2015/07/12
羽田空港国際線の到着階(2F)の真ん中に、何やら見慣れない構造物を発見。
明るい正方形の展示スペースに、何やら人だかりが出来ている様子。
何事かありけん。
実はこれ、Panasonicの宣伝スペース。
「ようこそ、ごはんの美味しい国へ Japan Premium Quality」
Panasonicの炊飯器やその他電化製品のPRが行われています。
訪日客の「爆買い」をさらに加速させようという作戦。
たしかにここなら国際線到着口の目の前ですので、羽田にやってくる外国人のほぼ全員の目に触れることになります。
まさにインバウンド・ビジネスにとって絶好の広告スペースなわけです。
中にはズラリと、日本が世界に誇る日本食の食品サンプルの数々が円形に並んでいます。
白いLED照明で明るく照らされて、かなりインパクトあり。
あまりの精巧な出来栄えに、多くの外国人の方々が見入っていました。
日本人でもついつい「すげえー」と見入ってしまいます。
でも、これってPanasonicとは関係ないような・・・。
中央部には炊飯器の模型あり。
炊飯器内部の「踊り炊き」の様子を模型で見ることができます。
ふむふむなるほど。
商品説明は、日本語・中国語・英語の三か国語表記です。
2行目が英語ではなく簡体字になっていることから、やはりメインのターゲットは中国からのお客さんのようです。
これは?
日本が世界に誇る健康食品「納豆」と一緒に記念撮影ができるスペースとのこと。
こんなような感じで記念撮影可能。
面白い企画ですが、この趣旨に気付いている人はあまりいない様子・・・。
Panasonicの炊飯器の展示コーナー。
テレビモニタでは、中国語字幕付きの商品説明の映像が流れています。
カメラやシェーバーなどの展示もあり。
下段には、シャワートイレや空気清浄機も展示されていました。
興味深いのは、ここで商品を販売しているわけではなく、あくまでもPRだけという点。
日本に到着したばかりのお客さんが、いきなり家電を買うわけにはいかないですからね。
まずはここで「日本のPanasonicの炊飯器買ってね!」というメッセージだけを伝えておき、訪日客の潜在意識にイメージを刷り込ませる、という作戦なのでしょう(深読みしすぎ?)。
というわけで、日本経済の今後の発展をも担う羽田空港国際線なのでした。