2015/01/15
ボーイング787-9型機は、標準タイプであるボーイング787-8の胴体を長くしたタイプの機体です。
「787-8」については、最近ではローンチカスタマー(言いだしっぺ)のANAやJALなど、多くの航空会社に普及しています。
一方「787-9」のほうは、ANAが2014/08から世界で初めて羽田-福岡間で定期便の運航を開始したばかりで、まだまだ数が少ないという状況。
で、今回は今更ながらその「ボーイング787-9」とやらをちゃんと見てみようではないか、という企画です。
まずはこちらが標準タイプの「ボーイング787-8」 (JA818A)
機首に大きく「787」と書かれていますが、これが書かれていない787-8もありますので要注意。
一方こちらが長胴タイプの「ボーイング787-9」 (JA833A)
同じ倍率で撮影してみました。
787-8よりも前後に胴体が長くなっているのが分かりますでしょうか。
ウィキペディア先生によると、「-8」は全長56.7メートルに対して、「-9」は62.8メートルと、およそ6メートル程度胴体が長いのだそうな。
なので、当然「-9」のほうが、より多くのお客さんを運ぶことができます。
大きな「787」の文字がない787-8も少なからずいますので、「787」の文字の有無だけで「-8」と「-9」を見分けるのは危険(なにが?)です。
上のように2つ写真を並べれば、胴体が長いのと短いので見分けることができますが、単品で787を目撃した場合に、どうやって「-8」か「-9」かを見分けるかを考察してみましょう。
月並みですが、やはり機首の部分の窓の数を数えるのが一番見分けやすいかと。
「-9」は、第1ドアと第2ドアの間の窓の数が13個。
「-8」は、9個です。
同様に、機体後部の第3ドアと第4ドアの間の窓の数も違いますが、窓の数が多いので、機首部分で見分けるほうが容易でしょう。
これが分かれば、友人や家族と空港に行ったときに「あの787は-8、こっちのは-9ね」、などとツウぶることができます。
「そもそもそれ以前に、どれがボーイング787なのか見分けられないんですけど~」という方は、姉妹ブログの以下の過去記事を合わせてどうぞ。
羽田空港・Boeing 787を地味に見に行く編