマの漁獲量が減っていて、お値段が高騰しているのだとか・・・。

これ以上お値段が上がらないうちに、頂いておくことにします。
HND_2016SEP_011_R8
ご飯と味噌汁とお新香つき。
おお~さすが、サンマは脂が乗っていてウマいです。
サッパリ大根おろしとの相性も抜群で、ゴハンが進みます。
「日本の秋」を感じられます。

ちなみにこの週末(9/24)の羽田空港では・・・。
HND_2016SEP_011_R9
「空の日」の各種お楽しみイベントを実施、とのこと。
イベントついでにサンマを食べに、羽田空港国際線へどーぞ。
東京ビックサイトのツーリズムEXPO(旅行博)も行きたい・・・。

<お知らせ>
本ブログタイトル横の検索窓にてブログ内を検索後、表示されたブログタイトルをクリックした際に「ページは機能していません」と表示されていた不具合(再読み込みで表示できる)を修正しました (9/23)。

羽田空港国際線・Lカウンターの表示板改修工事完成の編

2016/09/18
前回の記事でもご紹介した、羽田空港国際線の出発階3Fのカウンターで行われている謎改修工事。
HND_2016SEP_014_R9
JALのF,Gカウンターにも足場が組まれて、元々あった案内板が取り外された模様です。

そして一番先行して工事が進んでいた「Lカウンター」の改修工事が完了した模様。
HND_2016SEP_007_R9
アルファベット「L」の下に、液晶モニタが2台備え付けられました。
なるほどー。
きっとここに、現在搭乗手続き中の航空会社のロゴを表示するに違いない。
確かに、これならどのカウンターでどの航空会社のチェックインが行われているかが分かりやすいです。
ただ、まだソフトの準備が整っていないのか、搭乗手続きが始まっても「TIAT」のロゴが表示されたままの状態でした。
今後の本格稼働が楽しみです。

羽田空港国際線・一足早い紅葉と、謎の改修作業が始まるの編2016

2016/09/10
お~、もう紅葉ですか。
HND_2016SEP_052_R7
今年も一足早く、羽田空港国際線に「紅葉」の季節がやってきました。

売店の軒先にも、紅葉(造花)がびっしりです。
HND_2016SEP_051_R7
秋めいてきましたねえ。

「お好み横丁」も紅葉。
HND_2016SEP_053_R7
天窓から差し込む日光に照らされて、色鮮やかに浮かび上がっていました。

造花ではありますが・・・。
HND_2016SEP_056_R7
細部まで細かく作りこまれています。

「はねだ日本橋」の両脇も。
HND_2016SEP_057_R7
昨年と同様、鮮やかな赤色で彩られました。

5Fのお祭り広場にも、しっかりと設置。
HND_2016SEP_066_R7
去年の紅葉とほぼ同様な感じの装飾となっています。

昨年(2015年)の国際線の紅葉の様子はこちら
羽田空港国際線の紅葉とワールドオープンけん玉フェスタ2015の編

***

その一方、国際線3Fの出発ロビーでは・・・。

ムムッ!(久しぶりに川平慈英風に)
HND_2016SEP_042_R7
チェックイン・カウンターのアルファベット表示板の周囲に、櫓が組まれています。
謎の改修工事。
何事かありけん?

全てのカウンターの表示板に櫓が組まれ始めています。
HND_2016SEP_048_R7
中でも一番奥の「Lカウンター」が一番工事が進んでいるっぽいです。

その「Lカウンター」の様子を見てみます。
HND_2016SEP_045_R7
逆光で映りがよくないですが、

  • アルファベットの背景が白色から薄い緑色に変更
  • アルファベットの下に液晶モニタ設置?

・・・的な改修が行われている模様。
何かもっと、インテリジェントな表示ができるようになるのでしょうかねえ。

ちなみに、お客さんの少ない深夜になると・・・。
HND_2016SEP_160_R5
高所作業車が登場して、本格的な作業が行われているようです。
一体どんな感じに出来上がるのか、気になって夜も眠れないほどではないですが(冷静)、完成を楽しみに待つことにしましょう。

羽田空港国際線・山東航空がいつの間にか済南-羽田・深夜便を就航させていたの編

2016/09/03
とある夜の羽田空港国際線・展望デッキにて・・・。
HND_2016SEP_040_R2
エッ?山東航空?

これは国際線の展望デッキに設置されている電子案内板の表示。
HND_2016SEP_039_R2
羽田の国際線に定期便(コードシェア便を除く)を就航させている全航空会社の尾翼のマークが展示されています。
今まで全38社だったのが、知らない間に山東航空が追加されて39社に増えていました。
うう~しまった、最近チェックを怠っていたので、1社増えていることに気が付かなかった・・・。

羽田空港国際線の公式サイトの「月間フライトスケジュール」によると、山東航空(SC)のダイヤは以下とのこと (2016/8/19羽田着から就航)。

  • SC8887 済南23:45 → 羽田 3:00 (水金土)
  • SC8888 羽田4:30 → 済南7:20 (水金土)

週3便のみの運航ですが、羽田早朝4:30発という、これまたスゴいダイヤです。
でも、現状の羽田はこの時間帯しか発着枠に空きが無いので仕方がありません。
一体、どういうお客さんが利用するのだろうか・・・。

その前に、そもそも「済南」ってドコなの?韓国?という方は、こちら。
済南
いいえ、済南(ジーナン Jinan)は中国山東省西部(J)にある、山東省の省都です。
人口は約680万人。
チンタオビールで有名な青島と同じ山東省内にあります。
済南からは、山東航空が関西空港にも定期便を運航しています(2016/09時点)。

***

というわけで。
山東航空の就航の様子を観察すべく、金曜夜の会社帰りの終電で、羽田空港国際線ターミナルへやってきました。
(飛行機に乗る訳ではなくて、見るだけ)
HND_2016SEP_021_R2
深夜0:20ごろの出発ロビー。
すでに深夜時間帯の出発のピークは過ぎています。
しかし、早朝出発便や始発電車を待つ夜明かしの人々で一杯です。

まずは、4F「羽田食堂」にて・・・。
HND_2016SEP_065_R2
ジンジャーハイボール(550円)と、深夜メニュー・鮭おにぎり(180円)で、搭乗手続き開始を待ちます。

出発時刻4:30に対して、2時間20分前の深夜2:10ごろ。
HND_2016SEP_015_R5
「ピーンポーンパーンポーン♪」
日本語と英語のアナウンスと共に、SC8888便のチェックインが開始されました。
中国語アナウンスは無かったけど、ダイジョブかな?
この日は、出発ロビー端っこの「Aカウンター」を使用。
お客さんは、お金持ちそうな中国人が多く、普通な感じです。
以前の海南航空のときのような殺伐とした雰囲気はありません。
お客さんの数は少ない模様。

キャビンは2クラス構成の模様。
HND_2016SEP_012_R5
こちらは上級のファーストクラス「头等舱(頭等艙)」。
利用者は数名。

エコノミークラス「经济舱(経済艙)」はこちら。
HND_2016SEP_011_R5
あっ、「エコノミークラス」ではなくて「ツーリストクラス」なんですね。
これは失礼・・・。

眠い目をこすりながら、出発案内板をチェック。
image
かなり深夜便の便数が増えてきましたね・・・。
文字通りの24時間空港になってきました。
で、山東航空の使用スポットは111番スポットとのこと。
本館の真ん中なので、いい機体の写真が撮れそうです。

2:56AM。
HND_2016SEP_029_R5
A滑走路(34L)に山東航空SC8887便が着陸。
この便が折り返し、済南行きのSC8888便になります。

静まり返った丑三つ時の国際線111番スポットに到着。
HND_2016SEP_059_R5
機材はボーイング737-800(B-5543)。
機体の「SDA」の文字は、ShanDong(山東) Air の略と思われます。
この時間帯は発着便が少ないので、イミグレに近い良いスポットを使い放題。

3:30AMごろの到着ロビーに、済南からのお客さんが到着。
HND_2016SEP_072_R5
ようこそいらっしゃいました。 歓迎光臨。
お客さんの大半は、団体ツアー客だったご様子。
あらかじめチャーターしていた観光バスに乗って移動して行かれました。
この時間は公共交通手段が動いていないので、個人旅行だと始発まで待つしかないですからね・・・。

そして、4:15AMごろ。
HND_2016SEP_092_R5
定刻よりも15分前倒しで、SC8888便済南行きが出発。
お客さんが少なく、早めに全員が搭乗できたようです。
縁起の良い数字「8」が並んだ、まさに「福のフライト」SC8888便は、D滑走路(RWY05)から離陸していきました。
果たして、中華系航空会社の羽田深夜便就航はいつまで続くのか、今後の動向に注目です。

羽田空港国際線「ロイヤルパークホテル・ザ羽田」の併設レストランでも充電可能だったの編

2016/09/02
羽田空港国際線ターミナル併設のホテル「ロイヤルパークホテル・ザ羽田」。
HND_AUG_006_R6
そのホテル内に「TAIL WIND」というオシャレなレストランがあります。

お昼の時間帯(11:00~15:00)は・・・。
HND_AUG_007_R6
「エアライン・ランチ 1500円」をやっています。
以前はデザートは別で1000円だった(+200円でデザート追加可能)のですが、最近はデザート付きで1500円になりました。
うーん、実質値上げか・・・?

1000円だった頃のレポートはこちら。
ロイヤルパークホテル・ザ羽田のお得な「エアラインランチ」を体験してみたの編
羽田空港国際線・ロイヤルパークホテル・ザ羽田のエアラインランチがさらにお得に

ただし、上記とは別に、空港従業員様専用の「スタッフ・ランチ」は、引き続き1000円で提供されています。
いいな~。
そもそも昼間は国際線の発着便数は少ない上に、このレストランはターミナルの端っこにあるので、一般旅客よりも空港関係者を狙ったビジネスを展開しているわけです。

最近はその評判が口コミで広がったのか、昼間はランチのお客さんで大変賑わうようになりました。
HND_AUG_017_R6
だから最近は、強気の価格設定になったものと思われます。
空港関係者の方も多いですが、お金持ちそうなマダム達?の姿もチラホラあり。

さて今回、このレストランにやってきた目的の一つは・・・。
HND_AUG_001_R6
中央にある、この円形のカウンター席です。

実はこのカウンター席、電源コンセントが装備されています。
HND_AUG_012_R6
今まで気が付かなかった・・・。
テーブル席にはコンセントは無かったので、このレストランには充電ポイントは無いの思い込んでいたのでした。

でもちょっと、なんとなくここでパソコンを広げるのは気が引けます・・・。
HND_AUG_018_R6
スマホ充電ぐらいなら、問題ない雰囲気です。
あくまでも雰囲気、ですが。

コンセントを確認した後は、1500円ランチに生まれ変わったエアライン・ランチをチェック。
まずはセットの紅茶。
HND_AUG_015_R6
開業当初は+100円でオプションだった「コーヒーor紅茶」は、2015年1月からランチセットに無料で組み込まれました。
1500円ランチになった今も、もちろん無料でついてきます。
なおかつ、「お代わり」も可能なのがウレシイです。

本日は「洋食」の「鶏肉の唐揚げおろしポン酢定食」を選択。
HND_AUG_003_R6
一品一品、手が込んでいて、どれも上品なお味で美味しいです。
唐揚げもカリっと香ばしく、あっさりポン酢との相性も抜群。
ご飯がどんどん進みます。

食後のデザートも含まれています。
HND_AUG_005_R6
バニラアイスとケーキ。
これもウマいい。
以前は+200円でティラミスなどの単品デザート付きでした。
明らかに以前よりも豪華なデザートになっています。

というわけで、久しぶりの「TAIL WIND」でのランチのご紹介でした。
確かに、このクオリティなら1500円ぐらいが適正価格かも、です。
お昼メニューには、この「エアライン・ランチ」の他にも「サラダランチ」や単品料理、コース料理も各種あります。
中央のカウンター席にはコンセントもあるので、ゆっくり寛ぎながらスマホの充電も可能であることを確認いたしました。
まさに国際線の穴場スポットですので、お時間があるときは是非どうぞ。

その他の羽田空港国際線の充電スポット情報は、こちらの記事をどうぞ。
羽田空港国際線でPCやスマホを充電できる場所まとめ

羽田空港国際線・夏だ!はねだ江戸まつり2016開催の編

2016/08/27
夏休み最後の週末のこの日。
HND_AUG_014_R5
羽田空港国際線・年に3度のお楽しみ「はねだ江戸まつり2016」が行われました。

去年に引き続き、今年も・・・。
HND_AUG_050_R5
「ハッ、ハッ、は~ねだ、江~戸まっつりー♪」
江戸時代からタイムスリップしてきた江戸の町人の皆様とお客さんの盆踊りで大いに盛り上がりました。
今年は、浴衣や和服姿で来場されているお客さんが多くなったように思いました。

その盆踊り会場の頭上には・・・。
HND_AUG_052_R5
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが掲げられています。
「みんなの輝き、つなげていこう」とのこと。

で、盆踊りは生歌に合わせて踊れるという、豪華仕様。
HND_AUG_048_R5
「はねだ江戸音頭」の曲は、昨年のものと同じ。
ただし今年からは、ジャンプする部分の振り付けが、手を振り上げる動作に変更になりました。
去年はみんなでジャンプすると、建物の床が揺れてましたからね・・・。

その「はねだ江戸祭り」のおかげで、今日の国際線は大賑わい。
HND_AUG_062_R5
「ごさる調」の江戸の町人たちとの会話も一興です。

今回、5Fのはねだ日本橋付近に新たにお目見えしたのが、こちら。
HND_AUG_107_R5
「なりきり悪代官」コーナー。
衣装やカツラを身にまとって、悪代官になりきって撮影が可能とのこと。
「おぬしも悪よのう」の吹き出しもあります。

恒例の縁日もあり。
HND_AUG_030_R5
お買い物すると、500円につき1回、景品が当たるゲームにトライできます。
これも毎回大人気です。
他にも、江戸人情喜劇や、大道芸、寺小屋ワークショップ、花魁道中などなどイベント盛り沢山です。

4Fおこのみ横丁の「浅草・梅園」では、はねだ江戸祭り特別メニューをご提供。
HND_AUG_069_R5
こちらは「くず饅頭・こしあん 194円」。
うんまい。
ツルっとして、ひんやり・上品な甘さで癒されます。
他にも、「くず饅頭・抹茶あん 194円」「茶人の抹茶ミルク 300円」もあり。

そんなどさくさに紛れて、ユニクロが特設ブースを出店。
HND_AUG_085_R5
ここぞとばかりに浴衣を販売中。
そう来ましたか~。
外国人の方々が興味深々。
お土産に浴衣をお買い上げになる外国人の方、結構多いです。

「朝顔」と「風鈴」の豪華装飾も継続中です。
HND_AUG_007_R5
ただし、室内は無風なので、風鈴の音はしませ・・・

「チリン。チリン♪」

え?
HND_AUG_004_R5
「チリン。チリン♪」
と、ここだけ風鈴が鳴っています。
どゆこと?

正解はこちら。
HND_AUG_006_R5
いつの間にか、後ろに送風機が1台設置されていました。
鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス?
涼しげな音色がいい感じで響き渡っていました。
細かい話題でスミマセン。

リオ五輪が終わって、国際線も東京オリンピックの装飾が増えてきました。
HND_AUG_079_R5
こんなように、江戸小路に上る階段とその脇に2020年東京五輪の装飾登場です。

こちらは2020年東京パラリンピックの装飾。
HND_AUG_083_R5
少し離れたところから見ると、階段の画がイイ感じで見えます。
まだあと4年後ではありますが、少しずつ東京オリンピックを盛り上げて行こう、ということのようです。

というわけで、雨が降っていても室内なので全く影響受けず、お祭りイベント盛り沢山の羽田空港国際線でした。

去年の「夏だ!はねだ江戸祭り」の模様は、下記の記事をどうぞ。
羽田空港国際線・夏だ!はねだ江戸祭り2015に行ってみようの編

羽田空港・深夜の過ごし方2016 新千歳発・スカイマークSKY732深夜便で、2:00AMに羽田到着してどうしようの編

2016/08/15
お盆休み終盤の深夜1:50ごろ・・・。
羽田空港D滑走路に着陸。
image
新整備場の横を通り抜けて、第1ターミナルに向けて地上走行中。
札幌・新千歳からスカイマークの羽田行きSKY732 深夜便で羽田に戻ってきました。

このSKY732便のダイヤは、新千歳発:0:10 → 羽田着 2:00。
2016/7/2(土)~10/2(日)の夏季限定運航の夜行便です。
この便にしか空席が無かったのと、深夜2:00に羽田に到着して、どのような辱めを受けるのかを体験してみたく、敢えてこの便を選んでみました。

機内アナウンス:
「羽田空港到着・午前2時でございますが、公共交通機関の運行は終了している状況でございます。その先の交通手段はお客様ご自身で手配されますよう、お願い申し上げます」

「羽田空港国内線は24時間運用ではありません。ターミナル内には滞在できませんので、ご理解をお願いします」

という、つれないご案内。
まあ、もちろん自力で何とかしますけど・・・。

2:00AMごろ。うー眠い。
HNE_CTS_201608_001_R3
国内線・第1ターミナルに到着。
もちろん売店はすべて閉まっています。
保安エリアは、スカイマークのゲートから到着出口に向かう部分のみが稼働している状況。
それ以外のエリアに乗客が出て行かないように、ガードマン氏がしっかりと監視しています。

AM2:10。
預け荷物はないので、そのまま寝ぼけ眼で到着ロビーに出ると・・・。
HNE_CTS_201608_004_R3
左右にガードマンが配備されていて、ターミナルの外へすぐ出るようにと急かされます。
案内係のような人はいません。
ここから先は、各個人のサバイバル能力が試されます(ちょっと大袈裟か)。

第1ターミナルの外に出ると・・・。
HNE_CTS_201608_005_R3
昼間は多くの空港バスが乗り付けているバス乗り場に、多数のタクシーが押し寄せています。
無料循環バスは深夜0:00ごろで終わってしまうため、タクシーのみが唯一の移動手段なわけです。

さて、どうするか。
主な選択肢は以下。

  1. 同じく羽田空港第1ターミナル内にあるカプセルホテル「FIRST CABIN」に宿泊
  2. タクシーで24時間オープンの国際線に行き、朝までしのぐ
  3. タクシーで国際線に行き、無料送迎バスで天然温泉平和島へ。(要予約)
  4. タクシーで国際線に行き、2:15~2:20発の深夜バスで主要ターミナル駅(横浜・新宿など)へ→そこから自宅までタクシー
  5. タクシーで蒲田まで行って、スパ or ネットカフェ or カプセルホテル
  6. 金にモノを言わせて、タクシーで自宅まで帰る!

1.は事前に予約していないし周囲の人々のイビキ&物音がうるさくて寝られないので却下。
3.も予約していないので、今回の選択肢からは外れます。

2017/06/04追記 : 天然温泉平和島に、羽田空港第1ターミナル2:30AM発のお迎えプランができたとのこと!(2017/07/15から10/1まで)
詳細は、天然温泉平和島の公式サイトをご参照下さい。

6.ほどブルジョワではないし、5.は蒲田のお店が満室だったら路頭に迷うリスクあり。
すでにAM2:10ごろなので、4.もキビシイです。
というわけで、2.の「タクシーで国際線まで行って朝までしのぐ」に決定。

タクシー運ちゃん 「どちらまでー?」
私 「国際線ターミナルまでお願いします」
タクシー運ちゃん 「はーい」

で、2:12AM。
HNE_CTS_201608_007_R3
タクシーで羽田空港国際線ターミナルに到着。
1Fのローソン付近は、例によって夜明かしの人々で満員御礼。
気だるい雰囲気が漂っています。

国内線第1ターミナルから国際線までのタクシー料金は1810円でした。
うう~結構高いっす・・・。
タクシーの運ちゃん、道を間違えたのか、国際線の駐車場の向こう側まで遠回りしていました(怒)。
遠回りしなければ1200円ぐらいだったはず・・・。

と、そこに。
HNE_CTS_201608_008_R3
「天然温泉・平和島」からの巨大バスが到着。
平和島温泉で滞在後、深夜の羽田まで運んでくれる無料バスです。
これからの旅立ちに胸を躍らせる、元気なお客さんが沢山降りてきました。
これの帰りのバスに予約なしでも乗せてもらえるかどうか、一か八か聞いてみる、という荒業もあります。
スカイマーク便利用者は割引料金で宿泊可能とのこと。

国際線ターミナル1Fにある24時間営業のローソン。
HNE_CTS_201608_011_R3
夜食を買い求める旅客や空港関係者で、深夜2時でも賑わっています。
大変貴重なお店です。
ハラヘッタので、ここで私も夜食の「肉まん」と「水」を購入・・・。

国際線ターミナルそのものは24時間オープンしていますが、ターミナル内のお店は、深夜になると殆ど閉まってしまいます。
24時間営業のお店は・・・。

  • 2F Cafe Pista→タリーズコーヒーに変わりました(2017/07/21~)
  • 4F 居酒屋すぎのこ
  • 4F Cafe Cardinal
  • 4F 吉野家
  • 4F 羽田食堂(清掃のため1時間ほど閉店時間あり)
  • 4F MOS CAFE

の6店(2016/08現在)。

2F到着ロビーへ。
HNE_CTS_201608_016_R3
こちらもすでに夜明かしの人々で満席の状態。
アンニュイな雰囲気が漂っています。
うーむ。寝る場所がナイ。

ちなみにこの階には、24時間営業のシャワールームがありますので、取りあえずサッパリしたい方は、こちらの過去記事もどうぞ。
羽田空港国際線・到着階のシャワールームを利用してみるの編2015

終電はとっくに終わってますし、深夜バスも2:20AMで終了です。
HNE_CTS_201608_019_R3
ギリギリ間に合わなかった・・・。
いいえ、本当は急げば間に合ったけど、それではブログ記事にならないので、敢えて空港内に残留することにします。
今回のように飛行機が早めに到着した場合、最終の深夜バス狙いも可能ですが、乗れなかった場合の「Bプラン」を考えておくのが良さそうです。
羽田国際線発の深夜バスについては、こちらの過去記事もどうぞ
羽田空港・深夜早朝アクセスバスの活用方法

では、次の出発便を確認。
image
今日の始発便は、4:55発のタイガーエア台湾の台北桃園行きか・・・。
この便の搭乗手続きが始まれば、一部の椅子に空きが出来るはずなので、それをハイエナする作戦。

AM2:25ごろ。
HNE_CTS_201608_043_R3
そのタイガーエア台湾の搭乗手続きが開始されました。
寝静まった出発ロビーの一角に、沢山の人々が集まってきます。

じゃあ、寝る場所を確保すべく、空いた席をハイエナしよう・・・。
HNE_CTS_201608_023_R3
アレ?
それでもまだ満席です。
お盆の繁忙期なので、そもそも寝床を確保できなかった方々が沢山いた模様。
ハイエナ作戦失敗。
うーむ、本当に寝る場所が無いではないか・・・。困ったな~。

4F江戸小路。
HNE_CTS_201608_038_R1
寝苦しさMAXの赤い木の椅子ですら満席です。
寝る場所どころか、座る場所もないです。
お盆の繁忙期の深夜滞在は、かなり手ごわいですね・・・。

さらに展望デッキのある5Fへ。
HNE_CTS_201608_034_R1
同じく寝苦しい曲がった椅子も、仮眠をとる人々で満席・・・。

かくなる上は、禁断の?展望デッキへ。
HNE_CTS_201608_034_R3
屋外のテーブルも、スーツケースを携えた人々で一杯でした。
夜空の下、外の椅子で寝ているワイルドな方々も多数。
今は夏なので外で寝ることは可能ですが、冬は寒くて無理ですので気を付けましょう。
うーむ、外もダメかー。

というわけで、「寝る場所難民」になってしまいました。
\(^o^)/
HNE_CTS_201608_032_R1
朝5時の始発まで、あと3時間。
どうやって過ごそうかな~。
最終手段、「地べたで寝る」しかないか?

そんなとき、救世主発見!
HNE_CTS_201608_021_R3
現在開催中のリオ五輪のパブリック・ビューイングを、国際線ターミナル内の多目的ホール「TIAT SKY HALL」で開催中、とのこと。
始発待ちの時間つぶしに最適なナイス・イベントです。

放送予定を激しく確認。
image
なんと、深夜の2:00AMから10:30AMまで開催しているとのこと。
おお~、まさに今開催中ではないですか。
会場の椅子に座って寝られるかも、です。

早速、喜び勇んで 4F 「TIAT SKY HALL」へ。
HNE_CTS_201608_003_R1
おおー、開いている!
深夜はいつも閉まっているのに。
入場無料で、しかも「飲食物の持ち込み可能」とのこと。
なんて優しいの(涙)。

会場内へ突入。
HNE_CTS_201608_039_R1
空席が潤沢にあります。
ついに、寝る場所ゲット。
まさに神イベントです。
この後も、続々と寝る場所を求めてお客さんが入ってきました。
もういっそのこと、繁忙期だけでもこのホールを深夜開放したら良いのでは?と思ってしまいました。

コンビニで買った肉まんをモグモグしながら、男子レスリングの試合を堪能。
HNE_CTS_201608_001_R1
そして、眠りの中へ。
空調が効きすぎて、寒かったです・・・。
朝5時を過ぎると、スーツケースを持ったお客さんはいなくなり。
朝6時ごろの男子レスリング・グレコローマンスタイル59kg級の決勝戦の太田選手は、惜しくも敗退して銀メダルでした。
その後、私も眠い目をこすりながら帰宅して、爆睡。

というわけで、2016年お盆の繁忙期の羽田空港国際線・深夜滞在記でした。
繁忙期以外の時期だと、どこかしら寝床にありつけることが多いのですが、やはり繁忙期はキビシイですね。
今回は幸運にも、リオ五輪のパブリック・ビューイング・イベントに救われました。

今回のように寝る場所難民になってしまった場合は、空席のある24時間営業のお店に入るとか・・・。
こういう段差に座りこんで寝る、とかでしょうか。
HND_201607022_RR4
やっぱりちゃんとしたホテルに泊まりたい、という方は事前に羽田近辺のホテルを予約しておき、素直にタクシーで向かうのが良いでしょう。
羽田空港周辺の宿泊施設の体験記

羽田の昼間の発着枠は既に満杯なので、まだ発着枠に空きがある深夜・早朝時間帯の利便性をどれだけ上げられるかが課題の1つ。
根本的な解決は、2020年東京オリンピックに向けた国際線ターミナルの隣接地に計画されているホテル・商業施設群の完成を待つことになりそうです。

夏休み特別企画・羽田空港国際線のお隣に何が出来る?の編

2016/08/14
羽田空港国際線の立体駐車場から、多摩川方面を眺めてみると・・・。
2016JUL_068_R2
多摩川の河岸に沿って、広大な空き地があります。
この土地は「東京国際空港・第2ゾーン」と呼ばれている、国土交通省様が管理する国有地です。
羽田空港国際線ターミナルからは、モノレールと道路を挟んだ対面に位置します。

最近の訪日外国人の増加や、来る2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、この土地を再開発する計画が検討されているとのこと。
2016/6月末日、その開発を請け負う民間事業者が決定したとのことで、計画の概要が明らかになりました。
今の羽田空港国際線の併設のホテルは、いつも満室だし、お高いし。
1000円だったランチセットが、いつの間にか1500円になっているし(関係ないけど)。
飛行機が見える温泉とか、できないかな・・・。
などなど、興味が尽きません。

情報元は、以下の国交省様の文書でございます。
ダウンロードして精読してみました。

東京国際空港(羽田空港)跡地第2ゾーンの開発に係る民間事業者選定に関する審査講評及び選定事業者の提案概要の公表
の「添付資料」にある「東京国際空港第2ゾーン整備・運営事業に係る国有地の貸付 民間事業者選定結果(PDF形式:1,007KB)PDF形式」を参照。

お役所様の文書なので堅苦しい感じです。
image
しかしながら、その内容は興味深いものになっています。

民間事業者は「住友不動産」に決定

国交省様が、この土地を使ってお金儲けしたい民間事業者を募ったところ、以下の3つの業者グループが応募しました。

  1. 住友不動産・東京国際空港プロジェクトチーム
  2. 日本空港ビル・京急・三菱地所・大成グループ
  3. GLOBAL WINGS 羽田チーム(ANA)

厳正なる審査の結果「住友不動産・東京国際空港プロジェクトチーム」が選ばれた、とのこと。

以下がその選考結果です。
image
総合評価は、

  • 価格評価点X (50点満点):国に支払うお金の年額を変換式で得点に換算
  • 内容評価点Y (50点満点)」:設備・事業内容を専門家が評価

の合計100点満点(X+Y)。

住友不動産は、内容評価では最下位だったものの、価格評価(年間27億円をお国に上納する約束)で断トツのトップとなり、総合評価72.042ポイントを獲得。1位になりました。
ちなみに内容評価点1位は、羽田空港国内線第1/第2ターミナルを運営している、安心と信頼の日本空港ビルディング様でした。さすがです。
利用者としては、内容評価点が高い事業者が選ばれて欲しかったところですが、お金の力は偉大です。

でっかいホテル3棟が登場するらしい

で、本題の「一体ナニができるの?」についてです。
image
こちらが資料にあった外観イメージ。
細長い区画に

  • スタンダード・ホテル 12階建て 906室
  • ハイグレード・ホテル 12階建て 644室
  • ラグジュアリー・ホテル 12階建て 154室

の3棟を建設する予定とのこと。
「スタンダード・ホテル」からは、B滑走路や、サテライト棟の駐機場の飛行機が見えそうで、楽しみです。
現在、国際線に併設されている「ロイヤルパークホテル・ザ羽田」の客室数は「313室」なので、完成後は宿泊キャパが大幅に増加することになります。
筆者的には「バジェット・ホテル」がないのが、ちょっと残念。
庶民にも手が届く、お値打ちな宿泊価格のお部屋もありますように・・・。

国際線ターミナルとの接続の説明を勝手に書き加えてみました。
image
一番右側に緑線で囲んだ部分が、現在の国際線ターミナルビル。
これから新しく建設する屋根付きの空中歩道「ディスカバー・ジャパン・プロムナード(黄色枠)」で接続する計画のようです。
国際線ターミナルに直結、とは言っても、2Fの到着ロビーから 5~10分は歩く形になりそうです。
既に国際線に併設されている「ロイヤルパークホテル・ザ羽田(茶色枠)」のほうが、出発ロビーに近いです。
あと、多摩川沿いの太い幹線道路や、対岸の川崎市とを結ぶ橋がさりげなく描かれていたりと、周囲の部分も気になってしまいました。

温浴施設も登場?その他施設もいろいろ

ホテル以外の施設についても概要が載っていました(クリックで拡大)。
HND2Shisetsu
上記の表によると・・・

  • 飲食施設
  • 物販施設
  • バスターミナル・ステーション
  • おもてなしセンター
  • サービス業務施設
  • 温浴施設「泉の湯」
  • フィットネス
  • グランドホワイエ
  • イベントホール

などなどが計画されている模様。
「グランドホワイエ」ってなんだろう?
「温浴施設『泉の湯』」も気になって、夜も眠れません。
天然温泉じゃなくてもいいので、飛行機が見える休憩室があって、ホテルの宿泊者以外でも簡易宿泊できるとよいかも、です。

この「第2ソーン」は、2018年1月から約50年間、住友不動産に貸し出され、工事が始まるとのこと。
2年4カ月の新築工事期間を経て、全施設が2020年6月開業予定とのこと。
果たして東京オリンピックに間に合うように無事開業できるのか、どんな設備が出来上がるのか、期待が膨らみます。