羽田空港国際線・海南航空が北京-羽田の深夜便に就航したのを興味本位で見に行くの編

2016/01/09
訪日ブームに乗って、交通の便の悪い深夜早朝時間帯までも新規路線の参入が相次いでいる羽田空港国際線。
2015/12/24から中国・海南航空が北京-羽田の深夜便の運航を開始したとのことなので、その様子を見に行ってみました。
久しぶりの羽田国際線・徹夜滞在型レポートです。
ウィキペディア先生によると、海南航空は、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空に次ぐ中国第4位の規模の航空会社とのこと。
2016/01時点のダイヤは以下のとおり。

HU7919 北京 0:15 → 羽田 4:10 / 月,木,土
HU7920 羽田 5:10 → 北京 8:25 / 月,木,土

羽田の深夜(というか早朝)に到着して、すぐに飛び立っていくという、実にレポートし辛いダイヤです。

それでも金曜の会社帰りの深夜11時ごろ、羽田空港国際線に到着。
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深夜発の便のお客さんで賑わっています。
海南航空が到着する、午前4:10までどうしようかなー。

到着階にある24時間営業のカフェ「ピスタ」でビールでも飲んでダラダラと過ごします。
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生ビール小・520円。シウマイは別途。
ういー、眠い。

やがて終電が終了。
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例によって、ターミナル内に取り残されます。

この日の海南航空のカウンターはIカウンターを使用。
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0:40ごろでは、まだ搭乗手続きは始まっていません。

で、海南航空HU7919の到着予定は・・・?
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ありゃ、4:10定刻に対して、4:55着に遅延とのこと。
トラフィックの少ない深夜なのに遅れちゃいますか・・・。

さらにターミナル4Fにある24時間営業の吉野家で、ビールでも飲んでダラダラします。
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グラスは280円。ジョッキは380円。
おつまみのキムチは100円。
吉野家は羽田空港国際線において、もっともお安く生ビールが飲める場所です。
が、お客さんがどんどん来るので、あまり長居できないのが難点。

午前2時ごろ・・・。
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すべてのフライトの搭乗手続きが終了し、束の間の眠りにつく国際線出発ロビー。

そして、その30分後の午前2時半ごろのこと。
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突如、中国人の団体さんがゾロゾロと国際線に入場してきました。
3本線の入ったジャージを着た人や、例のダウンジャケットを羽織ったオバさんなどなど。
巨大なスーツケースのほかに、「爆買い」の成果物である段ボール箱をいくつも運搬している人もいます。
いきなりの中国内陸部な感じの人々の登場で、ターミナル内は異様な雰囲気に包まれました。

あっという間に、カウンターに列ができて、午前2:35ごろ搭乗手続き開始。
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古代ギリシアのファランクスを思い起こさせる密集隊形。
寝静まった薄暗い出発ロビーの中で、この区画だけ異様に殺気立っています。
横入りされないように皆さん必死です。
エコノミーなのに、ビジネスクラスのカウンターに割って入ろうとする人もいます。
あと荷物が多かったり、乗り継ぎがあるのかないのかもよく分からないので、一人一人のチェックインに異常に時間がかかります。
でもまだ出発時刻(5:10が6:15に遅延)まであと4時間近くあるので大丈夫・・・。

黒いゴミ袋とセロハンテープを用いて、スーツケースをグルグル巻きにしているファミリー。
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そこまでしますかねえ。

片隅に放置されている空気清浄器。
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えーと、どなたのものでしょうか?

ついにそれぞれのカウンターにお客さんが殺到する形にw。
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前に空間が空いていると、横入りされちゃうので。
カオスな状況です。

その様子を上から冷静に観察する、早朝便待ちの日本人客の姿もあり。
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「爆買いだねー」
「そーだねー」

ただ、午前3時現在ではまだ保安検査場がオープンしていません。
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先を争ってチェックインを済ませた人々も、結局はロビー内で待たされることになります。

東京税関のコーナー。
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「カスタム君」と記念撮影をする人々あり。
なんだかとっても楽しそうです。

午前3時15分ごろ。
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午前5時50発・台北行きのピーチMM1029便のカウンターで搭乗手続きが始まりました。
こちらは若い日本人の個人客中心で平和な雰囲気。
まだ早い時間なので、お客さんの数もまばらです。

午前3時30分ごろ。
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保安検査場がオープン。
北京を目指すお客さんが続々と入場していきます。
またのご来日をお待ちしております。
以前は午前4時ごろオープンだったのですが、最近午前5時台の出発便が増えてきたのを受けて、時間が早まったようです。

そして午前5時11分ごろ。
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北京からお迎えのHU7919便がA滑走路に着陸。
これが折り返し北京行きのHU7920便になります。
本館側113番ゲートに到着予定だったのが、遅延の影響でサテライト側の141番に変更になってしまいました。
そのため間近で機体を拝むことはできず・・・(涙)。

午前6時15分ごろ。
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空が明るくなっていました。
それにしても、外は寒い・・・。
3分ぐらいで耐えられなくなってきます。

そんな中、北京行きのHU7920便が出発。
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機材はボーイング737-800。
中国の人々と沢山のお土産を搭載して、C滑走路から寒空へと飛び立っていきました。
祝一路平安。
この後、猛烈な睡魔に襲われたので、速攻で帰宅・・・。

というわけで、海南航空の羽田就航の様子の徹夜レポートでした。
景気減速が囁かれる中国経済ですが、いつまでこの訪日ブームが続くのか注目です。
同時期にタイガーエア台湾(IT)の台北便、奥凱航空(BK)の天津便も羽田の深夜便に新規就航したとのこと。
これらのレポートはまた後日に・・・。

羽田空港国際線の深夜の過ごし方関連はこちらをどうぞ
終電より後に羽田国際線に帰国した場合まとめ
始発より前に羽田空港国際線に到着する方法まとめ

羽田空港の空弁「シェフのトマトハンバーグ~島野菜のソテーを添えて~」

2016/01/01
今回ご紹介する羽田空港空弁は、羽田空港国内線第1ターミナルで購入したこちらの新商品。

「シェフのトマトハンバーグ~島野菜のソテーを添えて~」 1290円
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製造元は、安心と信頼の日本エアポートデリカ様。
お弁当1個につき10円が福島の復興支援に寄付されます、のこと。
「シェフ」とは、いわき市で「1日1組の完全予約制」のお店として有名な「Hagiフランス料理店」の萩シェフとのこと。
その萩シェフと、福島県で「自然農法」を貫く農家の白石さん他、地元農家の皆さまがコラボした空弁です。

包装紙の裏面。
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シェフからのメッセージや、お弁当の中身の解説があります。
このお弁当へのこだわり、熱意が伝わってきました。

蓋をオープン。
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ハンバーグは、福島牛と麗山高原豚の2種類のお肉をブレンドして作られたこだわりの一品です。
香ばしくて風味豊かなので、冷えていてもお肉味を存分に堪能でき、美味しく頂けました。
今まで食べてきたハンバーグ系空弁で一番好きかも、です。
ポテトやチーズなどのおかずも、一品一品が味わい深いです。

ただ、ハンバーグをお箸で一口サイズに切ろうとしたところ・・・。
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お箸がポッキリと折れてしまった・・・。
もう少し固いお箸を同梱した方がよいかもです。

それでも、お料理そのもののクオリティは高いです。
福島の上質なお肉のハンバーグを食べてみたい、という方は是非どうぞ。

その他の羽田空弁はこちら
羽田空港の空弁一覧(画像つき)

羽田空港のあちらこちらでペッパー君が労働中の編

2016/01/04
2015年末の羽田空港国内線第2ターミナル(ANA側)の荷物自動預け機付近にて・・・
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ロボットのペッパー氏が、荷物自動預けマシーンの使い方を熱心に説明中のご様子。
もの珍しさもあって、人々の注目を集めています。

このペッパー氏、ANAのターミナルだけではなく、羽田空港のいろいろなところに出没します。
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少し前までは、国際線のLAOXでアルバイトしていました。
ペッパー氏は語学堪能で英語・中国語もペラペラです。
爆買い中国人訪日客の皆様のお相手をすることも可能。

京急国際線ターミナル駅の改札付近にもいました。
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食事中(充電中)でいないときもあります。
この時は一人でポツンと放置されていて寂しそうでした。

でも、このペッパー君って一体おいくらぐらいのものなの?
という、どうでもいい疑問が・・・。

所変わって、去る2015年12月5日のお台場・東京ビックリサイト
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2年に1度開催される「2015国際ロボット展」なる展示会に興味本位で行ってきました。

ソフトバンクのブースの主役はもちろん「ペッパー氏」
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たくさんのペッパー氏が色々な芸を披露していました。

その時にもらったチラシがこちら。
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なんと月額5.5万円×36カ月でレンタル可能、とのこと。
レンタル品だったのか・・・。
「x 36カ月」というのは3年縛り、ということなのだろーか。
携帯会社らしい料金プランです。
人間を雇うよりはお安いですよー、ということのようですが、いろいろオプションをつけるともっとお高くなると思われます。

色々な「ロボアプリ」をダウンロードできるのだとか。
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用途によって色々な芸をさせることができます。
まあ、それができないと不便ですよね。

で、驚きの機能はこちら。
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なんと、近づいてきたお客さんの接客回数、性別、年齢、感情のデータを収集できるのだとか。
(((((( ;゚Д゚))))))
「ペッパー氏の相手してあげようかなー」と思って近づいた時に、実は逆に容姿を分析されてデータ収集されてしまうこともありうるわけです。
羽田空港で働いているペッパー氏が、この機能を搭載しているのかどうかは不明ですが、そら恐ろしい世の中になったものです・・・。

羽田空港国際線のお正月2016

2016/01/01
元旦の羽田空港国際線は一体どーなっているのか。
見に行ってみました。

国際線出発階のJALカウンター。
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「謹賀新年」の文字と共に、晴れ着の女性が出迎えてくれます。
一方のANAには晴れ着の女性はいない模様。

2015年にオープンしたばかりのLAOX羽田空港店では福袋を絶賛発売中。
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お値段は税込み5400円。
外国のお客様は免税で5000円で購入が可能。
何が入っているのかはお楽しみ。

4F江戸小路に向かう真ん中のスペースの両脇には鏡餅が飾られています。
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後ろのイルミネーションと共に写真を撮る人々多数。
変に写りこまないように気を付けます。

頭上には凧が上がっています。
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お正月気分を盛り上げてくれます。

そしてメインイベントはこちらの「新春はねだ江戸祭り」。
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昨年と同じく、今年も1月1日から1月3日までの間、絶賛開催中。
「はねだ江戸まつり」はこれで通算5回目の開催になります。

中央のステージ江戸舞台では、例によって様々なイベントあり。
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花魁の舞や人情喜劇やライブなど。
沢山の人々で賑わっていました。

獅子舞も2頭ほど存在。
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頭を噛まれて無病息災を祈願することが可能です。
怖くて泣き叫ぶ子供の姿もあり。

例によって江戸時代からタイムスリップしてきた町人たちも登場してお祭りを盛り上げてくれます。
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忍者から景品がもらえる抽選券をゲットしたり、一緒に記念撮影できたりします。
江戸時代の人なので、横文字は苦手なご様子。

客 「トイレどこですかぁ?」
侍 「はて、トイレとは何ぞな? 厠(かわや)のことか?」

お正月と言えば、これ。
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餅つき大会も絶賛開催中。
「おしるこ」の無料配布もやっていました。

毎回人気の「花魁道中」も開催。
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4Fでやる場合はトイレの方から登場します。
取材しに来ているマス・コミニュケーションの方の姿もありました。

例年のごとく、5Fのお祭り広場では縁日を開催中。
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500円のお買い物につき、1回遊べる券がもらえます。

同じくお祭り広場にある「自動願い事かなえ機」こと、願い事が書けるお札の自動販売機。
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書き入れ時なのに、既に品切れ状態。
こまめに補充しないと商機を逃してしまいますよ。

スタンプラリーも開催中。
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クリアして手ぬぐいをゲット。
こういうイベントにスタンプラリーは欠かせませんね。
一人一枚までですが、家族連れで大量にゲットしている人々も。

4F江戸小路の高級すき焼き店「たか福」では、年末年始特別メニューを開催中。
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・極上すき焼き膳7938円
・極上すき焼き定食9720円
とのこと。
お高すぎて庶民には手が届きませぬ。
でもお腹空いた・・・。

同じく4F江戸小路にある「茶寮・伊藤園」では・・・
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期間限定で「お雑煮」を870円で販売中。
これなら何とか購入できるかも。

激しく購入。
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お餅の他に、卵焼き、つみれだんこ、カマボコ、ホウレンソウ、お麩など具材がいろいろです。
温かいダシの味がお腹に染み渡ります。

おしるこ無料配布にありつけなかった場合。
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どうしてもおしるこが食べたいなら、4F「おこのみ横丁」へ。

「浅草・梅園」では救済措置として?「おしるこ白玉入り 300円」を販売中。
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お正月の期間限定メニューとのこと。

実際に購入してみた(トリビア風に)。
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甘くて暖かいおしるこで、ほっと温まります。
白玉もモチモチしていて美味しゅうございました。

さらに「だし場日本橋」でもお正月期間限定で「あおさとジャコのお雑煮 360円」を販売。
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ダシの旨味がたまりません。
いろいろな具材が入っていて味わい深いです。

「一心堂本舗」では、磯辺巻き250円を販売。
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こちらは期間限定ではなく通常メニュー。
お正月ということもあって、お餅がよく売れていました。

というわけで、イベント盛り沢山の「新春はねだ江戸祭り」は、2016/01/03まで。
色々楽しめますので、まだ行ったことのない方は是非どうぞ。
イベントの詳細はこちら。
はねだ江戸まつり公式サイト

羽田空港最高額空弁「たか福特製・霜降りロース肉すき焼き弁当」

2016/01/01
新年あけましておめでとうございます。
2016年新春1発目の空弁レポートは、新年恒例?の超高級空弁シリーズから。

やってきたのは、羽田空港国際線4F江戸小路の老舗すき焼き店「たか福」様。
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ここに、羽田空港最高額の空弁「たか福特製・霜降りロース肉すき焼き弁当」があります。
そのお値段はなんと2808円。
目玉が飛び出そうなほどお高いです。
いつかは食べてみたい・・・と思いながら1年が経過してしまいました。

勇気を振り絞って、店員さんに声をかけてみます。

私 「あの・・・霜降りロース肉すき焼き弁当ください」
店員 「えーと、(器の形が)丸いほうですか?」
私 「あ、はい、そうです。」
店員 「お時間を15分から20分ほど頂きますがよろしいですか?」
私 「はい、かまいません」
店員 「ご飯を無料で大盛りにできますが」
私 「はい、お願いします!」

丸いお高いお弁当(2808円)の他に、四角い普通のすき焼き弁当(1050円)もあります。
普通のお弁当を買う人が多いせいか、本当に丸い方でよいのか確認されました。

心の中で泣きながらお金を払って、15分後に再びお店へ行き、お弁当をゲット!
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紙袋に入って頂きました。

風呂敷のようなものに包まれています。
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ほうずきのようなカラーリング。
高級感があります。

その中には黄金の丸い器が。
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ご飯とすき焼きの2段式になっています。
捨てるのが勿体無いぐらいにゴージャスな器です。

こちらがご飯の部。
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作りたてなので、まだご飯が温かいです。
大盛りにしたものの、量的には普通でした。
塩こぶなどの付け合わせも美味。

そしてこちらがすき焼きの部。
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大きな牛肉がドーン。
メチャクチャ柔らかくて口の中で溶ける・・・(涙)。
かなり高級な霜降り牛肉の味がします。
すき焼きのタレの味はやや控えめなため、素材の味を存分に満喫することができます。
あーもっとガッツリといっぱい食べたい。
こんにゃくやニンジンなどの、その他のすき焼きの具も上品なお味で美味しゅうございました。
個人的には、1050円の「黒毛和牛すき焼き重弁当」でも十分満足できますが、「羽田空港最高額」空弁の超高級な霜降り肉を体験してみたい方は是非どうぞ。

その他の羽田空弁はこちら
羽田空港の空弁一覧(画像つき)