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羽田空港国際線からピーチの深夜便MM899で上海へ。できるだけ並ばずに出発する方法を考察するの編2019

2019/01/06
お正月のお休みを利用して、羽田空港深夜発のピーチで上海へ旅行にいく機会がありました。
今回利用したのはピーチの羽田発深夜便MM899/898。
羽田発のピーチ便を利用するのは今回が初です。

2019/01当時のダイヤは以下の通り。

  • MM899 東京羽田 02:10 → 上海浦東 05:00
  • MM898 上海浦東 01:25 → 東京羽田 05:00

深夜の羽田を出発して、早朝の上海に到着するという夜行便です。

LCCと言えば、お値段がお安い一方で「とにかく並ぶ」というのが難点。
そこで今回は、実際に羽田深夜発ピーチ便に搭乗した経験をもとに、できるだけ並ばずに搭乗するにはどうすればよいか、について考察してみました。
(2019/01当時の情報です)

チェックインカウンターで並ぶ

23:00ごろの羽田空港国際線Dカウンターには・・・
SHN2019JANX093R
なんと、もう既にチェックイン待ちの列が出来ていました。
しまった、出遅れてしまった・・・。
皆さん、出足が早いな~。

2019/01現在、羽田発のピーチ国際線は自動チェックインに対応していないし、荷物も預けたいので、ここは並ぶしかありません。

ピーチの場合、標準的なチェックイン開始は出発時刻の「150分前」とのこと。
この日の上海行きMM899の場合は「2:10発」の150分前 = 23:50 になります。

が、この日は「1:55発」のソウル仁川行きMM809があるため、その150分前の23:25前後にピーチのカウンターがオープンすることになります。
この日はお客さんが多かったせいか、23:15ぐらいにはソウル行きの手続きが始まっていました。

順番待ちの列は、ソウル行きと上海行きの2つに分かれます。
まずは、ソウル行きのお客さんから先に手続きが始まり、一通り掃けてから、上海行きのお客さんの搭乗手続きが始まります。
それまで上海行きのお客さんは待ち。

カウンタースタッフの人数が多いおかげで、列の進みは早いです。
23:35ごろには、上海行きの手続きが始まりました。
そのころには上海待ちの列はかなり長くなっていましたが。

上海行きは中国人旅客が多いです。
中国の方は、列に並び始めるのがやたら早いんですよね・・・。
先を越されたくないということなのか、そういう国民性なんでしょうかねえ。

というわけで、かれこれ1時間ほど並びました。
もっと早く来て、列に並ぶべきだったか・・・。

逆に「列が短くなるまで待ってから並ぶ」という手もありますが、保安検査場が混雑していると飛行機に間に合わなくなったりするリスクがあるので、あまりオススメできません。

保安検査場で並ぶ

で、23:50ごろ。
ようやく搭乗券をゲットして中央出国審査場へ。
SHN2019JANX104R
ここも結構並んでます。

そんな時は、検査場入口の混雑度表示を激しくチェックしましょう。
konzatsu
中央出国検査場の混雑度は4段階中2(右)。
北出国検査場の混雑度は4段階中1です(左)。
ちなみにこの混雑度表示は、最近になって更新頻度が増えて、かなり精度が上がった印象。

じゃあ「北」へ行こう、というわけで行ってみると・・・。
SHN2019JANX106R
こっちはガラガラ \(^o^)/
混雑度ゼロです。

これはどういうことかというと・・・。
gate
この日のピーチのカウンターは「D」で、出発ゲートは「108番」なので、殆んどのお客さんは、最短経路の「出発手続(中央)」から出国しようとします。
その一方で、遠回りになる「出発手続き(北)」は人が少ない、というワケです。

搭乗口によっては、やや遠回りになってしまいますが、並びたくない方はこちらを抜けるという選択肢もあります。

ただし「北保安検査場」のオープン時刻は・・・。
SHN2019JANX107R
7:00~25:00とのこと(2018/01当時)ですので、お気を付けください。

で、保安検査場で荷物をチェックされた後は、出国審査へ。

出国審査場には

  • 有人窓口(係員様にパスポートを見せる従来型)
  • 指紋認証型自動化ゲート(事前登録が必要)
  • 顔認証型自動化ゲート(この時は何故か稼働休止中だった)

の3種類があります。
「顔認証型」が使える場合は、事前登録なしで使える上に、早いのでオススメです。
人が少なかったので、どれも並ばずに通過できましたが。

出発ゲートで並ぶ

出国審査を終えて、搭乗ゲートへ。
SHN2019JANY111R
ここが最後の行列ポイントです。

機内頭上の物入れに荷物を入れたい場合は、早めに機内に入らないと、
「荷物を入れる場所がないヽ(`Д´)ノ 」
という状況に陥ります。

2019/01当時は・・・
atof
混雑防止のため「窓側(A列またはF列)の席を予約しているお客様と、そのお連れ様」から先に搭乗を開始していました(搭乗券チェックあり)。

先に機内に入りたい場合は「窓側席を予約する」のが良いかもしれません。
ただし、このあたりのルールは色々変わるし、「通路側がいい」という方もいらっしゃるかと思いますので、なんとも言えませんが。

ちなみに、上海から羽田に戻る便(MM898便)では「窓側から先に搭乗」するルールはありませんでした。
ご参考まで。

まとめ

というわけで、できるだけ並ばずに出発するコツとしては・・・。

  • 早めにチェックインカウンターに並ぶ(22:30~23:00ぐらい?)
  • 「北保安検査場」を使う(遠回りになるので時間に余裕がある場合)
  • 先に搭乗できる窓側席(A列 or F列)を予約する(2019/01現在)

てな感じでしょうか。
羽田発のピーチ深夜便でご出発予定の方のご参考になればと思います。

台風18号の影響で遅延が相次いだ羽田空港国際線の編

2017/09/18
シルバーウィーク3連休最終日の羽田空港国際線ターミナル展望デッキは・・・。
HND_SEPG-015_R1
「台風一過」でとても良いお天気に恵まれました。

余談ですが・・・。
子供の頃、「台風一過」のことを「台風一家」と書くものと勘違いしておりました。

「台風一家」のイメージ図
typhoon-family
ヘタクソな絵ですみません・・・。

正しくは「台風一過」ですので、間違わないようにしましょう(私だけ?)。

で、話を元に戻して・・・。
HND_SEPG-107_R1
この日の羽田空港国際線は、未明に接近した台風18号の影響で、遅延便が10便以上発生。
昨晩の深夜発を予定していた中国方面行きの便が、軒並み朝以降の出発に遅延しています。
台風は過ぎ去ったものの、その影響がまだ続いていたのでした。

しかしながら、朝の出発ラッシュ時の3Fチェックインカウンターは、普段からフル稼働状態なので・・・。
HND_SEPG-003_R2
遅延したピーチの深夜早朝便2便(MM899,MM859)と中国国際航空の朝便2便(CA422,CA184)は、普段は使われていない1Fの「Sカウンター」にアサインされました。
いつもより沢山のお客さんを捌かなければならないので、色々と大変そうです。

こちらが1Fローソン付近の「Sカウンター」
HND_SEPG-004_R1
団体客用に時々使われることがある、秘密の(?)チェックインカウンターです。
今日は臨時で中国国際航空(とピーチ)のカウンターになっていました。
なるほど、こういう非常時にも使えるように、普段は空けてあるわけですね。

国際線の展望デッキに行ってみると・・・。
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台風による遅延の影響で、いつもは深夜にしかいないはずのピーチが2機いました。

以下遅延した深夜便機材(の一部)について。

ピーチのA320-200(JA807P)
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定刻2:50発の MM899 上海浦東行きが、9:23発に遅延。

同じくピーチのA320-200(JA815P)
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定刻5:55発の MM859 台北桃園行きが、9:33発に遅延。

キャセイドラゴン航空のA320-200(B-HSK)
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定刻1:55発の KA397 香港行きが、9:56発に遅延。

春秋航空のA320-200(B-8370)
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定刻1:30発の 9C851 上海浦東行きが、10:31発に遅延。

海南航空のボーイング737-800(B-5853)
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定刻2:00発の HU7920 北京行きが、13:15発に遅延。

以上の他にも、複数の便が遅延を強いられたようです。
この影響を受けた関係者の皆様におかれましては、大変な思いをされた方もいらっしゃったかと思います。
謹んでお見舞い申し上げます。

羽田空港国際線の深夜便にピーチの上海線と中国南方航空の貴陽線が就航の編

2016/11/12
羽田空港国際線・深夜便の出発案内板。
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今月から、知らない間に以下の2便が新たに増えてました。

  • ピーチの上海(浦東)行き MM1079 AM2:10発
  • 中国南方航空の貴陽行き CZ8302 AM2:30発

ただし、MM1079は羽田発が月水金土日の週5便。
CZ8302は羽田発が火土のみの週2便の運航となっています。
土曜の深夜なら両方の就航の様子が見ることができる、ということで、(飛行機には乗らないけど)会社帰りに深夜の空港へと立ち寄ってみたのでした。

ピーチが羽田-上海浦東の深夜便に就航

深夜1時半ごろの羽田空港国際線・展望デッキにて・・・。
HND_2016NOV_003_R02
ピーチのA320-200が2機並んでいます。
奥の機体は、以前から運航中の羽田発ソウル(仁川)行き MM1009便。
手前の機体が、今月の2016/11/2から新規に就航を開始した、羽田発上海(浦東)行き MM1079便です。

2016/11現在のダイヤは・・・
MM1079 東京羽田 2:10 → 上海浦東 5:00 A320 月水金土日
MM1078 上海浦東 1:25 → 東京羽田 4:55 A320 月水金土日

これでピーチの羽田便は、5:50発の台北(桃園)行きのMM1029便と合わせて3便目ということになります。
いずれも深夜便での運航ということで、深夜の羽田国際線において徐々に存在感を増しつつあります。

チェックインカウンターの様子。
hnd_2016nov_041_r01
Aカウンターを10マス使用。
便数が増えたので、係員の方の数も増加しました。
旅慣れた感じの個人客が多かったです。

この日は、定刻の2:10よりも1時間以上遅れて3:20ごろ出発・・・。
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機材はエアバスA320-200 (JA814P)。
ほぼ寝静まった空港内をタキシングして、深夜の空へと飛びたって行きました。

中国南方航空が、貴陽-羽田の深夜便に就航

一方こちらは、地味に週に2便だけ、貴陽-羽田の深夜便を就航を開始した中国南方航空。
HND_2016NOV_007_R01
この日のチェックインカウンターはJカウンターを使用。
エミレーツのお隣です。

ダイヤはこちら
CZ8301 貴陽 20:10 → 羽田 1:30 (翌日) 火土
CZ8302 羽田 2:30 →  貴陽 6:30 火土

そもそも「貴陽」ってドコよ?という方はこちら。
貴陽
貴陽(Guìyáng)は、中国内陸部・貴州省の省都で人口は345万人(byウィキ)。
香港よりも遠いところにあります。
うーん、一体どんな人が利用するのだろうか。

深夜0時前。
HND_2016NOV_060_R01
搭乗手続きカイシー(開始)。
お客さんが集まってきました。
お金持ちそうな感じの個人客っぽいです。
皆さんカートの上にスーツケースと段ボール箱を満載しています。
内陸の方は、まだ爆買いなさるんでしょうかねえ。
でも、お客さんの数は少ない・・・。

そして、深夜2:10ごろ。
定刻よりも20分も早くプッシュバック開始。
HND_2016NOV_035_R02
機材はボーイング737-800 (B-5195)
お客さんが少ないから、早めに全員が搭乗を完了した、ということなのでしょう。
そのうち団体客で賑わうことになるのかどうかは不明・・・。

というわけで、冬ダイヤになって中国路線がさらに増便した羽田空港国際線ですが、その一方で山東航空の羽田-済南線が11月は運休していたりします。
今後の中国路線の動向に注目です。

羽田空港国際線・ビーチが羽田-ソウル仁川線の深夜便を運航開始するの編

2016/02/13
LCCのピーチが2/5から羽田-ソウル仁川線の深夜便の運航を開始したとのこと。
2015年8月に就航した羽田-台北桃園線に次ぐ2路線目の羽田就航となります。
遅ればせながら(搭乗するわけではないけど)その様子を見に、羽田空港国際線に行ってみました。

ちなみに本日時点のピーチの羽田ソウル便のダイヤは以下の通り。
MM1009 羽田 2:00 → ソウル仁川 4:35 (毎日)
MM1008 ソウル仁川 22:50 → 羽田 1:00 (毎日)

羽田に深夜1:00に到着して、2:00に飛び立っていくという慌ただしいダイヤとなっております。
羽田に深夜1:00着はキビシイですね・・・。

こちらは出発案内板。
HND_2016FEB_041_RP
この日の最終便がまさにそのピーチのソウル仁川行き AM2:00発となっています。
翌朝の始発便もピーチの台北桃園行き AM5:50発。
ピーチで始まりピーチで終わるフライトスケジュールになってしまいました。

深夜11:20ごろ。
HND_2016FEB_044_RP
定刻のAM2:00に対して2時間40分前に搭乗手続きが開始されました。
カウンターはスターアライアンス陣営側のDカウンター。
韓国人比率は4割ぐらい?
日本人と韓国人を見分けるのが結構難しいのでテキトーですが。
若者のグループ客が多いです。

AM0:55ごろ。
HND_2016FEB_032_RP2
ほぼ定刻どおり、お迎えのMM1008便が到着。
折り返しソウル仁川行きのMM1009便になります。
機材はエアバスA320-200 (JA802P)。
この日は本館側の109番スポットを使用してくれたため、機体を間近に見ることができました。

AM1:25ごろの国際線到着ロビー。
HND_2016FEB_040_RP2
降りてくるお客さんは少ない模様・・・。
ほぼ同時刻に到着した、上海吉祥航空に乗ってやってきた中国人のお客さんのほうが多いです。
深夜1:00に羽田に到着しても、いろいろと不便ですからねえ。

インフォメーションカウンターやバスのチケット売り場で相談する訪日中国人のお客様。
HND_2016FEB_039_RP2
まだ深夜2:20発の深夜バスがあります。
新宿や渋谷、横浜などの近くのホテルなら、まだ辿り着くことは可能。
英語でのご案内がメインなので、英語がティンプードンなお客さんの対応に苦慮されているご様子。
翌朝の国内線に乗り継ぐ個人旅行のお客さんもいるようで、ターミナル内での夜明かしを余儀なくされていました。
仮眠できるスペースがもっと欲しいところです。

というわけで、徐々に深夜枠に就航するLCCが増えてきた羽田空港国際線。
文字通り24時間眠らない空港になってきました。

関連記事:
終電より後に羽田国際線に帰国した場合まとめ

羽田空港国際線「AIRLINE & AIRPLANE」に新規就航4社のモデルプレーンが追加されるの編

2015/12/20
羽田空港国際線5FのTIAT SKY ROADにあるモデルプレーン展示コーナー。
HND_2015DEC_005_RA
羽田空港国際線に定期便を運航している航空各社のモデルプレーンが展示されています。

訪日外国人が急増した2015年に新たに羽田に定期便の就航を開始した航空会社は・・・。

  • 2015/03 香港・ドラゴン航空 KA (香港-羽田)
  • 2015/08 オーストラリア・カンタス航空 QF (シドニー-羽田)
  • 2015/08 日本・ピーチアビエーション MM (羽田-台北桃園)
  • 2015/08 中国・春秋航空 9C (上海浦東-羽田)
  • 2015/08 中国・天津航空 GS (天津-羽田)
  • 2015/08 中国・吉祥航空 HO (上海浦東-羽田)
  • 2015/10 中国・中国南方航空 CZ (広州-羽田)

の7社。
中国系の航空会社が目立ちますね。
2015年の流行語となった「爆買い」に代表される訪日中国人客の急増が注目されていますが、香港や台湾やオーストラリアからの訪日客も増加しています。

そんな中、羽田空港国際線5Fのモデルプレーンコーナーでは、香港ドラゴン航空とカンタス航空のモデルプレーンは展示されたものの、他の5社のモデルプレーンが展示されないままの状態となっておりました。
(急に細かい話になってすみません)
そもそも天津航空とか吉祥航空のモデルプレーンって見たことがないけど?と、半ば諦めていたところ・・・。

吉祥航空のモデルプレーン登場!
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機材はエアバスA320-200 (デカいウイングレットつき)。
こんなマイナーな(失礼)モデルプレーンがあったとは・・・。
実物の写真はこちら。
羽田空港国際線・吉祥航空の上海-羽田深夜便就航の編

ピーチのモデルプレーンも登場!
HND_2015DEC_007_RA
機材はエアバスA320-200。
鮮やかな紫色で目立っています。
実物の写真はこちら。
羽田空港国際線・ピーチの羽田-台北桃園深夜便就航の編

春秋航空のモデルプレーンも登場!
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こちらも機材はA320-200(デカいウイングレットつき)。
勢いのある中国のLCCです。
実物の写真はこちら。
羽田空港国際線・中国・台湾方面の深夜便が続々と新規就航開始の編

天津航空のモデルプレーンも登場!
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機材はA320-200。
こちらもマイナー機体。
特注品だろうか?
実物の写真はこちら。
羽田空港国際線・天津航空の天津-羽田深夜便就航の編

4機とも同じA320ですが、翼の先にあるウイングレットの形の違いまで忠実に再現されています。
以上4機のモデルプレーンが展示コーナーに加わり、これで合計32機になりました。
就航開始してからだいたい4カ月ぐらいかかる模様。
残る中国南方航空のモデルプレーン追加は2016/02ごろと予想されます。

羽田空港国際線・ピーチの羽田-台北桃園深夜便就航の編

2015/08/08
前回の記事でもお伝えしたように、8月に入ってから新規航空会社による羽田の深夜・早朝便の就航が相次いでいます。
その中でも最も日本のメディアに注目されているのが、業績好調で人気のある国内のLCC(ロー・コスト・キャリア)ピーチの羽田-台北桃園線の深夜便です。

しかしながら、本来の予定では8月8日のAM0:30に台北桃園を出発し、AM4:45に羽田に到着するはずのMM1028便の初便が、台湾に接近中の台風13号の影響で出発が大幅に遅延するというハプニングが発生。
そのMM1028便は11時間45分遅れの20:15に台北発となりました。

その影響で、折り返し運航するはずだったAM5:55羽田発のMM1029便の初便は、MM1028便の到着を待つのを断念。
急きょ代替の機体を関西空港からフェリーして10時間30分遅れの16:25羽田発となりました。
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記念すべき初便がまさかの大幅遅延です。
が、同日の関空発の台北桃園行きMM23便は欠航していたことを考えると、「絶対に羽田の初便は欠航させない!(マスコミが取材に来るし)」という執念が感じられます。

というわけで、8/8の13:53ごろ(出発予定時刻の2時間30分前)。
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一番端っこのLカウンターにて、ピーチMM1029便・羽田発台北桃園行き・初便の搭乗手続き開始。
お客さんは半分以上は日本人(だと思う)。
家族連れはほとんどいなくて、旅慣れた感じの若いお客さんが多いです。

マス・コミュニケーションの皆様が沢山来ていました。
HND_2015AUG_DSC00774_R
民放各局のクルーや「ZIP!」の取材班など、取材陣だけでも総勢50人ぐらいはいました。
ピーチの注目度の高さが伺えます。
台風で遅延したことで、かえって話題性が高まったような印象も。
あと、お客さんの中には、桃のコスプレ?をしたピーチ・ファンの方もいて、マスコミの格好の取材対象になっていました。

午後3時半ごろ。
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関空から急きょフェリーされて来た代替機(JA806P)が、関空の空気を乗せて羽田に到着。
通常は深夜便のため、昼間の羽田でピーチの機体が見れるのはレアケースです。
この日の搭乗ゲートはサテライト側の141番ゲートを使用。
建物の陰になるため、国際線の展望デッキからは駐機中のピーチの機体を見ることはできません。

そして午後4時半ごろ。
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定刻から10時間30分ほど遅れて、MM1029の初便が羽田を出発。
機材はエアバスA320-200(JA806P)。
派手目なカラーリングが特徴的です。
遅延したお陰で、昼間に機体を撮影することに成功しました。

この日の羽田空港は北東の風で比較的暑さが和らいでおり、滑走路は北風運用。
D滑走路(RWY05)から台北に向けて飛び立っていきました。

ピーチは私も以前に1度だけ香港→関西空港線を利用したことがあります。
当時の搭乗レポートはこちら
香港マカオ旅2014/07 香港昼発のピーチで関西空港に戻るの編

ピーチはWebの予約システムがしっかりしていて利用しやすかった印象です。
通常の予約はもちろん、便の変更や運賃の差額の精算などもweb上で簡単にできて便利でした。
(海外のLCCだとWebでチケットの予約・購入はできても、キャンセルや変更する場合は電話だったりとかします)
今回のピーチ羽田就航で、より安くお手軽に台湾に行けるようになったのは嬉しい限りです。

ピーチ以外の航空各社の8月新規就航に関する記事は以下
羽田空港国際線・中国・台湾方面の深夜便が続々と新規就航開始の編
羽田空港国際線・カンタス航空、羽田就航の編

AM5:55発のピーチに乗るにはどうやって羽田に行けばいいの?という方は以下の記事をご参考にどうぞ。
始発より前に羽田空港国際線に到着する方法まとめ

羽田空港国際線・中国・台湾方面の深夜便が続々と新規就航開始の編

2015/08/08
先週のオーストラリア・カンタス航空の羽田就航に続いて、8月に入ってから中国の航空会社による羽田の深夜便の新規就航が始まりました。
それに負けじとわが国のLCCピーチも羽田-台北桃園線の運航を開始しています。

羽田の深夜発着枠の中でも、特に午後11時をすぎて羽田に到着する時間帯は、その後の交通の便が悪いため、ここしばらく不人気でした。
また、同様に羽田の早朝出発枠、特に朝6時台までに羽田を出発する便も、周辺ホテルまたは国際線ターミナル内で前泊する必要があるため、まだまだ発着枠に余裕がある状態でした。
この時間帯は今までは香港エクスプレスが運航している程度だったのが、8月からは、春秋航空、上海航空、吉祥航空、ピーチアビエーション、天津航空の5社がこの時間帯への参入を開始するとのこと。
特に中国系航空会社の進出が目立ちますねえ。
これで羽田国際線に定期便を運航する航空会社は全部で32社に膨れ上がります。

そこで今回は、8/7金曜夜の会社帰りに羽田空港国際線に寄ってみて、これらの深夜便の就航の様子を探ってみることに・・・。

春秋航空

■ダイヤ(2015/08現在)
9C8516 羽田発1:30→上海浦東着3:30 (月火木土・8/6から運行)
9C8515 上海浦東発18:30→羽田着23:00(月水金日・8/5から運行)
(最新ダイヤは航空会社のウェブサイトをご確認のこと)

茨城空港などに就航している中国のLCC春秋航空が、ついに羽田にも新規参入。
上海虹橋ではなくて、上海浦東行きなのでご注意を。
夜行便なので土日を利用した弾丸旅行に使えそうですが、上海着3:30がちょっと早すぎる感があります。
あと23:00羽田着というのも終電に不安が残ります。
羽田到着後は近辺のホテルに宿泊してから出勤、という感じになりそうです。

この日(2015/08/07)の春秋航空の受付カウンターはCカウンター。
HND_2015AUG_IMG_03_R
1:30発に対して22:50ごろに搭乗手続きが開始されました。
お客さんはほとんどが中国系の人々の様子。
電化製品等のお土産を満載した「爆買い」の人々で一杯です。
日本旅行の人気ぶりが伺えます。

この日(2015/08/07)の9C8515便は、23:00羽田着予定に対して0:44着に遅延。
HND_2015AUG_DSC00700_R
それでも折り返しの9C8516便はほぼ定刻通り1:30ごろに羽田を出発。
結構無理している感じがしますが・・・。
機材はでっかいウイングレット付きのエアバスA320-200(B-9928)。
到着スポットは124番の沖止めでした。

上海航空

■ダイヤ(2015/08現在)
FM836 羽田発1:30 →上海浦東着4:00(月木土・8/5から運行)
FM835 上海発20:00→羽田着:23:55(水金日・8/5から運行)
(最新ダイヤは航空会社のウェブサイトをご確認のこと)

こちらも春秋航空とほぼ同様のダイヤ。
週3便というのがちょっと使いにくいかもです。
あと、羽田着が遅いので終電も厳しいです。
上海航空は昼間も上海線を以前から運航しています。

この日(2015/08/07)の上海航空・深夜便のカウンターはGカウンター。
HND_2015AUG_IMG_FM_R
こちらも中国系のお客さんが大半です。
こちらはフルサービスキャリアなだけのことはあって、お金持ちで落ち着いた感じのお客さんが多いように感じました。

使用スポットは沖止め。
HND_2015AUG_DSC00666_R
使用機材はボーイング737-800(B-5545)でした。
さすがに深夜便だと小型機にせざるを得ないようです。

吉祥航空

■ダイヤ(2015/08現在)
HO1386 羽田発1:50 →上海浦東着4:00 (月水金・8/7から運航)
HO1385 上海浦東発20:50 →羽田着1:00 (月水金・8/7羽田着から運航)
(最新ダイヤは航空会社のウェブサイトをご確認のこと)

土日運航しない&羽田着後の終電はおろか深夜バス(AM1:00ごろ最終)にも間に合わない、実に使いにくいマニヤックな便です。
この日(8/7夜)は運航日ではなかったため、取材はまた後日に・・・。

その後日の取材の記事はこちら
羽田空港国際線・吉祥航空の上海-羽田深夜便就航の編

天津航空

GS7562 羽田発1:30→天津着3:50 (火水金日・8/16から運航)
GS7561 天津発20:35→羽田着0:30 (火水金日・8/16羽田着から運航)
(最新ダイヤは航空会社のウェブサイトをご確認のこと)

これも羽田着後終電に間に合わない系のダイヤです。
天津航空ってあまり耳慣れない・・・と思いきや、日本へはすでに札幌や函館など多くの路線を運航しているのだとか。
こちらの就航は来週から。
今後、羽田国際線で夜明かしする中国系の人々が増えそうです。

ピーチアビエーション

■ダイヤ(2015/08現在)
MM1029 羽田発5:55 →台北桃園着8:30(月水木金土日・8/8から運航)
MM1028 台北桃園発0:30 →羽田着4:45(月水木金土日・8/8から運航)
(最新ダイヤは航空会社のウェブサイトをご確認のこと)

日本のLCC初の羽田国際線就航です。
羽田早朝5:55発がキビシイです。

  • 羽田国際線ターミナルに前日入りしてそのまま夜明かし
  • 蒲田のホテル or 漫画喫茶 or スパに滞在して、3:20蒲田駅発の深夜バスに乗って羽田へ

というパターンになりそうです。

この日の初便(8/8早朝4:45羽田着)を待ち構えていたものの・・・。
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残念、台風13号が台湾に接近のため、5:55羽田発だったMM1029便が16:25発に遅延するとのこと。
初便から10時間以上遅延、という波乱の船出となりました。
ううう、このピーチの初便が見たくてわざわざ空港にお泊りしたのに・・・。
もう眠いので始発の電車で帰宅して寝るです。

あくる日の午後の初便就航の様子はこちらの記事をどうぞ
羽田空港国際線・ピーチの羽田-台北桃園深夜便就航の編