2018/11/03
とある土曜日の早朝7時前。
やってきたのは、羽田空港にほど近い穴守稲荷駅から徒歩10分ほどのところにある、とある駐輪場。
ここに何があるのかというと・・・。
東京都のシェア自転車サービス「ドコモバイクシェア(有料)」のサイクルポート(自転車置き場)です。
[2020/04/05追記]
このサイクルポートは、2020/03/31をもって廃止されました。
事前にWebで登録手続きをしておくと、ここで赤い電動アシスト付き自転車を24時間いつでもレンタルすることができます。
2018/11/3現在、ここ「羽田特別出張所 仮設施設」のサイクルポートが、羽田空港に最も近いサイクルポートなのです。
ここで自転車を借りて、2018/11/1にオープンしたばかりの羽田空港国際線の駐輪場まで行ってみよー!という試みです。
京急に乗ってそのまま国際線に行けばいいものを、わざわざ手前の穴守稲荷で下車して、自転車で国際線へ行くという謎ミッション。
何がメリットなのかはよく分かりませんが、とにかく「羽田空港国際線まで自転車で行く!」を実際に体験してみたい、というわけです。
果たして無事、国際線に自転車を停めることができるのか?
(停めることができました!)
では、まず自転車に乗る前に・・・。
STARTボタンを押して、電動アシストのバッテリー残量を確認して品定めします。
ちょっと減っているけど、これにしよう。
登録済のICカードをタッチして開錠します。
6:50AMごろ、出発!
やたら朝早いのは、昼間になると駐輪場が混むかも、と思ったので。
お天気には恵まれたものの、朝日がメチャ眩しい・・・。
空港までは、坂道がほとんどなく平坦。
電動アシストなしでも、スイスイと進めます。
出発してから5分ほどで・・・。
穴守稲荷の街中を抜けて、弁天橋近くの鳥居に到着。
急にパァッと視界が広がって、開放的な雰囲気になります。
左折して、天空橋駅前を通過すると・・・。
B滑走路の脇に、お泊りの機材たちが並んでいる様子が見えました。
空港にキター感が盛り上がります↑↑↑
ちなみに、この天空橋駅付近は・・・。
「羽田空港跡地第1ゾーン」と呼ばれる再開発エリアです。
2020年には、ここに3000人規模を収容できる「Zepp Haneda(仮)」というイベントホールが出来るらしい。
しかしまだこの日の時点では、影も形もありません。
清々しいお天気の中、さらに空港へ向かって走行。
空港の敷地サイドには、自転車専用レーンもあって快適にツーリングできました。
朝日がメチャ眩しいけど・・・。
羽田空港2丁目の交差点を左に曲がって・・・。
モノレールの下をくぐれば、ゴールまであと少し!
ちなみに、この近辺は・・・。
「羽田空港跡地第2ゾーン」と呼ばれる再開発エリア。
2020年春に、ホテル3棟と温浴施設(天然温泉?)などが出来る予定とのこと。
国際線ターミナルに直結する予定とのことで、さらに空港が便利になりそうです。
モノレールをくぐった先をさらに進むと・・・。
右前方にゴールの羽田空港国際線ターミナルが見えてきます。
ラストスパートじゃ!
ちなみに、この左の滑走路側にも広大な空き地があります。
「羽田空港跡地第3ゾーン」と呼ばれる区画ですが、何が出来るかは不明。
羽田空港最後のフロンティア(大袈裟な)なのです。
最後の直線コースへ。
左手には、フェンス越しに147番~148番ゲートに駐機している飛行機を見ることできます。
(飛行機がいれば)
最後の歩道橋の手前には・・・。
}
この先、歩行者・自転車は入っちゃダメよダメダメ看板があり。
自動車はこの先の地下トンネルをくぐって国内線まで行けますが、自転車や歩行者は入れません。
上の写真の右側の横断歩道を渡ると・・・。
ゴールの羽田空港国際線・駐輪場に到着!
今回のルートはこんな感じ。
穴守稲荷の駐輪場から道のり2.8km、所用20分ぐらいでした。
朝早いこともあってか、空きスペースあり。
無事、自転車を駐輪することに成功。
人生初の偉業を達成しました(大袈裟な)。
無料で駐輪できるなんて、なんという幸せ。
自転車の後輪のスタンドを立てなくても停められます。
しかし、ここにはサイクルポートはないため、「施錠」はできるものの「返却」はできません。
つまり、駐輪中でも借りっぱなしの状態なので自転車のレンタル料金が課金され続けます。
ここにサイクルポートがあれば便利なんだけどなあ。
(でも、こういう奇特なことをする人は少ないと思われる)
土曜の朝7時ごろの国際線駐輪場は・・・。
半分ぐらい埋まっている程度。
思ったよりも混雑していない印象です。
でも、土日の天気の良い日はこれから午後にかけて混雑しそうな予感。
駐輪場から、絶賛増築中の国際線ターミナルへは・・・。
歩いてスグです。
ターミナルの入口には・・・。
国内線への無料連絡バスののりばがあり。
国内線には駐輪場がない&遠いので、無料バスで行くことをお勧めします。
ターミナルの1階にはコンビニやキレイなトイレもあり。
では、これから海外に出発・・・しません。
ターミナル内には飲食店の他、コインロッカーもあるし、2階にはシャワー(有料)もあり。
休憩所としても至れり尽くせりです。
自転車が課金され続けている状態なので、さっさと帰ろう・・・。
帰りは少し寄り道して・・・。
第2ゾーン工事の巨大クレーン群を眺めてきました。
自由に空港の周りを高速にウロウロできるのがイイですねえ。
帰り道。
穴守橋付近に昔から残る「ポンジュース」の看板を眺めて、自転車の返却場所へと戻ります。
元の場所に返却するのはつまらないので・・・
このままJR蒲田駅まで爆走して、駅近くのサイクルポートに返却することに。
環八沿いを疾走。
歩道に自転車レーンがあるところもあり、走りやすかったです。
8:15AMごろ。
JR蒲田駅近くの大田区役所様に到着。
区役所近くのサイクルポートに自転車を返却。
国際線からJR蒲田駅までは自転車で35分ぐらい。
結構いい運動になりました。
ちなみにレンタル料金(1回会員・2018/11/3現在)は・・・
- 最初の30分は150円
- 10分延長する毎に100円加算
です。
今回は86分の利用だったので、総額750円のお支払いでした。
お安いとかお高いとか、細かいことは気にしないことにします。
料金や利用方法の詳細は、大田区コミュニティサイクルの公式サイトをどうぞ。
お天気に恵まれたおかげで、快適な自転車旅を満喫できて良かったです。
空港の周りは、飛行機も見えるし、視界が開けていて景色も楽しめました。
日頃運動不足な方で、リフレッシュしたい方は是非どうぞ。