2016/07/04
とある夜の羽田空港国際線・到着ロビー(2F)の観光案内所にて。
時刻は19時30分ごろ。
出国口を出てすぐ右側にある、東京メトロのカウンターです。
外国人用のお得なチケットを求めて、海外から到着したばかりの訪日客が沢山集まっています。
スタッフーの方も、英語が通じない中国人の対応で、ややこじれている様子。
注目は、白いシャツのスタッフーの男性が使っているタブレットです。
タブレット画面には、別の場所でスタンバっている通訳さんが映っています。
お客さんの中国語を、画面の通訳さんに翻訳してもらって、やりとりをしているようです。
つまり、通訳さんを交えたテレビ電話会議。
これは、なかなか画期的なシステムです。
<会話例>
中国人客「&!%%&”!v?」
画面の通訳 「新橋に行きたいとおっしゃてます」
スタッフー「じゃあ、モノレール経由のほうが良いとお伝えください」
画面の通訳 「&%$&%!#(中国語)」
音声だけではなくて、画面で相手の表情を見てお話しできる、というのも話し易さに一役買っています。
そういえば、最近の2F到着階中央に移転した案内カウンターにも・・・。
机の上の中央部をよく見ると・・・。
カメラつきのタブレット端末がいます。
こちらはまだ稼働しているところを見たことがありません。
たぶん、先ほどと同じように「クラウド通訳さん」が使える仕組みと思われます?
※2015/7/6追記:手話通訳システムとのこと
レンタカーのカウンターにも同様なタブレットがありました。
でも美男美女の案内スタッフーの皆さんの語学スキルだけで、大半のご相談は解決してしまう様子。
ともあれ、外国人ビジター客向けに、ここまでのサービスを準備している空港は、世界でもまだ殆どないと思われます。
こういう実用的で先進的なサービスが話題になれば、さらに空港のランキングも上がってくるかも知れませんね。