羽田空港国際線・山東航空がいつの間にか済南-羽田・深夜便を就航させていたの編

2016/09/03
とある夜の羽田空港国際線・展望デッキにて・・・。
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エッ?山東航空?

これは国際線の展望デッキに設置されている電子案内板の表示。
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羽田の国際線に定期便(コードシェア便を除く)を就航させている全航空会社の尾翼のマークが展示されています。
今まで全38社だったのが、知らない間に山東航空が追加されて39社に増えていました。
うう~しまった、最近チェックを怠っていたので、1社増えていることに気が付かなかった・・・。

羽田空港国際線の公式サイトの「月間フライトスケジュール」によると、山東航空(SC)のダイヤは以下とのこと (2016/8/19羽田着から就航)。

  • SC8887 済南23:45 → 羽田 3:00 (水金土)
  • SC8888 羽田4:30 → 済南7:20 (水金土)

週3便のみの運航ですが、羽田早朝4:30発という、これまたスゴいダイヤです。
でも、現状の羽田はこの時間帯しか発着枠に空きが無いので仕方がありません。
一体、どういうお客さんが利用するのだろうか・・・。

その前に、そもそも「済南」ってドコなの?韓国?という方は、こちら。
済南
いいえ、済南(ジーナン Jinan)は中国山東省西部(J)にある、山東省の省都です。
人口は約680万人。
チンタオビールで有名な青島と同じ山東省内にあります。
済南からは、山東航空が関西空港にも定期便を運航しています(2016/09時点)。

***

というわけで。
山東航空の就航の様子を観察すべく、金曜夜の会社帰りの終電で、羽田空港国際線ターミナルへやってきました。
(飛行機に乗る訳ではなくて、見るだけ)
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深夜0:20ごろの出発ロビー。
すでに深夜時間帯の出発のピークは過ぎています。
しかし、早朝出発便や始発電車を待つ夜明かしの人々で一杯です。

まずは、4F「羽田食堂」にて・・・。
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ジンジャーハイボール(550円)と、深夜メニュー・鮭おにぎり(180円)で、搭乗手続き開始を待ちます。

出発時刻4:30に対して、2時間20分前の深夜2:10ごろ。
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「ピーンポーンパーンポーン♪」
日本語と英語のアナウンスと共に、SC8888便のチェックインが開始されました。
中国語アナウンスは無かったけど、ダイジョブかな?
この日は、出発ロビー端っこの「Aカウンター」を使用。
お客さんは、お金持ちそうな中国人が多く、普通な感じです。
以前の海南航空のときのような殺伐とした雰囲気はありません。
お客さんの数は少ない模様。

キャビンは2クラス構成の模様。
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こちらは上級のファーストクラス「头等舱(頭等艙)」。
利用者は数名。

エコノミークラス「经济舱(経済艙)」はこちら。
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あっ、「エコノミークラス」ではなくて「ツーリストクラス」なんですね。
これは失礼・・・。

眠い目をこすりながら、出発案内板をチェック。
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かなり深夜便の便数が増えてきましたね・・・。
文字通りの24時間空港になってきました。
で、山東航空の使用スポットは111番スポットとのこと。
本館の真ん中なので、いい機体の写真が撮れそうです。

2:56AM。
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A滑走路(34L)に山東航空SC8887便が着陸。
この便が折り返し、済南行きのSC8888便になります。

静まり返った丑三つ時の国際線111番スポットに到着。
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機材はボーイング737-800(B-5543)。
機体の「SDA」の文字は、ShanDong(山東) Air の略と思われます。
この時間帯は発着便が少ないので、イミグレに近い良いスポットを使い放題。

3:30AMごろの到着ロビーに、済南からのお客さんが到着。
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ようこそいらっしゃいました。 歓迎光臨。
お客さんの大半は、団体ツアー客だったご様子。
あらかじめチャーターしていた観光バスに乗って移動して行かれました。
この時間は公共交通手段が動いていないので、個人旅行だと始発まで待つしかないですからね・・・。

そして、4:15AMごろ。
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定刻よりも15分前倒しで、SC8888便済南行きが出発。
お客さんが少なく、早めに全員が搭乗できたようです。
縁起の良い数字「8」が並んだ、まさに「福のフライト」SC8888便は、D滑走路(RWY05)から離陸していきました。
果たして、中華系航空会社の羽田深夜便就航はいつまで続くのか、今後の動向に注目です。

羽田空港国際線「ロイヤルパークホテル・ザ羽田」の併設レストランでも充電可能だったの編

2016/09/02
羽田空港国際線ターミナル併設のホテル「ロイヤルパークホテル・ザ羽田」。
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そのホテル内に「TAIL WIND」というオシャレなレストランがあります。

お昼の時間帯(11:00~15:00)は・・・。
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「エアライン・ランチ 1500円」をやっています。
以前はデザートは別で1000円だった(+200円でデザート追加可能)のですが、最近はデザート付きで1500円になりました。
うーん、実質値上げか・・・?

1000円だった頃のレポートはこちら。
ロイヤルパークホテル・ザ羽田のお得な「エアラインランチ」を体験してみたの編
羽田空港国際線・ロイヤルパークホテル・ザ羽田のエアラインランチがさらにお得に

ただし、上記とは別に、空港従業員様専用の「スタッフ・ランチ」は、引き続き1000円で提供されています。
いいな~。
そもそも昼間は国際線の発着便数は少ない上に、このレストランはターミナルの端っこにあるので、一般旅客よりも空港関係者を狙ったビジネスを展開しているわけです。

最近はその評判が口コミで広がったのか、昼間はランチのお客さんで大変賑わうようになりました。
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だから最近は、強気の価格設定になったものと思われます。
空港関係者の方も多いですが、お金持ちそうなマダム達?の姿もチラホラあり。

さて今回、このレストランにやってきた目的の一つは・・・。
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中央にある、この円形のカウンター席です。

実はこのカウンター席、電源コンセントが装備されています。
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今まで気が付かなかった・・・。
テーブル席にはコンセントは無かったので、このレストランには充電ポイントは無いの思い込んでいたのでした。

でもちょっと、なんとなくここでパソコンを広げるのは気が引けます・・・。
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スマホ充電ぐらいなら、問題ない雰囲気です。
あくまでも雰囲気、ですが。

コンセントを確認した後は、1500円ランチに生まれ変わったエアライン・ランチをチェック。
まずはセットの紅茶。
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開業当初は+100円でオプションだった「コーヒーor紅茶」は、2015年1月からランチセットに無料で組み込まれました。
1500円ランチになった今も、もちろん無料でついてきます。
なおかつ、「お代わり」も可能なのがウレシイです。

本日は「洋食」の「鶏肉の唐揚げおろしポン酢定食」を選択。
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一品一品、手が込んでいて、どれも上品なお味で美味しいです。
唐揚げもカリっと香ばしく、あっさりポン酢との相性も抜群。
ご飯がどんどん進みます。

食後のデザートも含まれています。
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バニラアイスとケーキ。
これもウマいい。
以前は+200円でティラミスなどの単品デザート付きでした。
明らかに以前よりも豪華なデザートになっています。

というわけで、久しぶりの「TAIL WIND」でのランチのご紹介でした。
確かに、このクオリティなら1500円ぐらいが適正価格かも、です。
お昼メニューには、この「エアライン・ランチ」の他にも「サラダランチ」や単品料理、コース料理も各種あります。
中央のカウンター席にはコンセントもあるので、ゆっくり寛ぎながらスマホの充電も可能であることを確認いたしました。
まさに国際線の穴場スポットですので、お時間があるときは是非どうぞ。

その他の羽田空港国際線の充電スポット情報は、こちらの記事をどうぞ。
羽田空港国際線でPCやスマホを充電できる場所まとめ

羽田空港の空弁「富山名産 ますの寿司 6貫入り」

2016/8/30
今回ご紹介する羽田空港空弁は、第2ターミナル・空弁工房さんで入手したこちらの押し寿司系空弁。

「味よし・ますの寿司 6貫入り」 1134円(税込)
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製造者は、富山の味よし食品様。
富山名産の「ますの寿司」が、羽田空港の「空弁工房」さんに毎日入荷されて販売されています。
種類はいくつかありますが、まずは少な目タイプの「6貫入」をご紹介。

蓋をオープンしてみます。
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お寿司本体は、ビニールで完全に密封されています。
開封するのが面倒ですが、液漏れしないのと、賞味期限を延ばすためなので致し方ありません。
お手拭きとお箸も同梱されています。

ビニールを開封して、笹の葉を撤去。
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酢飯と笹の香りが漂い、食欲をそそります。
キレイに形が整った「ますの寿司」が6切れ入り。
お醤油とショウガも同梱されています。

お醤油をかけて、頂きまーす。
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しっかりと味が染みたマスと酢飯がよく合います。
ギッシリとご飯が押し込まれているので、見た目よりもボリュウムあり。
結構味が濃い目なので、お茶か日本酒が欲しくなります。
羽田にいながらにして、富山の豊かな特産品を味わってみたい方にお勧めの一品です。

その他の羽田空弁はこちら
羽田空港の空弁一覧(画像つき)




羽田空港国際線・夏だ!はねだ江戸まつり2016開催の編

2016/08/27
夏休み最後の週末のこの日。
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羽田空港国際線・年に3度のお楽しみ「はねだ江戸まつり2016」が行われました。

去年に引き続き、今年も・・・。
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「ハッ、ハッ、は~ねだ、江~戸まっつりー♪」
江戸時代からタイムスリップしてきた江戸の町人の皆様とお客さんの盆踊りで大いに盛り上がりました。
今年は、浴衣や和服姿で来場されているお客さんが多くなったように思いました。

その盆踊り会場の頭上には・・・。
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2020年の東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムが掲げられています。
「みんなの輝き、つなげていこう」とのこと。

で、盆踊りは生歌に合わせて踊れるという、豪華仕様。
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「はねだ江戸音頭」の曲は、昨年のものと同じ。
ただし今年からは、ジャンプする部分の振り付けが、手を振り上げる動作に変更になりました。
去年はみんなでジャンプすると、建物の床が揺れてましたからね・・・。

その「はねだ江戸祭り」のおかげで、今日の国際線は大賑わい。
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「ごさる調」の江戸の町人たちとの会話も一興です。

今回、5Fのはねだ日本橋付近に新たにお目見えしたのが、こちら。
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「なりきり悪代官」コーナー。
衣装やカツラを身にまとって、悪代官になりきって撮影が可能とのこと。
「おぬしも悪よのう」の吹き出しもあります。

恒例の縁日もあり。
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お買い物すると、500円につき1回、景品が当たるゲームにトライできます。
これも毎回大人気です。
他にも、江戸人情喜劇や、大道芸、寺小屋ワークショップ、花魁道中などなどイベント盛り沢山です。

4Fおこのみ横丁の「浅草・梅園」では、はねだ江戸祭り特別メニューをご提供。
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こちらは「くず饅頭・こしあん 194円」。
うんまい。
ツルっとして、ひんやり・上品な甘さで癒されます。
他にも、「くず饅頭・抹茶あん 194円」「茶人の抹茶ミルク 300円」もあり。

そんなどさくさに紛れて、ユニクロが特設ブースを出店。
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ここぞとばかりに浴衣を販売中。
そう来ましたか~。
外国人の方々が興味深々。
お土産に浴衣をお買い上げになる外国人の方、結構多いです。

「朝顔」と「風鈴」の豪華装飾も継続中です。
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ただし、室内は無風なので、風鈴の音はしませ・・・

「チリン。チリン♪」

え?
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「チリン。チリン♪」
と、ここだけ風鈴が鳴っています。
どゆこと?

正解はこちら。
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いつの間にか、後ろに送風機が1台設置されていました。
鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス?
涼しげな音色がいい感じで響き渡っていました。
細かい話題でスミマセン。

リオ五輪が終わって、国際線も東京オリンピックの装飾が増えてきました。
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こんなように、江戸小路に上る階段とその脇に2020年東京五輪の装飾登場です。

こちらは2020年東京パラリンピックの装飾。
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少し離れたところから見ると、階段の画がイイ感じで見えます。
まだあと4年後ではありますが、少しずつ東京オリンピックを盛り上げて行こう、ということのようです。

というわけで、雨が降っていても室内なので全く影響受けず、お祭りイベント盛り沢山の羽田空港国際線でした。

去年の「夏だ!はねだ江戸祭り」の模様は、下記の記事をどうぞ。
羽田空港国際線・夏だ!はねだ江戸祭り2015に行ってみようの編




羽田空港国内線第2ターミナルに謎の自販機が増殖中の編

2016/08/27
最近、妙な自販機を次々と設置しつつある、羽田空港国内線第2ターミナル(ANA側)。

今回発見した新参者の謎自販機はこちら。
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一番右の黄色いヤツがソレです。
ちなみに、一番左の赤いヤツは、以前にご紹介した「日本全国インスタントラーメン大集合」です。

今回追加されたのは・・・。
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「日本全国のレトルトカレー大集合」とのこと。
今度はレトルトカレーで来ましたか。

ラインナップは全15種類。
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お値段は一食430円~810円といろいろです。

ラインナップは以下のとおり(2016/8/21現在)。

  1. よこすか海軍カレー(神奈川県) 470円
  2. 岩国海軍飛行艇カレー(山口県) 520円
  3. 道産牛のブラックカレー(北海道) 430円
  4. 江田島海軍カレー(広島県) 540円
  5. 呉海軍亭肉じゃがカレー(広島県) 440円
  6. 道産鶏のホワイトカレー(北海道) 430円
  7. にしきや牛タンカレー(宮城県) 810円
  8. はろうきてぃ横須賀海軍カレー(神奈川県) 520円
  9. 山形県産黒毛和牛・極旨カレー(山形県) 650円
  10. 築地マグロカレー(東京都) 760円
  11. Keema Curry(兵庫県) 540円
  12. 京都肉カレー(京都府) 760円
  13. 徳島阿波ポークカレー(徳島県) 650円
  14. 博多明太子カレー(福岡県) 540円
  15. 泡盛カレー(沖縄県) 540円

地方の特産品を強引にレトルトカレーにした感が。
「泡盛カレー」て、酔っぱらってしまうんでしょうかね。
1食810円もする「牛タンカレー」も興味深いです。

この自販機、第2ターミナル・出発階(2F)の出発口C付近にあります。
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「全国ご当地即席めん」の自販機と共に、ご興味のある方は是非どーぞ。

以下は、以前から設置されていたものの、ご紹介しそびれていた自販機の数々。

***

第2ターミナルの出発口AとBの間に・・・。
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ここにも、謎の自販機が少し前からあります。

こちらは「富山ご当地自販機」とのこと。
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富山専門、で来ましたか・・・。
そのうち、各都道府県の自販機で一杯になってしまいそうです。

ラインナップは・・・。
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しろえびの煎餅、おかきなどの「旨いもん」の他に、ケロリンのボディタオル、寿司ソックス?など謎アイテムもあり。
洗面器の「ケロリン」って富山県の「内外製薬」様が製造している頭痛薬のことだったんですね。

***

さらに、第2ターミナルの1F到着階へ。
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夏休み期間中ということもあって、多くの人々で賑わっています。

その到着ロビーの端っこのほうに・・・。
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24時間営業の「自販機レストラン」なる区画が、以前からひっそりと存在しています。
ちょうどこの上の階にある「羽田エクセルホテル東急」の付帯施設的な空間。
近くにある東京空港バスや京急バスのスタッフーの方々の憩いの場?でもあるようです。

ここにも、24時間稼働している色々な自販機があります。
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カウンター席もあるので、その場でお食事することも可能。

ここにあるのが「コンビニ自販機」(←勝手に命名)
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これがスゴいんですよー。

お菓子類が色々売っているのは普通なのですが・・・。
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中央の段に注目。

なんと、本格的なお弁当も売っています。
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こちらは「竜田揚げ弁当」。
お値段も450円とリーズナブルです。
これも「空弁」の一種、ということになるのだろうか・・・。
他に、おにぎりやカップ型のうどんやそばまで売っています。
自販機には、「Family Mart」の文字があるので、コンビニ系のお弁当なのだと思われます。

この「自販機レストラン」には、他にも温かい「たこ焼き」や「焼きおにぎり」等の自販機もあり。
自販機マニヤの方にはたまらない、珍しい自販機天国になりつつある羽田空港第2ターミナルでした。




羽田空港の空弁「かに助六ずし」

2016/08/24
今回ご紹介する羽田空港空弁は、羽田空港第1ターミナルで購入した、こちら。

「かに助六ずし」 669円(税込)
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製造元は、安心と信頼の日本エアポートデリカ様。
かなり前に食した記憶があるものの、レポートするのを忘れていた一品です。
やや小ぶりではありますが、600円台というお値打ち価格でのご提供。

早速、フタをオープン。
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かに寿司、海苔巻き、稲荷寿司が各2個ずつ。
想像どおりの安定したお味です。
カニのお寿司が入っていることで、高級感を演出してコンビニ弁当との差異化を図っています。
満腹にはならないので、引き続き旅先でも美味しいもの食べることができます。
出発前に、ちょこっと空弁をつまんで空腹を凌ぎたい、という方にお勧めの空弁です。

その他の羽田空弁はこちら
羽田空港の空弁一覧(画像つき)




羽田空港・深夜の過ごし方2016 新千歳発・スカイマークSKY732深夜便で、2:00AMに羽田到着してどうしようの編

2016/08/15
お盆休み終盤の深夜1:50ごろ・・・。
羽田空港D滑走路に着陸。
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新整備場の横を通り抜けて、第1ターミナルに向けて地上走行中。
札幌・新千歳からスカイマークの羽田行きSKY732 深夜便で羽田に戻ってきました。

このSKY732便のダイヤは、新千歳発:0:10 → 羽田着 2:00。
2016/7/2(土)~10/2(日)の夏季限定運航の夜行便です。
この便にしか空席が無かったのと、深夜2:00に羽田に到着して、どのような辱めを受けるのかを体験してみたく、敢えてこの便を選んでみました。

機内アナウンス:
「羽田空港到着・午前2時でございますが、公共交通機関の運行は終了している状況でございます。その先の交通手段はお客様ご自身で手配されますよう、お願い申し上げます」

「羽田空港国内線は24時間運用ではありません。ターミナル内には滞在できませんので、ご理解をお願いします」

という、つれないご案内。
まあ、もちろん自力で何とかしますけど・・・。

2:00AMごろ。うー眠い。
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国内線・第1ターミナルに到着。
もちろん売店はすべて閉まっています。
保安エリアは、スカイマークのゲートから到着出口に向かう部分のみが稼働している状況。
それ以外のエリアに乗客が出て行かないように、ガードマン氏がしっかりと監視しています。

AM2:10。
預け荷物はないので、そのまま寝ぼけ眼で到着ロビーに出ると・・・。
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左右にガードマンが配備されていて、ターミナルの外へすぐ出るようにと急かされます。
案内係のような人はいません。
ここから先は、各個人のサバイバル能力が試されます(ちょっと大袈裟か)。

第1ターミナルの外に出ると・・・。
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昼間は多くの空港バスが乗り付けているバス乗り場に、多数のタクシーが押し寄せています。
無料循環バスは深夜0:00ごろで終わってしまうため、タクシーのみが唯一の移動手段なわけです。

さて、どうするか。
主な選択肢は以下。

  1. 同じく羽田空港第1ターミナル内にあるカプセルホテル「FIRST CABIN」に宿泊
  2. タクシーで24時間オープンの国際線に行き、朝までしのぐ
  3. タクシーで国際線に行き、無料送迎バスで天然温泉平和島へ。(要予約)
  4. タクシーで国際線に行き、2:15~2:20発の深夜バスで主要ターミナル駅(横浜・新宿など)へ→そこから自宅までタクシー
  5. タクシーで蒲田まで行って、スパ or ネットカフェ or カプセルホテル
  6. 金にモノを言わせて、タクシーで自宅まで帰る!

1.は事前に予約していないし周囲の人々のイビキ&物音がうるさくて寝られないので却下。
3.も予約していないので、今回の選択肢からは外れます。

2017/06/04追記 : 天然温泉平和島に、羽田空港第1ターミナル2:30AM発のお迎えプランができたとのこと!(2017/07/15から10/1まで)
詳細は、天然温泉平和島の公式サイトをご参照下さい。

6.ほどブルジョワではないし、5.は蒲田のお店が満室だったら路頭に迷うリスクあり。
すでにAM2:10ごろなので、4.もキビシイです。
というわけで、2.の「タクシーで国際線まで行って朝までしのぐ」に決定。

タクシー運ちゃん 「どちらまでー?」
私 「国際線ターミナルまでお願いします」
タクシー運ちゃん 「はーい」

で、2:12AM。
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タクシーで羽田空港国際線ターミナルに到着。
1Fのローソン付近は、例によって夜明かしの人々で満員御礼。
気だるい雰囲気が漂っています。

国内線第1ターミナルから国際線までのタクシー料金は1810円でした。
うう~結構高いっす・・・。
タクシーの運ちゃん、道を間違えたのか、国際線の駐車場の向こう側まで遠回りしていました(怒)。
遠回りしなければ1200円ぐらいだったはず・・・。

と、そこに。
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「天然温泉・平和島」からの巨大バスが到着。
平和島温泉で滞在後、深夜の羽田まで運んでくれる無料バスです。
これからの旅立ちに胸を躍らせる、元気なお客さんが沢山降りてきました。
これの帰りのバスに予約なしでも乗せてもらえるかどうか、一か八か聞いてみる、という荒業もあります。
スカイマーク便利用者は割引料金で宿泊可能とのこと。

国際線ターミナル1Fにある24時間営業のローソン。
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夜食を買い求める旅客や空港関係者で、深夜2時でも賑わっています。
大変貴重なお店です。
ハラヘッタので、ここで私も夜食の「肉まん」と「水」を購入・・・。

国際線ターミナルそのものは24時間オープンしていますが、ターミナル内のお店は、深夜になると殆ど閉まってしまいます。
24時間営業のお店は・・・。

  • 2F Cafe Pista→タリーズコーヒーに変わりました(2017/07/21~)
  • 4F 居酒屋すぎのこ
  • 4F Cafe Cardinal
  • 4F 吉野家
  • 4F 羽田食堂(清掃のため1時間ほど閉店時間あり)
  • 4F MOS CAFE

の6店(2016/08現在)。

2F到着ロビーへ。
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こちらもすでに夜明かしの人々で満席の状態。
アンニュイな雰囲気が漂っています。
うーむ。寝る場所がナイ。

ちなみにこの階には、24時間営業のシャワールームがありますので、取りあえずサッパリしたい方は、こちらの過去記事もどうぞ。
羽田空港国際線・到着階のシャワールームを利用してみるの編2015

終電はとっくに終わってますし、深夜バスも2:20AMで終了です。
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ギリギリ間に合わなかった・・・。
いいえ、本当は急げば間に合ったけど、それではブログ記事にならないので、敢えて空港内に残留することにします。
今回のように飛行機が早めに到着した場合、最終の深夜バス狙いも可能ですが、乗れなかった場合の「Bプラン」を考えておくのが良さそうです。
羽田国際線発の深夜バスについては、こちらの過去記事もどうぞ
羽田空港・深夜早朝アクセスバスの活用方法

では、次の出発便を確認。
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今日の始発便は、4:55発のタイガーエア台湾の台北桃園行きか・・・。
この便の搭乗手続きが始まれば、一部の椅子に空きが出来るはずなので、それをハイエナする作戦。

AM2:25ごろ。
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そのタイガーエア台湾の搭乗手続きが開始されました。
寝静まった出発ロビーの一角に、沢山の人々が集まってきます。

じゃあ、寝る場所を確保すべく、空いた席をハイエナしよう・・・。
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アレ?
それでもまだ満席です。
お盆の繁忙期なので、そもそも寝床を確保できなかった方々が沢山いた模様。
ハイエナ作戦失敗。
うーむ、本当に寝る場所が無いではないか・・・。困ったな~。

4F江戸小路。
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寝苦しさMAXの赤い木の椅子ですら満席です。
寝る場所どころか、座る場所もないです。
お盆の繁忙期の深夜滞在は、かなり手ごわいですね・・・。

さらに展望デッキのある5Fへ。
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同じく寝苦しい曲がった椅子も、仮眠をとる人々で満席・・・。

かくなる上は、禁断の?展望デッキへ。
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屋外のテーブルも、スーツケースを携えた人々で一杯でした。
夜空の下、外の椅子で寝ているワイルドな方々も多数。
今は夏なので外で寝ることは可能ですが、冬は寒くて無理ですので気を付けましょう。
うーむ、外もダメかー。

というわけで、「寝る場所難民」になってしまいました。
\(^o^)/
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朝5時の始発まで、あと3時間。
どうやって過ごそうかな~。
最終手段、「地べたで寝る」しかないか?

そんなとき、救世主発見!
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現在開催中のリオ五輪のパブリック・ビューイングを、国際線ターミナル内の多目的ホール「TIAT SKY HALL」で開催中、とのこと。
始発待ちの時間つぶしに最適なナイス・イベントです。

放送予定を激しく確認。
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なんと、深夜の2:00AMから10:30AMまで開催しているとのこと。
おお~、まさに今開催中ではないですか。
会場の椅子に座って寝られるかも、です。

早速、喜び勇んで 4F 「TIAT SKY HALL」へ。
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おおー、開いている!
深夜はいつも閉まっているのに。
入場無料で、しかも「飲食物の持ち込み可能」とのこと。
なんて優しいの(涙)。

会場内へ突入。
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空席が潤沢にあります。
ついに、寝る場所ゲット。
まさに神イベントです。
この後も、続々と寝る場所を求めてお客さんが入ってきました。
もういっそのこと、繁忙期だけでもこのホールを深夜開放したら良いのでは?と思ってしまいました。

コンビニで買った肉まんをモグモグしながら、男子レスリングの試合を堪能。
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そして、眠りの中へ。
空調が効きすぎて、寒かったです・・・。
朝5時を過ぎると、スーツケースを持ったお客さんはいなくなり。
朝6時ごろの男子レスリング・グレコローマンスタイル59kg級の決勝戦の太田選手は、惜しくも敗退して銀メダルでした。
その後、私も眠い目をこすりながら帰宅して、爆睡。

というわけで、2016年お盆の繁忙期の羽田空港国際線・深夜滞在記でした。
繁忙期以外の時期だと、どこかしら寝床にありつけることが多いのですが、やはり繁忙期はキビシイですね。
今回は幸運にも、リオ五輪のパブリック・ビューイング・イベントに救われました。

今回のように寝る場所難民になってしまった場合は、空席のある24時間営業のお店に入るとか・・・。
こういう段差に座りこんで寝る、とかでしょうか。
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やっぱりちゃんとしたホテルに泊まりたい、という方は事前に羽田近辺のホテルを予約しておき、素直にタクシーで向かうのが良いでしょう。
羽田空港周辺の宿泊施設の体験記

羽田の昼間の発着枠は既に満杯なので、まだ発着枠に空きがある深夜・早朝時間帯の利便性をどれだけ上げられるかが課題の1つ。
根本的な解決は、2020年東京オリンピックに向けた国際線ターミナルの隣接地に計画されているホテル・商業施設群の完成を待つことになりそうです。




羽田空港国内線第2ターミナル・AIRPORT LOUNGE(南)に潜入するの編

2016/08/13
お盆休みを利用した札幌旅行。
今回はAIR DO利用のため、ANAやJALのラウンジは使えません。
前回の「エアポート・ラウンジ(北)」に続いて、羽田空港国内線・第2ターミナル(ANA側)の保安検査を抜けた後にある「エアポート・ラウンジ(南)」にも潜入してみることに。

こちらがその入口。
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営業時間は6:00-20:00。
入場料は1030円(お高い年会費の各種クレジットカードをお持ちの方は入場料免除)
です。

場所は、このへん。
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第2ターミナルの65番と66番ゲートの間にあります。

スタッフー「(AIR DOの)ご搭乗口から離れておりますので、お早目にゲートにお向かいください」
私 「はーい」

こちらのラウンジ内も、沢山の人々でほぼ満室。
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広さは、前回の「エアポート・ラウンジ(北)」と同じか、少し広い感じです。
シャワーはありません。
シャワーを使いたい方は、前回レポートした、「エアポートラウンジ(北)」へどうそ。

飲み物類のラインナップは、どこも同じです。
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アサヒ・スーパードライの生ビールは有料で310円。
まい泉の「ヒレかつサンド」は422円で販売。

残念ながら、朝食のサービスは終了とのこと。
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パンの無料配布は、朝だけだったんですね。

中央のテーブル席には、コンセントもあります。
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取り合いにならないように、譲り合いましょう。

白抜けしていますが、窓の外には飛行機がよく見えます。
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明るくて開放感あり。
ただし、窓際の座席にはコンセントは見当たらず、です。

ちなみに、眺望の良さは、

  1. エアポート・ラウンジ「北ピア」 保安エリア内・昔の記事
  2. エアポート・ラウンジ「南」 保安エリア内・本記事
  3. エアポート・ラウンジ「北」 出発前エリア・前記事

の順に良いです。
「北ピア」は、管制塔のようになっている4階部分にあるので、見晴らしの良さでは断トツのトップです。
「北」は、そもそも飛行機が見えない出発前エリアにあるので最下位。

で、これらの羽田空港国内線 第1/第2ターミナルにある「エアポート・ラウンジ」群についてですが。
やや設備の古さが目立ってきたこともあってか、今年度にリニューアル工事が計画されているようです。

その情報元は、こちら。
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羽田空港第1/第2旅客ターミナルを運営している、日本空港ビルディング様の2016年3月期・決算説明会のプレゼンテーション資料
(お役所ではなく)東証一部上場の民間企業の資料なので、ポップな感じの表紙です。

その44ページ目「主な設備投資額の内訳」に、このような情報が。
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あくまでも「予想」ですが。
2016年度の設備投資額として「ラウンジリニューアル」に「8億円」が計上されています。
どのラウンジが、どのようにリニューアルされるのかは不明ですが、今後の展開に期待しましょう。




羽田空港国内線第2ターミナル・保安エリアをウロウロするの編2016年8月

2016/08/13
お盆休みを利用して札幌に向かうべく、ヨダレを垂らしながら羽田空港第2ターミナル(ANA側)の保安エリアにやってきました。
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繁忙期ということで、空弁を買い求めるお客さんが一杯です。

お店側もドンドン補充。
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空弁の運搬に使われた箱が、うず高く積み上げられています。
まさに書き入れ時ですねえ。

今回の偵察ルートはこちら。
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出発口Aから保安エリアに進入し、南ピアの端っこの69番搭乗口を目指します。
搭乗するAIR DOの新千歳行きは北ピア側の56番ゲートなので、69番ゲートには特に用はありません。
久しぶりの第2ターミナル保安エリアなので、隅々まで堪能させて頂きます。

たぶん新しくなったと思われる、タッチパネル式の案内板。
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「草」な感じです。
夏だから「草」なのか、年中「草」なのかは不明。
保安エリア内の各店舗の営業時間などが分かりやすく表示されます。

待合スペースの椅子は・・・。
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特に変化はないように見えます。

ただし、柱に近いところにある椅子には・・・。
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何やら、白い部分があるものもあり。

この白い部分の下に、コンセントがあります。
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スマホやタブレット端末の充電ができて助かります。
ただ、このようなコンセント付きの椅子は、あまり数は多くありません。

こんなような充電ポイントもあり。
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これは、以前からある充電ポイントです。

椅子に座れる充電ポイントは・・・。
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大人気です。
皆さん、充電が大好きなんですねえ。

「動く歩道」で、南ピアに向かって移動。
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動く歩道の上では、「立ち止まる派」ではなく「普通に歩く派」です。
どっちでもいいですが。

「ISETAN」 発見
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第1ターミナル(JAL側)にもありました。
ANA側のISETANのほうが、規模が小さめに見えます。

第1ターミナルと同様に、プレミアム・ソフトクリーム「CREMIA」あり。
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お値段も、第1ターミナルと同様、500円(税込)です。

南ピアのフードコート・ゾーンに進出。
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そば・丼ものの「あずみ堂」と、寿司屋の「又こい家」があり。
ここも多くの人々が昼食で利用しています。

謎の「棒」ゾーンは健在。
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このあたりは、現在の国際線ターミナルとほぼ同時期の2010年に拡張されたエリアになります。

広々としたスペース。
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キッズゾーンもあり、子供たちで賑わっています。

窓の外には・・・。
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もちろん、間近にヒコーキが見れます。
が、窓枠まで離れているので、キレイなヒコーキの写真は撮れません。

ボーディング・ブリッジ(搭乗橋)には・・・。
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以前の記事でご紹介したとおり、東京オリンピックの絵が描かれています by みずほ銀行。

なんと館内に、この絵の解説パンフレットがありました。
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みずほ銀行様、気合が入っています。

なんとこの絵柄、搭乗橋によってそれぞれ違うデザインになっているとのこと。
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2020年の東京オリンピック・パラリンピックの各種目の絵が描かれているようです。
なるほど、そういうことだったんですね。

パンフレットには、各ボーディング・ブリッジにどの種目の絵が描かれているかが解説されています。
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自分が使う搭乗ゲートには、どの種目が描かれているのか、チェックしてみるのも楽しいでしょう。

というわけで、南ピア端っこの69番ゲートに到着。
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ちなみに69番ゲートの絵柄は、「ボクシング」の絵が描かれているとのこと。

というわけで、久しぶりの国内線第2ターミナル・保安エリアの探索記でした。
数年前に来た時とは、あまり変化はありませんでしたが、電源コンセントが増えたりと、少しずつ便利になってきているように思いました。

このあとは、カードラウンジ「AIRPORT LOUNGE(南)」に寄ってダラダラするの編。




羽田空港国内線第2ターミナル・保安検査前の3Fにあるカードラウンジ「AIRPORT LOUNGE(北)」のシャワーを利用してみたの編

2016/08/13
お盆休みを利用して、札幌に行く機会がありました。
その際、国内線第2ターミナル3Fにある「AIRPORT LOUNGE(北)」を利用してみましたので、そのレポートです。

<ご注意>
2018/11/15~2019/3/30の間、改装工事が行われ、2019/3/31より「POWER LOUNGE CENTRAL」としてリニューアルオープンしました。
そのため本記事は現況と異なります。

第2ターミナル内に3箇所ある「AIRPORT LOUNGE」のうち、この「北」ラウンジだけシャワーが装備されているとのこと(2016年8月現在)
以前から気になっていたのでした。

このラウンジは、出発ロビーの搭乗口Aの近くの一つ上の階にあります。
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AIR DOやソラシドエアのカウンター、羽田エクセルホテル東急の近くです。
3箇所ある「AIRPORT LOUNGE」の中で唯一、保安検査前のエリアにあるラウンジです。

こちらがその入口。
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第2ターミナル(ANA側)の出発ロビーの一つ上の階(3F)の端っこにあります。
近くにあるお店のカレーのいい匂いがします。

航空会社の上級会員でなくても、入場料を払えば入れます

この「AIRPORT LOUNGE」は、大人1名1030円を支払えば(航空会社の上級会員でなくても)入れるラウンジです。
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ただし、ダイナースカードや、各種クレジットカードのゴールドメンバーな方等は、この入場料が無料になります。
1030円を払って利用する価値があるかどうかは微妙なので、ややお高い年会費を払っているカードの所有者の方が利用するのがメインかと思います。
営業時間は、6:00から20:00まで(2016/08現在)

利用条件などの詳細はこちらをどうぞ。

朝の8時半ごろに中に入ろうとしたところ・・・。
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店内満席とのこと。
空席が出るまで、しばしカウンターの近くで待つことになりました。
お盆の繁忙期ですので、致し方ありません。
10分ほどで、ラウンジ内へ案内してもらえました。

ラウンジ内の様子

内部は、そんなに広くはありません。
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こじんまりとしています。
マカオのリスボア・ホテルと同じ香水の香りがして、個人的にはテンション・アップ。
喫煙できるスペースは、別室になっています。
テレビがあるので、リオ・オリンピックの卓球の試合を見ながらダラダラできます。

テレビの下には、各種新聞・雑誌あり。
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昨日のリオ五輪・水泳の金藤選手の金メダル獲得が一面トップです。
ソファで新聞を広げて寛ぎましょう。

窓際席に案内してもらえました。
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なんとコンセントあり。
昔からあるラウンジなので、期待していなかっただけに、意外です。
窓から飛行機は見えませんが、出発ロビーを行き交う人々が眼下に眺められます。
上から人々の様子を観察するのは楽しい♪

パンの無料サービスもあるよ

飲食物コーナーへ。
クロワッサンの朝食無料サービスを発見。
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ささやかではありますが、食べ物がゲットできるのはウレシイです。
ただし、お一人様2個まで、とのこと。

飲み物は、コーヒー、ジュース類など各種あり。
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ビールは有料ですので、悪しからず。

ジュース類は種類が豊富です。
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トマト、オレンジ、スポーツドリンク、アップルジュース、アイスコーヒー、アイスティー各種あり。

上限2個までパンを目いっぱい頂きます。
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普通に美味しいです。
もっとガッツリとお食事がしたい方は、まわりのお店で空弁などを購入して持ち込むのが良いと思います。

ビジネスコーナーへ

ラウンジ内には、こんなような個室スペースが2箇所あり。
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コンセントがあって、閉じこもってノートPCでお仕事が可能。
お盆だからか、使っている人はいませんでした。
机に傷がついていて、年季が入っています。

携帯ブースもあり。
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お電話はこちらでどうぞ。

古めのコピー機。
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USBメモリのpdfファイルの印刷などはできない、とのこと。
あまり使いませんが、このあたりの設備の古さがちょっと気になります。

シャワー室へ。頭上シャワーの不意打ちにご注意

では、お楽しみの?シャワー体験へ。
シャワーを使いたい旨を受付のスタッフーさんに申し出ます。
料金は、別途1030円を支払います。
羽田国際線2Fのシャワー室も1030円なので、空港としては標準的なお値段です。

「シャワー室の準備があるので、10分ほどお待ちください」とのこと。
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こんなような札をもらって、席で待ちます。

時間になったら、スタッフーの方が席まで呼びにきてくれました。

スタッフーさん「シャワーのあと、また席に戻りますか?」
私「ハイ」

すると、座席の上に「シャワーご利用中」という札が置かれて、座席をキープして頂けました。
細かい気配りがウレシイです。

ラウンジの奥のシャワー室に案内されます。
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シャワー室は2室のみ。
朝なので、利用している人はあまりいないようです。

シャワー室入り口は、一段高くなっています。
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履物を脱いでから、お入りください、とのこと。
日本的ですねえ。
あと、内側から手動でカギをかけるのをお忘れなく。

内部の様子。
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そこそこ広いです。
座る椅子がないのが、ちょっと残念なところ。

入って左手には、棚が2段もあって、衣服入れがあり。
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日本の銭湯のようなカンジです。
大きいスーツケースを広げるのは、ややキビシイかもです。

アメニティ類。
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歯ブラシセット、髭剃りセット、ヘアブラシがあり。
おじさんなら、これだけあれば十分なはず

ティッシュもあり。
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コンセントもあるので、束の間のスマホ充電が可能です。

時計もあり。
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シャワーのご利用時間は30分以内でお願いします、とのこと。

シャワーはホース式です。
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頭上にもシャワーがあるので、警戒が必要です。

利用方法の説明があるものの・・。
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字が小さいので、老眼だと読めませぬ・・・。

操作つまみ類。
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とりあえず、左のノブを手前に引いてみると・・・。

私 「ヒェ!!!」

頭上から冷や水の不意打ちを喰らいました。
え?なんで?
こんなに警戒していたのに。

正解はこちら。
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右手で中央のツマミを手前に引っ張りながら、左のレバーを手前にひねると、ハンドシャワーからお湯がでます。
中央のツマミを引っ張らないで、普通にお湯を出そうとすると、頭上から冷や水が落ちて来るというワナ。
このトラップに引っかかる人は多いのではないでしょうか・・・。

で、お湯の量は豊富。
水漏れなし。
排水も万全で問題なし。
このあたりの水回りの強さは、安心と信頼の日本のラウンジならではです。

シャワーの後は、ドライヤーで髪を乾かします。
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ドライヤーはパナソニック製のEH-NE16。
業務用ではないので、パワーはそこそこです。
髪の長い方は、乾かすのに時間がかかるかも、です。

シャワーのあとは、再びソファに戻ります。
リオ五輪を見ながら、近くで買ってきた空弁などを頂いてダラダラ。
出発時間が近づいてきたので、ラウンジを後にしました。

というわけで、第2ターミナル、出発前エリアの「AIRPORT LOUNGE」のレポートでした。
あまり広くはないため混雑するものの、1030円を支払えば(該当クレジットカードを持っていない場合は総額2060円)、シャワー室が使えて快適でした。
出発前エリアにありますので、特に保安検査場が混雑しているときは、時間に余裕をもって利用されることをお勧めします。

その他の羽田空港内のシャワースポットはこちら
羽田空港でシャワーを浴びることができる場所




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