羽田空港国際線・乗り継ぎじゃないけど国際線の乗り継ぎカウンターから国内線に乗ってみたの編

2016/06/04
羽田空港国際線の2F到着階にある、国内線への乗り継ぎカウンター。
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海外から羽田国際線に到着したお客さんが、国内線に乗り継ぐためのカウンターです。
荷物をここで預けられるので、国内線まで少ない荷物で移動することができます。
ただしANAとJALのみ。(2016/06/04現在)

チェックイン後は、カウンタの近くにある保安検査場を通過し、
保安区域内を走る特別なバスに乗って国内線第1 or 第2ターミナルの保安エリアに到着することができます。
が、当方は東京在住なので、海外から帰ってきて、さらに国内線に乗り継ぐ機会は殆ど無く・・・。
今まで、この仕組みを使ったことがありませんでした。

「別に海外からの乗り継ぎじゃなくても、国内線のチケットがあれば、普通にここから乗れるはずよ?」
( ̄ー ̄ )←誰?

確かに、乗り継ぎカウンターで手続きしている人々を見ていると、海外から到着したときのチケットを見せている様子はないし、そもそも、それをチェックする意味もよく分かりません。
ということは・・・。

実は、国際線から国内線(ANA or JALのみ)も乗れてしまうんじゃないの?
(¬_¬) ← ほくそ笑む私

その疑問を晴らすべく、実際にJAL国内線・羽田発関西空港行きのチケットを購入したついでに、検証してみることにしました。
(メリットはよく分かりませんが)

というわけで、羽田空港国際線・JALの国内線乗り継ぎカウンターへ。
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この日の搭乗便は、羽田12:45発・JL225関空行き。
出発より5時間も早い7:30AMごろにやってきました。
もしここでチェックインを断られても、バスやモノレールで第1ターミナルに行く時間はタップリあります。

注意事項その1
乗り継ぎカウンターのオープン時間。
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この日のJALの場合、(2016/06/04現在)

  • 4:45~8:30
  • 9:45~11:30
  • 12:45~20:15

の間のみオープンとのこと。
こまめにオープン・クローズしますねえ。
カウンタークローズ中は、オープンするまで待つか、国内線ターミナルに向かう必要があります。

注意事項その2
国内線出発時刻の45分前で手続きが締め切られる、です。
時間に余裕がない場合は、普通に国内線ターミナルに直行しましょう。

注意事項その3
ANAとJALの国内線搭乗時のみ可能です(2016/06/04現在)
それ以外の航空会社は非対応

その他、羽田空港国際線の国内線乗り継ぎカウンター使用時の詳細は、最新の情報はの公式サイトをご参照のこと
JALはこちら
ANAはこちら

私 「えーと、チェックインお願いします(JALカードを手渡す)」
スタッフー「関西空港行きでございますね。」
私 「はい」
スタッフー「こちらから入られますと、国内線の保安エリアに直接入る形になりますけど、よろしいですか?」
私 「はい、よろしいです!」
スタッフー「無料循環バスで行かれたほうが、保安エリア外なので飲食店など充実しておりますが」
私 「はい、承知しております!」
スタッフー「では、そちらの保安検査場の読み取り機に、こちらのカードをかざしていただいて・・・」
私 「了解シマシタ!」

というわけで、国内線への乗り継ぎ用の保安検査場へ。
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ここから中に入るのは、本ブログ初です。
ICカード/バーコードの読み取り機がありますので、普通にタッチアンドゴー(ANA的にはSKIP)可能です。

検査場の手前に、国内線行きのバスの時刻表あり。
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(2016/06/04現在のもの)
ANAのバスのほうが便数が多いです。
JALは運転間隔が20分ぐらいありますのでご注意を。

保安検査を抜けると、赤じゅうたんに沿って前進・左折。
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この先を進むと、国内線ターミナルへのバス乗り場があるはず・・・。

エスカレータに乗って・・・。
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地上階へと降り立ちます。

で、これが国内線へのバスの待合所。
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50-60人ぐらいが座れるスペース。
すでに10数名の方がバスを待っている様子。
バスの停車場も屋内のため、お外は闇・・・。

待合所には売店は無く、自販機と水飲み場とトイレがあるのみ。
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バスが来るまで待つだけの場所なので、特に困ることはないです。

しばらく待つと、JALとANAのバスが同時に来たので、JALバスに乗り込みます。
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ここで間違ったバスに乗ってしまうとメンドウなことになりますので、ドライバーさんが搭乗券をチェックします。
搭乗券を無くさないようにしましょう。

JALのバスは路線バスタイプでした。
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では出発~。

バスは、国際線の駐機場の脇を進んて行きます。
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おお~、これは普段は見ることのない景色。

バスの窓からは、目の前に機体を見ることができます。
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マニヤにはヨダレものです。

橋を渡って、サテライト側の駐機場もちょっとだけ見れます。
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国際・国内乗り継ぎバスならではの眺めです。
ちょっと興奮。

くるっとUターンして、A滑走路をくぐるトンネルへ。
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無料循環バスが行き来する一般道のトンネルと隣接して掘られている、別のトンネルです。

トンネルを抜けると、JALの第1ターミナルの駐機場に出ます。
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さらに建物の下をくぐって行きます。

そして国内線第1ターミナルの入口に到着。
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ここまでの所要時間は大体10分ぐらいでした。

通路を進んでいくと、第1ターミナルの保安エリアに出ます。
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ISETAN STOREの近くに到着です。
保安エリア内には、売店やレストラン、ラウンジなどあり。
この後は、久しぶりの第1ターミナル・保安エリア内を散策して、関空へと旅立ったのでした。

というわけで、無事に「国際線から入って、JAL国内線に搭乗」に成功です。
要するに、国際線の国内線乗り継ぎカウンターでも、普通に(海外からの帰国時でなくても)国内線搭乗手続きや荷物の預け入れが可能、ということのようです。

・・・でも、一体このメリットって何なの?
( ・◇・)?

というわけで、無理やりメリット(とデメリットも)を考えてみました。

メリット?

  • 折り畳み自転車を、国内線の飛行機に搭載したい場合(国際線までなら自転車に乗って簡単に来れます。ただし筆者未経験)。
  • GWや年末・年始など、国内線のカウンターや検査場が混雑しているときの回避策(国際線の乗り継ぎカウンターのほうが、概ね空いていますが、たまに団体客などで混雑することもあり)
  • ANA国内線の「自動荷物預け機」がキラいな方の回避策(乗り継ぎカウンターは有人窓口です)
  • 国際線のお店で買い物や食事をしてから、国内線に乗りたい人向け(国際線のAirビックカメラで買い物したい人、はねだ日本橋を見てみたい人など)
  • バス移動中、飛行機を間近で見れて楽しい(マニヤ向け)
  • なんとなく優越感に浸れる(私だけ?)

デメリット

  • 国内線ターミナルまでバス移動するので、結局時間がかかる
  • 出発時刻の45分前(JALの場合 2016/06/04現在)までにチェックインが必要のため、早く来なければいけない。
  • バスの運転間隔(20分ぐらい)も考慮に入れて、時間に余裕をもって利用する必要あり。
  • 乗り継ぎ用の検査場が閉まっている時間帯がある(航空会社のwebページをご確認のこと)

というわけで、メリットは正直ビミョーなところではありますが、物好きな方は自己責任で試してみてくださいませ・・・。