2015/05/24
羽田空港国内線第1・第2ターミナルの出発ロビーでは、昔の羽田のレトロな写真を絶賛展示中。
先日の2015/05/20に、羽田空港はターミナル開館60周年を迎えたとのこと。
その記念イベントとして写真展が地味に行われています。
第2ターミナルでは、中央の吹き抜けの2F/3Fの手すりの部分にも写真が展示されています。
全て異なる写真、というわけではなく、チェックインカウンターの上にデカデカと掲示されているものと同じ写真が吹き抜けにもあったりします。
お気に入りの1枚。
昼間っから飛行機を見ながらビール!
今も昔も人々がやっていることは変わりません。
第2ターミナルの2F吹き抜け部分では、時系列に写真が展示されているのでお勧めです。
1955年の羽田空港ターミナル開館当時の写真もあり。
まだ一部がアメリカ軍の占領下だった当時の様子がしのばれます。
ウィキペディア先生によると、今の羽田空港が民間航空専用空港の「東京飛行場(羽田飛行場)」として正式に「開港」したのは、戦前の1931年8月25日とのこと。
その後の1955年5月、戦後の日本の経済発展と共に航空旅客需要が増大したため、今の国際線ターミナル西側のB滑走路南端付近に初代の旅客ターミナルが「開館」したとのこと。
今回の写真展は、この初代旅客ターミナル「開館」の60周年を記念してのイベントということになります。
1960年台の出発ロビーにあったらしい「別れの窓」
ガラス越しにお話しができるように穴が空いています。
私はまだこの世に存在していない時のこと。
こんな時代があったんですねえ。
1980年台になると、カラーの写真が多くなってきます。
エールフランスのコンコルドとか、何もかもみな懐かしい(実物は見たことがありませんが・・・)。
私が生まれて初めて羽田空港に訪れたのはたぶんこの頃。
が、当時の記憶はほとんどありません。
到着階に向かうエスカレータの両脇にも展示されています。
第1ターミナル側も、ほぼ同様な展示内容となっています。
最近の羽田は国際線の増便などで注目されていますが、それは羽田の歴史のほんの1ページに過ぎず、私が生まれる前から深い歴史を歩んできたのだということを改めて感じさせられました。