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羽田空港国際線・キャセイのボーイング747-400型機ラストフライトの編

2016/10/01
今朝の羽田空港国際線の展望デッキは、何やら人が沢山。
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小雨がパラついているのにも関わらず、多くの航空ファンの姿が見られました。

羽田空港国際線の公式Facebookページ様の情報によると、この日の香港行きCX543便をもって、キャセイのボーイング747が羽田-香港便から退役するとのこと。
その情報を聞きつけた皆さまが、キャセイのボーイング747の最後の出発を待っている、というわけです。
それにしても、この手の情報の集客力はすごいですね・・・。

CX543便香港行きの搭乗ゲートは142番。
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サテライトの向こう側なので、駐機している姿を国際線の展望デッキからは見えないのが残念。
この日は北風運用なので、出発後国際線ターミナルの前を通ってD滑走路に向かうものと思われます。
その瞬間をカメラに収めようというわけです。

定刻どおりCX543は出発し、10:40AMごろ・・・。
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国際線サテライトの端っこから、ヌッと顔を出しました。
・・・と同時に小雨が止んで撮影しやすいお天気になりました。

ラスト・フライトのボーイング747-400は、登録記号「B-HUJ」。
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機体の前部分のみ2階建てになっている特徴的な形状の、いわゆる「ジャンボ・ジェット」。
多くの人々の心に残っている機体です。
しかし最近は機体の旧式化により、多くの航空会社でより燃費の良い新機種への交代が進んでいるという絶滅危惧種となっております。
キャセイのボーイング747はこれで退役となりますが、ルフトハンザのB747-8やカンタス航空のB747-400は、まだ引き続き羽田便を運航しています。

私も去年、キャセイの香港→羽田 CX542便を利用した際に、同型機に1度だけ乗ったことがあります。
内装は思ったよりも新しい感じだったので、退役させてしまうのは勿体ない感じがしますが。
思い出の機体がいなくなるのは寂しいですが、次の新しい機材にも乗ってみたいところです。

多くのギャラリーに見送られながら・・・。
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ゆっくりと誘導路を進んで、D滑走路へと向かいます。

11:00AM。
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はるか彼方のD滑走路(RWY05)にて離陸準備完了。

そして離陸。
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曇り空の東京湾上空へと消えていきました。
多くのギャラリーの皆さまも、機体が見えなくなるまで見送っていました。

そして明日から代わりに運用される機材は・・・。
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こちらのボーイング777-300ER。
国際線ターミナル5Fにあるモデルプレーン展示コーナーの機体も、既に777-300ERに交代済です。

というわけで、もう乗ることは出来ないキャセイのボーイング747の、過去の搭乗体験記はこちらをどうぞ。
香港マカオ旅2015/10 香港発羽田行き・キャセイパシフィック航空CX542便エコノミークラス搭乗記