2015/07/29
本日ご紹介する羽田空港空弁は、国内線第2ターミナルの「アーツ・デリ」で購入したこちらの押し寿司系空弁。
「金沢発・穴子棒寿司」 870円(税込)
製造元は金沢市の(株)芝寿し様。
ご察しのこととは思いますが、金沢の名産品を羽田で売っている、というものです。
羽田の地元の空弁メーカー(日本エアポートデリカ様やマコト様)の空弁はあらかた制覇してしまったので、現在は「羽田で売ってたら羽田の空弁」という方針で活動を進めております。
で、今回の棒寿司のメーカーである(株)芝寿し様は、北陸新幹線で話題の金沢のお寿司メーカーの一つで、「笹寿司」で有名なのだとか。
会社ホームページによると、もともと東芝のショールームを経営していた創業者が、当時まだ珍しかった電気炊飯器を使ってお米を炊く実演販売をやっていたところ、余ったご飯をどうしようか、ということになって考え出されたのが「笹寿司」なのだという。
こういう創業のエピソードを調べてみるのも、色々面白いです。
今回ご紹介するのは、その(株)芝寿し様の製品の一つの「穴子棒寿司」です。
側面のシールを剥がして蓋をオープン。
このように、横に引き出す形で中身とお手拭き、お箸、ショウガの袋を取り出します。
注意書きが入っています。
「あなごは良質で大きめのものを使用しております。まれに小骨が残っている場合がありますので、お召し上がりの際にはご注意ください」
とのこと。
親切ですねえ。
海外の食べ物だと、骨入りまくりでも普通ですけど。
同梱物。
お寿司本体は厳重にパッキングされています。
早く食べたいけど、お寿司系空弁は包装を解除するのがいつも面倒・・・。
お寿司本体の透明なビニールを破って中を取り出します。
するとさらにまた何かに包まれています・・・。
ただ、これは簡単に包んであるだけなので、すぐにお寿司本体にアクセスすることができます。
が、慣れていないと、ここでお寿司本体に触れたりして手が汚れることになるのでご注意。
ようやく穴子棒寿司本体に到達。
「棒寿司」というだけあって、細長いです。
8つにカットされており、ちょうどひと口サイズで食べやすいです。
その一切れをお箸でリフトアップ。
ご飯の層は、白い酢飯と茶色い炊き込みご飯の2層構造になっています。
そのため、お酢の味はほんのりと控えめで優しい味に仕上がっています。
甘辛い穴子は冷えていても柔らかく香り豊か。
炊き込みご飯も味わい深く、穴子とよく合います。
思った以上に、これはかなり高評価。
この手のお寿司はお酢の味が強かったりして、あまり沢山食べられなかったりするのですが、このお寿司は飽きの来ない優しい味付けのため、何本でも食べられそうです。
包装を破るのにやや四苦八苦しましたが、お寿司の美味しさに救われました。
沢山乱立している押し寿司系空弁の中でも、お勧めの1品です。
羽田空港の空弁一覧(画像つき)