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羽田空港・深夜の過ごし方2018 早朝6:35発のキャセイドラゴンKA397便に搭乗するの編

2018/04/28
ゴールデンウィークに羽田早朝6:25発のキャセイドラゴン便を利用した際、久しぶりに深夜の羽田空港国際線に徹夜滞在しました。
羽田空港国際線の深夜滞在レポートの2018年版をお送りします。

羽田空港・深夜滞在の基礎知識

  • 羽田空港国際線ターミナルそのものは24時間オープンしていて徹夜滞在可(第1/第2ターミナルは深夜は閉館するため、基本的には徹夜滞在不可)
  • ただし大部分のお店は閉店しており、オープンしているのは一部のお店のみ
  • 1Fに24時間営業のローソンがあり深夜でも食料など調達可
  • 椅子は各所にあるものの、徹夜滞在を目論む人の方が多いため、繁忙期は満席状態である場合が多い
  • 2016年末ごろから「アームレスト付きの椅子」が増えてきており、横になれる椅子の数が減っている
  • 充電できる椅子もあるが、数が少ないため競争率が高い

夜10時半ごろの羽田空港国際線に到着

羽田空港国際線ターミナルにやってきたのは、ゴールデンウィーク初日前夜の10時半頃。
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羽田発の深夜便で海外へ出発する人々で賑わっています。

出発案内板によると・・・。
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深夜の0時~1時台の出発する便が多くあるのが分かります。
昼間は国内線の便の発着がメインであるため、国際線は深夜発と午前発が多いのが羽田の特徴です。

2016年の年末ぐらいから登場したのが、こちらの「アームレスト付きの椅子」。
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アームレストが邪魔で横になりにくいという強敵です。

ターミナル内の黒い椅子のうち、半分以上がこのタイプのものに置き換わりました。
やや残念ではありますが、深夜のお客さんの数が増えてきて、椅子が足りない状況になっている現在となっては、致し方がないことかもしれません。

では、このアームレスト付き椅子の配置状況を含めて、1Fから順に深夜の様子を見ていきましょう。

静かでコンビニがあり人気の1Fだが・・・

1Fには24時間営業のローソンあり。
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食料や飲み物がお安く手に入るため、旅客のみならず空港関係者の方々でいつも賑わっています。

この日は夜11時時点で・・・。
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既に1Fの椅子は9割ぐらい満席の状態でした。

1Fの椅子はすべてアームレスト付きのものになってしまいました。
それでも器用な体勢で強引に横になっている人もいますが・・・。

参考記事
羽田空港国際線に「アームレスト付き」の椅子が出現の編

シャワールームのある2Fへ

深夜の到着便で賑わう到着階2F。
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終電ギリギリの夜11時台でも多くの便が到着するため、その出迎えの人々等でごったがえしています。

夜11時台の到着ロビーは・・・。
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この日はまだ若干空き席がある模様。
ちなみに、このシャワールーム付近の椅子は今のところ(2018/05現在)、アームレストなしタイプの椅子です。
2Fは半分ぐらいアームレストありの椅子になってしまいましたが、まだアームレストなし椅子が残っています。

終電がなくなる深夜0時ごろになると、ほぼ席が埋まっていました。
ただし、その日の混雑具合は、繁忙期がどうかや遅延便の有無などによって変わるので、あくまでも参考程度ですが。

一応ガードマンや警察の方が一晩中巡回していて、治安は保たれていますが、荷物はくれぐれもお気をつけください。
気になる方は、コインロッカーに預けるか、24時間営業の荷物預け窓口へどうぞ。

この2F到着階の南端にあるのが「シャワールーム」。
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24時間営業ですので、徹夜滞在派にはウレシイ施設です。
ただし1時間1030円とお高いです。

この日はここでシャワーを浴びてサッパリしました。
海外への出発前にリフレッシュできるのはありがたいです。

体験記はこちら。
羽田空港国際線2F到着階のシャワールームを久しぶりに利用するの編2018

シャワールームのお隣にあるタリーズコーヒーも24時間営業。
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カウンター席に電源があり充電できます。
電源席は人気が高いため、こちらもすぐに満席になってしまいます。

意外とオススメの穴場は、バスのりばへ降りる前の2F通路付近の椅子。
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このあたりの黒い椅子には、白い棒のようなものがついています。

これがいわゆる「充電ポール」。
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USBポートとACコンセントがついており、ケーブルや充電器があればノートPCやスマホの充電ができます。
2017年から設置された非常にアリガタイ設備です。
しかしここも競争率が高い・・・

深夜の3F出発ロビーはいつも混雑

そして出発ロビーのある3Fへ。
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こちらは主にチェックイン待ちの人々でいつも満席状態。
やはりこれから出発する人にとっては、アナウンスが聞こえやすい出発ロビーで待ちたいというのが心情。

3Fの一部の椅子にも・・・
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「充電ポール」があるものの、数が少ないです(10本ぐらい?)
今後の増加に期待しましょう。

3Fのセブンイレブンは深夜23:30まで。
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深夜・早朝時間帯は1Fのローソンをご利用ください。

3Fに限った話ではありませんが・・・。
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「深夜清掃」の案内板が随所にあります。
清掃の際には「ゴォー」という音がしますのでご注意。

同じく出発階3Fは・・・。
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羽田空港国際線ターミナルに併設されている「ロイヤルパークホテル・ザ羽田」のフロント(4F)に直結しています。
宿泊費はかなりお高い(だいたい2万円以上)ですが、かなり稼働率が高いらしい。
ブルジョワな方はどうぞ。

ホテル完成直後に大枚をはたいて宿泊してみた体験記はこちら
羽田空港国際線・ロイヤルパークホテル・ザ羽田の飛行機が見えるプレミアムフロア宿泊体験記

4F江戸小路へ

1F~3Fを見て回って、居場所がなかった場合は4F、5Fを見て回りましょう。
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広々とはしているものの、椅子の数はあまり多くありません。

夜11時を過ぎると江戸小路は閑散。
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江戸小路の殆んどの飲食店は23時ぐらいには閉まります。

ただし最近になって・・・。
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「らーめん・せたが屋」が24時間営業になったようです。
深夜でも外国人の人々で賑わっていました。
ラーメンは世界的に人気のようですねえ。

江戸小路のお土産物屋は・・・。
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22:00でクローズしてしまいます。
他の階にある土産物屋も、23:00で閉まるところが多いです。

4F江戸小路にある赤い長椅子。
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非常に固くて寝にくいので、あまり人気がありません。
どうしようもない時はここで寝るしかないです。

こちらも24時間営業の「カフェ・カーディナル」
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夜でもカレーを頂くことが可能。

かつては店内の一角にフカフカの「ソファ」があり、一部の徹夜滞在マニヤ(?)に人気があったのですが・・・。
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最近になって「椅子とテーブル」に変わり「ソファ」は無くなりましたので悪しからず。
無くなったものはしょうがない。

「カフェ・カーディナル」の近くにある椅子。
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横にはなれますが、石で出来ているのでメチャクチャ硬くて冷たいです。
人通りが多い場所にあるので、ここで寝るのはちと恥ずかしい。

こちらは、柔らかめの椅子。
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幅も広いし、最も快適に寝られるオススメの椅子です。
しかしこのタイプの椅子は数が少なく競争率が高い・・・。

こちらも24時間営業の「茶寮・伊藤園」
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和な感じのテーブル席があり、24時間利用可能。

「ご案内」によると・・・。
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「カフェの利用がなくても、自由にご利用いただけます」
「お年寄りやお体の不自由な方に席をお譲りください」
とのこと。

4Fのおこのみ横丁とはねだ日本橋へ

続いて、2014年8月に拡張オープンした「おこのみ横丁」へ。
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こちらも、赤い固い椅子がちょこちょこあります。
ここも繁忙期の深夜になると満席になってしまいますが。

はねだ日本橋の下にも・・・。
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赤い固い椅子がいくつかあり。
まるで昔の人のように「橋の下で寝る」体験が可能。

こちらの椅子も、泣きたいぐらいに表面が固いものの・・・。
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横幅が広くて寝やすいので、意外と人気があります。
3F到着階が見渡せる場所なので館内アナウンスも聞こえます。
ただし、近くを歩く人々のスーツケースのガーガー音が耳障りかも。

さらにその奥には・・・。
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24時間営業の吉野家があり。
テイクアウトも可能。
深夜の牛丼の誘惑に負けてしまいそうになります。

お隣には24時間営業のモスカフェ。
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中央のカウンター席には電源があり、競争率が高いです。

さらに24時間営業の「羽田食堂」もあり。
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こちらも店内のカウンター席とボックス席に電源あります。
ボックス席付近にはテレビもあり。

以上の「24時間営業店舗3兄弟」の前には・・・。
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テーブル席があり、24時間自由に着席できるようになっています。
横になれる場所はありませんが、ここも穴場的な滞在場所。
いつも牛丼のいい匂いが漂っています(笑)

昼間は賑わっている「はねだ日本橋」も・・・。
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深夜になると閑散。
記念写真を撮り放題です。

橋の上からは・・・。
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ひっそりと静まり返った深夜の出発ロビー全体を見渡すことができました。

「はねだ日本橋」を登った先にも・・・。
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幅広の赤い固い椅子があり。
ここも、深夜になると人で埋まっていました。

展望デッキのある5Fへ

国際線の5Fの展望デッキは24時間オープンしています。
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展望デッキが24時間開いているというのは、世界的にも珍しいと思う。
この日はまだ寒く、さすがに屋外で寝ている強者はいませんでした。

深夜の出発を待つ飛行機たちが見えました。
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このあと深夜2時ごろになると、ほとんどの飛行機が出発していまい、閑散とすることになります。

同じく5Fの中央部には・・・。
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黒い椅子が多少あります。
2018/04現在、アームレストがついていないタイプの椅子なので、人気が高いです。

5Fの窓際には、円弧状の固い椅子があり。
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23時半ごろは、まだ若干座れる余地があったものの・・・。

夜2時を過ぎるとほぼ満席になりました。
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幅が狭くて寝にくい固い椅子ですが、強引に横になっている方もおられます。

5Fの物販店ゾーン付近。
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こんなような丸い椅子があるものの、横になると足が飛び出してしまいます。

この日はたまたま5Fの「Expasa Cafe羽田」が深夜特別営業中でした。
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いつもは22:00に閉店するのですが、ゴールデンウィークなどの繁忙期だけ深夜も営業してみているとのこと。
(ただし2:20~3:40は清掃のため閉店)
夜の滑走路の眺められるカウンター席もあるので、要チェックです。

関連記事:
羽田空港国際線5F「Expasa Cafe羽田」の深夜特別営業に遭遇の編

朝4時ごろにキャセイドラゴンの搭乗手続き開始

一通り深夜の館内を偵察し終わった後は・・・

  • 2Fのシャワールームでシャワーを浴びる (1:00ごろまで)
  • 5Fの「Expasa Cafe羽田」で夜食 (2:00ごろまで)
  • 4Fの吉野家前のテーブルに座ってPCを広げる (4:00ごろまで)

と過ごしている間に、あっという間に朝4時となりました。

夜って意外と短いのね・・・。

で、キャセイドラゴンKA397便の出発時刻6:35に対して2時間半前の4:05。
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ようやく搭乗手続きが始まりました。
ついにスーツケースを預けて身軽に!

3Fの中央保安検査場は、ほぼ24時間稼働しているようでした。
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最近は、ピーチやタイガーエア台湾が「2:45AM発」や「5:00AM発」という弾丸深夜便を運航し始めたため、クローズしている時間がほどんどなくなりました。

ただし深夜はお客さんは少ないので、稼働している検査ゲートは2か所のみ。
夜遅くまで勤務ご苦労様です。

この後は保安エリアに滞在後、なんとか無事に香港へと旅立つことができました。HND2018APL1067R
もうメチャクチャ眠かったです・・・。
体力のある若い人向けのプランですかね。

なお、KA397便ご利用の方で、ラウンジが使えて機内預け荷物がない身軽な方は、保安エリア内の24時間営業のラウンジ「TIATラウンジ」で夜明かしするという荒業(?)もあります。

参考記事:
羽田空港国際線・TIATラウンジ(本館)に初潜入して徹夜滞在の編

24時間営業のお店

最後に国際線の出発前エリアで24時間営業しているお店や主な施設は以下の通り(2018/05現在)。

  • 1F ローソン(コンビニ)
  • 2F シャワールーム
  • 2F タリーズコーヒー(カフェ)
  • 4F カフェ・カーディナル(カフェ)
  • 4F 茶寮伊藤園(カフェ)
  • 4F せたが屋(ラーメン屋)
  • 4F すぎのこ(飲み屋)
  • 4F 羽田食堂(レストラン)
  • 4F 吉野家(牛丼屋)
  • 4F モスカフェ(カフェ)
  • 5F 展望デッキ

結構増えましたね。

なお各店舗の営業時間の最新情報は・・・。
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館内にあるこんなようなタッチパネル式の案内板からどうぞ。

なお、保安検査後の制限エリア内には、24時間営業のフードコートがあります。
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あの人気のつけ麺屋「六厘舎」も24時間営業。
深夜・早朝時間帯なら並ばずに頂けます。

キャセイドラゴン航空は、羽田空港の自動チェックイン機に対応しています。
預け入れ荷物がなければ、搭乗手続きを開始が待たずして、自分で搭乗券を発券し、保安エリアに入って夜明かしすることも可能です。

参考記事:
羽田空港国際線・TIATラウンジ(本館)に初潜入して徹夜滞在の編

やっぱりちゃんとしたホテルに泊まりたい方はこちら。
羽田空港周辺の宿泊施設の体験記

羽田への深夜早朝バスを活用してみよう!という方はこちら
羽田空港・深夜早朝アクセスバスの活用方法

羽田空港国際線5F「Expasa Cafe羽田」の深夜特別営業に遭遇の編

2018/04/28
ゴールデンウィーク休みに、早朝便を利用すべく羽田空港国際線に徹夜滞在したときのこと。
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夜23時を過ぎると、4Fの江戸小路は閑散。
24時間営業のお店もありますが、多くのお店が閉店していまいます。

そんな深夜の国際線をウロウロしていると、4F江戸舞台の近くにこんなような立て看板を発見(クリックで拡大可)
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なんと、展望デッキのある5Fの「Expasa Cafe羽田」が、本日深夜特別営業を行っているとのこと。
これは珍しい。
いつもは22:00に閉店してしまうのですが。

深夜の24:30頃、早速行ってみました。
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おお!
確かにまだ営業しています。
これはありがたい!

店頭の表示によりますと・・・。
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2:20~3:40は清掃整備の為閉店するものの、それ以外の時間はオープンしているようです。
店員さん(店長さん?)によると、ゴールデンウィーク期間中などの繁忙期のみの特別営業とのこと。

最近の深夜・早朝時間帯の羽田空港国際線ターミナルは、お客さんが増えてきたことにより、朝まで居られる場所が少なくなりつつあります。
数少ない24時間営業のカフェ「タリーズ」や「モスカフェ」も、深夜になると夜明かしの人で一杯になってしまうこともしばしば。
なので、繁忙期だけでも深夜営業のお店が増えてくれるのは、利用者としては非常にありがたいところです。

ただし深夜なのでメニューは限られています。
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カレーやサンドイッチの他にも、おつまみ類などもありました。
もちろん各種ソフトドリンクやお酒もあるので、夜食メニューとしては十分に充実しています。

この時は、たまたまなのか、そんなに混んでいませんでした。
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羽田空港の夜景が見えるカウンター席がお勧めです。

6:35発のキャセイドラゴン香港行き KA397便のチェックインが始まるのは朝の4:00ごろ。
それまでずっとここに滞在することはできませんが、閉店時間まで居ることにしました。

先にお会計を済ませてカウンター席へ。
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百人一首の飾りつけなどがあって楽しい雰囲気。
外国人の方も楽しめそうです。

ミックスサンドとアイスティーのセット850円。
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サンドイッチはややひんやりとしていましたが、美味しく頂きました。
深夜の空港で頂く夜食は格別です。

窓の外には・・・。
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展望デッキごしに、深夜の羽田空港のA滑走路と誘導路の夜景を眺めることができます。
窓に店内の照明が反射して見にくいですが。

羽田の夜景を堪能したい方は・・・。
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お外のテーブル席でどうぞ。
この日はやや寒かったですが、夏場なら気持ちが良さそうです。

というわけで、普段は体験できない羽田空港国際線5F「Expasa Cafe羽田」のレアな深夜特別営業体験記でした。

夏のお盆の繁忙期も営業してくれるとよいな~(店員さんは大変でしょうけど)。
繁忙期に羽田空港国際線の深夜・早朝便をご利用の方は、是非チェックしてみてくださいませ。

2017年1月タクシー運賃改訂後、羽田空港国際線からJR蒲田駅まで深夜タクシーで行ってみたの編

2017/02/12
去る2017年1月30日より、東京23区、武蔵野市および三鷹市のタクシーの初乗り運賃が410円に値下げされました。

各メディアでも報道されているので、ご存知の方も多いことでしょう。

じゃあ、深夜着の便で羽田空港国際線に到着して終電を逃してしまった場合、タクシーで蒲田までいくらかかるようになったのか。
値下げ?それとも、値上げ?
早速、実際に乗ってみて調査して参りました。

結論から言ってしまうと・・・
羽田空港国際線からJR蒲田駅東口まで(深夜割増料金)

  • 以前(2013年)は2600円ぐらいだった
  • 料金改訂後(今回)は2970円かかった

というわけで、今回は以前より300円以上多めにかかりました(涙)。
乗車中はメーターがどんどん上がって、一体いくらになるのかドキドキしました。
ただし、料金は道路状況や信号待ち時間によって変動しますので、あくまでもご参考程度で。

というわけで、以下その体験記です。

まずは土曜深夜の羽田空港国際線の到着ロビーへ。
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実際は自宅からやってきたわけですが、この時は国際線で今日本に帰国したばかり、という設定で。
到着ロビーは、既に夜明かしの人々でいっぱいでした。

さて、深夜0時ごろ・・・。
いよいよタクシーで蒲田のホテルに向かうことにします。
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タクシー乗り場のある1Fへ。

タクシー料金の変更の説明用立て看板を発見。
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「タクシーご利用の皆様へ」とのこと。
英語の説明もあります。

新しい料金体系の説明もあり(クリックで拡大)
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折角なので、タクシーの新しい料金システムをしっかりと予習していきましょう。

2017/01からどのようにタクシー運賃が変わったかは、以下のとおり。

(1) 初乗り料金
[改訂前] 2000mまで730円
[改訂後] 1052mまで410円

(2) 加算運賃
[改訂前] 280mごとに90円ずつ加算
[改訂後] 237mごと80円ずつ加算

(3) 時速10km以下の場合 (信号待ちや渋滞の場合)
[改訂前] 1分45秒ごとに90円加算
[改訂後] 1分30秒ごと80円加算

深夜割増料金 (10:00PM-5:00AM) は「2割増」のまま変わらず、です。

一見値下げに見えるけど(青字)、初乗り以降加算されるまでの距離や時間が短くなっている(赤字)・・・。
これだけだと、トータルで値上げなのか値下げなのかよく分かりません。

一番分かり易いトラベルWatch様の記事によると・・・

  • 約2kmまでの運賃は値下げ
  • 約2km~約6.5kmは値下げになる場合と、値上げになる場合がある
  • 約6.5km以上は値上げ

になるとのこと(時速10km以下の場合の時間加算は考慮していません)。

ちなみに羽田空港国際線~JR蒲田駅東口の距離は・・・。
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Google Map様の計測によると「6.2km」とのこと。
ちょうど「値上げになる場合と、値下げになる場合がある」距離に該当します。
うーん、ビミョーな距離。
ちなみに国際線から2km以内はほぼ何も無いので「初乗り運賃値下げ」の恩恵を受けることは無さそうです・・・。

では百聞は一見に如かず、ということで、実際に深夜タクシーに乗ってみることにします。

ちなみに、以前にこの記事を書いたとき(2013年)は、国際線からJR蒲田駅東口まで約2600円でした。
さて、今回はいくらになるのか・・・。

タクシー乗り場に行くと、係の人に行き先を訊かれました。

係員 「どちらまで行きますかー?」
私 「蒲田駅まで」
係員 「こちらにどうぞ~」

行先によって、タクシー乗り場が異なるようです。

羽田から乗る場合、行先によっては「羽田空港定額タクシー料金」が適用されるため、と思われます。
「羽田空港定額タクシー料金」の詳細は、こちら(東京都内)やこちら(神奈川県)をどうぞ。
残念ながら、蒲田(大田区)は定額運賃のエリアではないので、普通にメーター料金になります。

タクシーの写真を撮る間もなく、車内へと促され・・・。

運ちゃん 「どちらまで?」
私 「JR蒲田駅の東口までお願いします」
運ちゃん 「JRの蒲田駅ですね。かしこまりました」

というわけで、賃走開始。
初乗り運賃は「410円」でした。
メーターには「割増」の表示があったので、深夜割増料金が適用されているようです。
が、初乗り運賃は2割増にはならないようです。

やがてタクシーは国際線を出て、立体駐車場の横をぐるっと回って、国際線ターミナル近くの最初の信号に差し掛かったとき・・・。
メーターのカウントアップが始まりました。
え?もう増え始めるの(汗)?

410円→490円→570円・・・と、メーターは80円ずつ増えてきます。
あれ?2割増じゃないの?と思いきや、運転手氏によると、2割増になるように加算される距離が短くなっているのだとか。
なので、深夜だとメーターは約190メートル毎にどんどん増えていきます。
蒲田までいくらかかるんだろう・・・。
料金メーターから目が離せません。

やがてタクシーは、天空橋を過ぎて、穴守稲荷のホテルエリアへ。
ホテルマイステイズ前:1290円
ホテルJALシティ前:1370円
東横イン羽田空港前:1690円
でした。
もうこの時点で、前回(2013年)よりも少し割高なのですが・・・。

そして、約20分ほどでJR蒲田駅東口に到着。
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飲み会帰りの酔っ払いが沢山・・・。

そしてタクシーのお値段は・・・。

2970円」でした。
高っ! (><)

料金改定前の前回は2600円程度でしたので、300円以上高くなったことになります。
乗っていて気付いたのですが、信号待ちの時に何度か「時速10km以下の場合、1分30秒ごとに80円加算」されていた気がします。

赤信号のかなり手前で「時速10km以下」に減速していたような・・・。
(¬_¬) ←疑い深い人

ちなみに、JR蒲田駅までの深夜バスの料金は1人560円ですので、3~4人の場合でも料金的にはバスに乗ったほうがお得です。
ただし本数は少ないです(蒲田行きの深夜バスの時刻表はこちら)。
せめて、深夜タクシーで1500円ぐらいになれば、3人なら深夜バスよりお得になるんですけどねえ。

結論:
2017/1/30のタクシー料金改訂で、羽田空港国際線からJR蒲田駅東口まで(約6.2km)の深夜料金は、3000円近くかかるようになった(以前は2600円ぐらいだった)。
※ただし道路状況によって運賃は変わります。

というわけで、この時すでに自宅への終電が終わっていたので、あらかじめ予約しておいた蒲田駅近くのホテルに宿泊・・・。