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羽田イノベーションシティのロボットレストラン実験場「AI SCAPE」に行ってみたの編

2023/01
この日やってきたのは羽田空港敷地内の天空橋にある「羽田イノベーションシティ(HICity)」
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久しぶりにやって参りました。
しばらく来ない間に、階段の左側に大きなビルが出来ていました。

この新しくできたビルは・・・。
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「2023年開業予定」とされているA,B,C区画。
それ以外のエリアは先行して既にオープンしています。
これらのエリアがオープンすれば、晴れて全エリアがグランドオープンすることになります。

完成予想図でいうところの・・・。
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赤い楕円で囲った部分が、新しくできた建物になります。
HICityで最も高いビルを含むエリア。
一体、新たにどんなお店や施設ができるのか楽しみです。

この建物が出来たため・・・。
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コンビニ「デイリーヤマザキ」付近から飛行機が見えなくなってしまいました。
でも「足湯スカイデッキ」あたりまでいけば飛行機が見えます。
新しくできた建物の上層階にも、飛行機が見える場所があるとよいなあ。

***

で。

今回のお目当ての場所はこちらの「AI SCAPE」というお店。
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なんとロボットが調理をして、お客さんの席まで運んできてくれるというロボットレストランとのこと。
去年(2022年)オープンしていたらしく、テレビのニュースで見て知りました。

まずは入口にある説明書を熟読。
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いくつか注意点があります。

  • 注文するのにスマホが必要
  • EメールやGoogleアカウント等を使ってアカウント登録が必要
  • 現金支払い不可(カード払いなど)

注文の前に、スマホでアカウント作って、届いたメールのリンク先クリックして、パスワード決めて、カード番号入力して・・・と。
かなり面倒なので、途中で心が折れそうになりました。

まずは店内へ。
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色々なロボットがいます。(*´Д`*)
飲食エリアの隣には、ラボのようなスペースもあり。
「イノベーション感」を醸し出していました。
でも、お客さんはほどんどおらず・・・。

まずは、スマホでテーブルのQRコードを読み込んで、アカウント登録します。
先述したように、注文するまでかなり難儀しました。
正直なところ、今回のためだけにアカウント作ったりカード情報を入力したくなかったですが、本ブログ記事のために頑張りました。

お食事は3種類のみ。
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今回は一番上のカレーセットにしてみました。
お値段失念しましたが、1000円以上で結構いいお値段でした。

まずはドリンクコーナーへ。
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ガラスで反射してみにくいですが、アーム型のロボットが所望のドリンクを注いでくれます。
普通にドリンクサーバーを置いたほうが手っ取り早い気がしますが(笑)
あえてロボットを介在させているわけですが、そういうの、好きです。

一方お店の奥では・・・。
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調理担当のロボットが頑張っていました。
調理とはいっても、カレーのレトルトを加熱しているだけですが。
それでも、温めたレトルトパックを開封して、こぼれないように容器に注いで・・なので、
ロボットにとっては大変なお仕事なのでしょう(たぶん)。

調理ロボットの他、お盆の上に容器を並べるロボットや配膳ロボットもあり。
複数台のロボットが連携して、お客さんにお料理が提供されます。
でも、せっかくロボットがいるのに、人間の店員さんが5,6人も居るのは一体・・・。

お盆の上にカレー、ごはん、サラダ、フォークやスプーンの入った箱を乗せて・・・。
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配膳担当のロボットがやってきました。
ロボット様の進行方向に障害物がないようにするのが、人間の店員さんのお仕事です(笑)。

ロボットアームでもって、テーブルの上にお盆が置かれました。
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最後の数センチは店員さんの手を借りていましたが。
無事にお料理が到着しました。
ロボット開発者の皆様に拍手です。
ただ、私一人が沢山の店員さんの注目を浴びるのがちょっと恥ずかしかったです・・・。
リアクションが薄い客ですみません。

では頂きまーす。
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ちと量が少なかったですが、カレーは美味しゅうございました。
正直申しますと、ガッツリとお食事したい方は他の普通のレストランに行ったほうがよいでしょう。
まあでも、ロボットの働きぶりを眺めるアトラクションがメインなので。
完全にロボットが人間に置き換わるにはまだ時間がかかりそうに感じましたが、未来のレストランはこんな感じになるのでしょうかねえ。

羽田空港第2ターミナル・ヒト型案内ロボット「エミュー君」と戯れてみたの編

2016/09/11
羽田空港国内線・第2ターミナル(ANA)側の端っこにて・・・。
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人通りの少ない寂しいロビーの一角にて、ひそやかな展示ブースを発見。

展示されているのは、HITACHI様が開発中の人型案内ロボット「EMIEW(エミュー)」君。
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なかなか愛らしいデザインのモビルスーツロボットです。
日立の案内係と思われる方に、いろいろとご説明頂いて体験させて頂くことに。

想定シナリオが足元にあり・・・。
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脚本に沿って、エミュー君と寸劇を楽しむことができるという趣向です。
ロボットとお話をするのは、ちと恥ずかしいですが、試させて頂きます。

エミュー君A 「こんにちわ」
私 「質問があります」
エミュー君A 「質問をどうぞ」
私 「お寿司が食べたいです」
エミュー君A 「お寿司屋さんは、〇階のXXXや、XXXに・・・(以下略)」

同時にロボットの脇にあるディスプレイに、ターミナル内のお寿司屋さんの場所の案内が表示されました。
ふむふむ、シナリオ通りだと、よく検証されていてスムーズです。

私 「ラーメンが食べたいです」
エミュー君A 「和菓子屋さんは・・・」

私はモゴモゴと話しをするタイプなので、やはり聞き取りにくい様子・・・。

エミュー君Aの案内が終わると、傍らにいるもう1体の「エミュー君B」が、ササーと走り出します。
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エミューB 「こちらへどうぞ・・・」

ご説明によると、エミュー君AとBはそれぞれサーバーと無線通信していて、連携した動作が可能とのこと。
例えば、エミュー君Aが保安エリアの入口まで案内して、保安エリア内にいるエミュー君Bが、引き続き搭乗ゲートまで案内するとか。
確かに、複数のロボットが連携してお客さんを案内する、というのは新しいアイデアかも、です。
まさに最近流行りの「IoT」ってやつですね。

ただ正直なところ、人間の案内係の代用になるレベルに到達するには、まだまだ遠い感じです。

  • 想定外の質問に対する音声認識率が低そうなので、気を遣う・・・。
  • エレベータやエスカレータに乗れ無さそう
  • 定期的に充電(or バッテリ交換)が必要

などなど課題は沢山。
でも、このまま地道に開発を積み重ねれば、きっとそのうち実用的なロボットに発展するはず。

空港で、この手のロボットにやってくれたらいいな、というお仕事としては・・・。

  • 英語・日本語以外の言語もペラペラで訪日外国人を案内できるC-3PO的ロボット
  • 乗り継ぎのお客さんを、乗り継ぎ先のゲートまで同行して案内してくれるR2-D2的ロボット
  • ターンテーブルの自分の荷物を見つけて持ってきてくれる or カートに乗せてくれる、チュウバッカ的ロボット

などなど。

もちろん、言うは易しで、そんなすごいモノがすぐに作れるワケはありませんが・・・。
是非このまま実用的になるレベルまで、粘り強く開発を続けてほしいと思いました。

羽田空港のあちらこちらでペッパー君が労働中の編

2016/01/04
2015年末の羽田空港国内線第2ターミナル(ANA側)の荷物自動預け機付近にて・・・
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ロボットのペッパー氏が、荷物自動預けマシーンの使い方を熱心に説明中のご様子。
もの珍しさもあって、人々の注目を集めています。

このペッパー氏、ANAのターミナルだけではなく、羽田空港のいろいろなところに出没します。
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少し前までは、国際線のLAOXでアルバイトしていました。
ペッパー氏は語学堪能で英語・中国語もペラペラです。
爆買い中国人訪日客の皆様のお相手をすることも可能。

京急国際線ターミナル駅の改札付近にもいました。
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食事中(充電中)でいないときもあります。
この時は一人でポツンと放置されていて寂しそうでした。

でも、このペッパー君って一体おいくらぐらいのものなの?
という、どうでもいい疑問が・・・。

所変わって、去る2015年12月5日のお台場・東京ビックリサイト
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2年に1度開催される「2015国際ロボット展」なる展示会に興味本位で行ってきました。

ソフトバンクのブースの主役はもちろん「ペッパー氏」
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たくさんのペッパー氏が色々な芸を披露していました。

その時にもらったチラシがこちら。
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なんと月額5.5万円×36カ月でレンタル可能、とのこと。
レンタル品だったのか・・・。
「x 36カ月」というのは3年縛り、ということなのだろーか。
携帯会社らしい料金プランです。
人間を雇うよりはお安いですよー、ということのようですが、いろいろオプションをつけるともっとお高くなると思われます。

色々な「ロボアプリ」をダウンロードできるのだとか。
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用途によって色々な芸をさせることができます。
まあ、それができないと不便ですよね。

で、驚きの機能はこちら。
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なんと、近づいてきたお客さんの接客回数、性別、年齢、感情のデータを収集できるのだとか。
(((((( ;゚Д゚))))))
「ペッパー氏の相手してあげようかなー」と思って近づいた時に、実は逆に容姿を分析されてデータ収集されてしまうこともありうるわけです。
羽田空港で働いているペッパー氏が、この機能を搭載しているのかどうかは不明ですが、そら恐ろしい世の中になったものです・・・。

羽田空港国際線・深夜に活躍する自動床清掃ロボットの編

2015/09/05
8月の羽田深夜便新規就航の取材で徹夜で羽田空港国際線に滞在した時のこと。

時刻はAM2:00ごろ。
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早朝の始発電車や早朝出発便を待つ人々が仮眠を取っています。
羽田空港国際線が短い眠りにつくひと時。

出発階の一角に規制線が張られている様子、
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その一角で動めいている物体とは?

自動床清掃ロボットー♪(ドラえもん風に)
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ずんぐりとした地味な筐体です。
「AMANO」は、床清掃マシーンの製造・販売の他、タイムレコーダの販売も行っている会社とのこと。

このように、決められた範囲内を自動的に折り返し移動して、床をピカピカにしていきます。
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業務用ルンバ、といった感じでしょうか。
なんか近未来な感じがします。
あらかじめプログラムされて動いているだけなのか、自分で障害物を探知しているのかは不明。
ちょっと動作音がウイーンとウルサイです。

一方こちらは手動の床清掃マシーン。
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全自動のマシーンに比べるとかなり小型です。
まだ全自動の床清掃マシーンは1台のみで、大部分はこのような手動の床清掃となっている模様。
ゆくゆくは全てが全自動マシーンに取って変わられてしまうのでしょうか。
これからロボット技術を積極的に活用していこうと試行中の羽田空港国際線でした。