2017/03/22
とある日の国際線ターミナルのバス券売機にて。
羽田空港からリムジンバスで色々なところに行けますよねえ。
ハブ空港であるのみならず、バス路線としてもハブ・バスターミナル(?)なわけです。
羽田から富士山に直接行けるのかー。
2470円もかかるけど・・・。
あーでも富士山、行ってみたいかも。
美味しいもの食べて、キレイな富士山見ながら温泉入ってゴロゴロできたら最高だろうな~。
↑誰もが想像する脳内の富士山。
ヘタクソな絵で失礼・・・。
というわけで・・・
京急バスのサイトで、羽田空港国際線発・富士山駅行きのチケットを予約。
以下、3月・春分の日の3連休を利用して、富士山遠足へ行ってきたダイジェストです。
***
まずは運航ダイヤから。
羽田空港→河口湖駅・富士山駅行きは1日4便のみの運行です(2017/03現在)。
羽田空港国際線から河口湖に直行するわけではなく・・・
- 羽田空港国際線
- 羽田空港第2ターミナル
- 羽田空港第1ターミナル
- 品川駅港南口
- 富士急ハイランド
- 富士北麓駐車場
- 河口湖駅
- 富士山駅
の順で停車していきます。
わざわざ国際線から乗らなくても、品川駅から乗ればいいんじゃないの?
(¬_¬)
と思ったアナタ、鋭いです。
でも、羽田空港国際線から乗ったほうが
- 始発なので好きな席に座れる(バスは自由席)
- ターミナル内に色々なお店や施設があって便利
- なんとなく旅行気分が盛り上がる
といった特典がありますのでオススメです(かなりこじつけ気味)。
***
というわけで、出発当日の朝9時ごろ。
羽田空港国際線ターミナル・到着階にやってきました。
富士山行きのバスは10:05発なので、まだ時間があります。
2Fの24時間営業のカフェ「Pista」にて、まずは朝ごはん。
ワンプレートセット 720円。
ホカホカのトーストと温かいコーヒーで栄養補給を完了。
羽田から富士山駅までの所要時間はおよそ3時間。
飛行機なら上海あたりまで行けちゃいます。
しっっっっかりとトイレを済ませておきましょう。
羽田空港なら、キレイなシャワートイレや、小さなお子様用のおむつ交換スペースもありますので、安心・快適です。
では、出発準備が整ったところで・・・。
国際線の7番バスのりばから、富士山駅行きのバスに搭乗。
いよいよ出発の時。
車内は外国人観光客で満員?と思いきや・・・。
国際線から乗ったのは、私一人でした。
外国人の皆様の知名度が低いのか、たまたま閑散期だったのかは不明。
一応、車内の最後部には、トイレがあります。
車内で便意を催しても、まあ大丈夫です。
しかし、かなり狭い&1つしかないので、トイレはできるだけ乗る前に済ませておきましょう。
国際線を出発後、国内線第1・第2ターミナルからは、日本人ファミリー数組と老夫婦がご乗車。
地方から飛行機に乗ってやってきた皆様と思われます。
次の品川駅港南口からは、若者カップル数組がご乗車。
乗車率は30%程度。
外国人は一人も乗車せず、でした。
品川駅を出発したバスは・・・。
赤羽橋から首都高速道路・都心環状線に乗って、新宿経由で中央自動車道を目指します。
めっちゃいい天気で気持ち良いです。
新宿を過ぎて、高井戸あたりまで渋滞・・・。
調布あたりでようやく渋滞を脱出し、快適に走行し始めました。
12:30ごろ。
トイレ休憩ということで、談合坂サービスエリアに立ち寄りました。
停車時間は15分。
なんか観光バスみたいで楽しいです。
必ず時間通りに戻ってきてくださいね(運転手氏)とのこと。
サービスエリアの施設「EXPASA談合坂」
この施設を運営するNEXCO中日本は、羽田空港国際線5Fにも「EXPASA Cafe 羽田」を出店しています。
店内は行楽客で大混雑でした。
でもバスの停車時間が短いので、ここでゆっくりしていくわけにはいきません。
束の間の休憩でトイレを済ませた後、取り残されないようにバスに戻ります。
運転手氏も、脱落者が出ないように、お客さんの数を入念にカウントしていました。
12:45ごろ、談合坂SAを出発。
大月JCTから、中央道・河口湖線へ入ります。
渋滞は無く、山の間を走り抜けて一路河口湖へ。
河口湖ICで高速を下りると、すぐに富士急ハイランドの正面入り口のバス停に停車。
富士急ハイランドの絶叫マシーン目当ての(?)お客さんが数組下車。
13:25ごろ。
富士急・河口湖線の終着駅・河口湖駅に到着。
おお~外国人客でイッパイです。
車内のお客さんは、私以外全員ここで下車していきました。
バスは私1人を乗せて、終点の富士山駅へ。
定刻は12:57着ですが、渋滞で30分以上遅れて13:35ごろ到着。
なんとか間に合ったー!
何に間に合ったのかというと・・・。
富士山駅近くのうどん屋さん「ふじや」にて、富士吉田市名物の「吉田のうどん」を堪能。
コシの強い極太うどんと味噌・醤油味のダシがたまりません。
お昼は14:00までの営業なので、ギリギリ間に合ってよかったです。
もはや羽田空港とは何の関係もなくなってしまいました。
お宿は、こちらの「ホテルマイステイズ富士山(楽天トラベル)」。
富士急ハイランド駅から徒歩5分少々。
去年(2016年)の12月にオープンしたばかりの最新ホテルです。
最上階の大浴場から、富士山が眺められるというのに惹かれて選びました。
2週間ほど前に予約したものの、連休中ということで富士山が見えるお部屋は1泊2万円ほどしました・・・。
15:30ごろ。
ホテルにチェックイン後のお部屋からの眺め。
お、おう・・。
なんとか富士山が見えます。
でも、かなり霞んでいて微妙・・・。
あと2階のお部屋だったので、電線がかぶってしまうのは致し方なし。
この日は満室御礼とのことで、富士山が見えるお部屋を確保できただけでもヨシとします。
***
そして、あくる朝の6時ごろ起床。
おお~!!
運よく好天に恵まれました。
雪の乗り具合が、まさに理想的です。
これは感動的。
はるばる富士山までやってきて良かった・・・。
… (*ノ∀`*)・:*:・.
朝食バイキング会場からも・・・。
キレイな富士山を見ながら、美味しい朝食をお腹イッパイ頂きました。
幸せのひととき。
このホテルの詳細はこちら(楽天トラベル)
ホテルマイステイズ富士山(2016年12月14日オープン)
朝食の後は、電車&徒歩で下吉田の新倉山浅間公園へ。
絵葉書のような絶景に感動。
桜が咲けば、さらに最高の写真になることでしょう。
ここは「京都以上に日本らしい写真が撮れる」ということで、外国人訪日客の間で人気のスポットなのだとか。
東南アジアや欧米からの外国人観光客で賑わっていました。
富士急行と富士山。
マニヤな写真も撮影できて満足です。
富士急ハイランド近くの日帰り温泉「ふじやま温泉」へタクシーで移動。
地下1500mから湧き出させた重曹泉を楽しむことができます。
広々とした施設もキレイで快適でした。
温泉あがりに、6種のオツマミと生ビールで乾杯。
クー!
昼間からビール、たまらんです。
ビールで酔っぱらった後は、富士山が見える休憩室の畳の上でゴロ寝してダメ人間になります。
17:35発の帰りのバスの時間まで、ダラダラと至福の時間を過ごしました。
ここ富士吉田市は、富士山の北東に位置しています。
なので、青空を背景にしたキレイな富士山を見るには、順光になる日の出から午前中にかけてがお勧めです。
午後になると徐々に霞んできてしまうことが多いようです。
もちろんお天気が良いことが前提ですが。
***
で、ついに帰宅のとき。
「ふじやま温泉」から東京に帰る場合は、徒歩数分のところにある「富士急ハイランド」のバス停が近いです。
が、「バスは始発から乗りたい派」なので・・・。
「ふじやま温泉」から30分ほど歩いて、始発の富士山駅から乗ることにします。
帰りのバスは、定刻の17:35に出発。
ここから乗車したお客さんは、私の他2名のみでした。
途中の河口湖駅、富士急ハイランドから沢山のお客さんが乗ってきて、座席の6割程が埋まりました。
外国人のお客さんは数名のみ。
新宿駅や東京駅行きのバスのほうが圧倒的に本数が多いので、品川・羽田空港行きはマイナーなのかもしれません。
3連休最終日なので、帰路は中央道の大渋滞に巻き込まれ・・・。
品川で降りたいのを我慢して、羽田空港国際線にたどり着いたのは、21:15ごろでした。
定刻は20:17着なので、1時間近く遅れました。
この後飛行機に乗り継ぐ場合は、かなり時間に余裕を持って利用する必要がありそうです。
でも、この日の乗客の皆様は品川で下車してしまったので、国際線まで乗ったのは私一人でした・・・。。
お腹が空いたので・・・。
国際線4F江戸小路の「ありそ鮨」にて、遅めの晩御飯を頂きました。
美味しいお寿司は落ち着くな~。
その後、帰宅。
というわけで、羽田空港からリムジンバスで行く富士山遠足レポートでした。
天候にも恵まれて、絵に描いたような富士山を満喫することができて良かったです。
思った以上に楽しかったので、今度は別の場所を目指して「羽田から行くバス旅」をやってみたいと思います。
超久しぶりに「地滑小心な国内旅行ブログ」を更新開始(の予定)
1泊2日の富士山旅の詳細はこちらをどうぞ。
富士山旅2017/03 なぜか羽田空港国際線から旅立ちの編