「香港」タグアーカイブ

香港で自転車シェアリングサービス「oBike」を実際に利用してみたの編

2017/11/24
最近、中国を中心にサービス範囲が広がっている自転車シェアリングサービス。
シンガポールのベンチャー企業が運営する「oBike」が香港でも2017年9月15日からサービスを開始したとのことで、早速乗りに行ってみました。

やってきたのは香港・新界の屯門。
HKG-2017NOVD-093-R
香港の中心地から離れたところにあるベッドタウンです。

「oBike」は香港の全域でサービスを行っているわけではなくて、まずは比較的人口密度の低いエリア(元朗、屯門など)のみでサービスを提供しているとのこと。
さすがに中環や尖沙咀などの人通りが多い場所だと、自転車が増えると邪魔ですからねえ。

早速、屯門の中心部をウロウロしてみるも・・・。
HKG-2017NOVD-116-R
うーん、シェア自転車らしきものはすぐには見つからず。
以前に来た時とあまり変わらない光景。
まだほとんど普及していないようです。

普通に歩いているだけでは、シェア自転車が見つからないので・・・。
oBikeのアプリを起動します。
image
MTR屯門駅の西側の川を渡った先に、自転車の密集地帯を発見。
この場所に行ってみることにします。

ちなみにoBikeアプリのダウンロードは無料。
日本にいる間に、日本の携帯電話番号を使って会員登録しておきました。

閑静な住宅地の中を彷徨って・・・。
HKG-2017NOVD-126-R
あった!

公園の隣の歩道のようなスペースに「oBike」の自転車の群れを見つけました。
黄色いホイールの自転車がソレです。
ちなみに、写真に1台だけ写っている緑の自転車は「Gobee Bike」なる別会社のシェア自転車。

じゃあ、使ってみようかと思って「Unlock」をタップしてみたところ・・・。
image
デポジット(預け保証金。退会時に返金される)49USD (約6000円) を支払え、とのこと。
うーむ、やっぱりデポジットいるのか・・・。
ここまで来て、康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかないので(?)支払いを決意。

無事、日本のクレジットカードで支払いができました。
image
初期状態で3USD分(約330円)が「Gift」でチャージされていました。
(香港ドルではなくてUSドル)
ちなみにレンタル料金は15分で 3香港ドル(約45円)なので、105分間ぐらい乗ることができます。
「Top Up Now」で、登録したクレジットカードから追加でチャージをすることも可能。

この時は「残高 3HKD」と完全に勘違いしており・・・。
image
5USD チャージして合計 8USDにしちゃいました。
他の国でも使うかもしれないから、ま、いっか。

では、恐る恐る・・・。
HKG-2017NOVD-129-R
後輪部分についているQRコードをスマホカメラでスキャンして、ロック解除を試みます。

スキャンする前に・・・

  • スマホがネットに接続されていること
  • BluetoothがONになっていること

を確認しましょう。

で、QRコードスキャンの結果。
image
工工エエエ(´Д`;)エエエ工工

痛恨のロック解除失敗。
気を取り直して、もう一度トライするも、また失敗・・・。
他の自転車を1台試してみるも、また失敗します。
この屈辱感、マジ凹むわー。
デポジット返してもらえるかな・・・。

最後の悪あがきとして、手当たり次第に付近の自転車のQRコードをスキャンしまくります。
こうなりゃ、もうヤケクソじゃ!

5,6台ほどトライしてみたところ・・・。
HKG-2017NOVD-130-R
「カチャッ」

おお、開いた!
他の自転車はバッテリー切れだったのか、はたまたBluetoothの電波の状態が悪かっただけなのかは不明。

原因はともかく・・・。
image
スマホ画面的にも「乗ってます」状態になりました。
自転車のロックが解除されると共に「15分毎に3HKD」の課金が始まります。
乗り終わるまでBluetoothはONのままにしとけよ」的なメッセージが表示されています。

もし返却に失敗すると、15分毎に3HKDが課金され続けることになるので、確実に返却できることはとても大事。
oBikeのアプリを終了させるとどうなるか分からないので、念のためアプリとBluetoothを起動しっぱなしにしておきました。
スマホのバッテリ残量も要注意ですね。

では、自転車に乗って出発。
HKG-2017NOVD-132-R
道路は広く坂もないので快適に移動できました。
他にoBikeに乗っている人がいないので、やや奇異な目で見られてちょっと恥ずかしいです。
ギアのあたりからガチャガチャ音がするのが気になりましたが、走行には支障なし。

屯門の川沿いには、サイクリングロードが整備されており・・・。
20171124_113618
快適にサイクリングを楽しむことができます。
こりゃ楽しいぜ、ヒャッホー。

で・・・ここで素朴な疑問が。

どこに返却すればいいんでしょうか?(基本的)

駅の近くには駐輪所っぽいスペースがいくつかあります。
HKG-2017NOVD-133-R
でもここに「oBike」の姿は見当たらず。
そもそもまだ利用者が少ないからだと思われます。

駐輪所のお触書によると・・・。
HKG-2017NOVD-134-R
24時間以上連続で止めちゃだめよ、ダメダメ!的な説明書きもあり。
仮にここで返却したとして、24時間以内に誰かが乗ってくれるとは限らない・・・。
うーむ、ここで返却してよいものなのかどうか、よく分からん。

ちなみに、このObikeアプリでは・・・。
image
初期状態で「oBike Credit」なるものが100ポイント与えられています。
これは、違法駐輪などの迷惑行為をした場合に減点されるという「信用ポイント」のようなもの。
ある程度減点されると、次回利用時にバカ高い使用料を支払わなければならないというペナルティが課されます。

なので、もし不用意に変な場所に駐輪してしまうと、この「oBIke Credit」が減点されてしまい、事実上使えないことになってしまいます。
この「oBike」は香港のみならず、母国のシンガポールやマレーシア、台湾などでもサービスを展開しているので、他の国に行った時にも使えるように、アカウントは温存しておきたいところ。

結局、10分ほど屯門の住宅地を走った後に、再び元の場所に戻って返却しました(笑)。
別の場所に返却する勇気が無かったというヘタレな私。

返却は手動で自転車のカギを掛ければよいだけ。
image
無事にピッ!とビープ音が鳴って返却に成功しました。
スマホ画面上も、レンタルが終了した旨が表示されて、請求金額、利用時間、利用距離、消費カロリー(笑)が表示されています。
今回は結局10分間しか乗らなかったので、3HKD(0.38USD)を消費したのみとなりました。
なにはともあれ、無事に返却できてほっと一安心です。

その後は、元朗の西側のMTR朗屏駅付近を徘徊。
image
このあたりにも自転車が散在しています。

確かに、スマホ画面を頼りによーく観察すると・・・。
HKG-2017NOVD-157-R
おもむろにoBikeが駐輪されているのを発見することができました。
スマホ画面の位置よりも若干ズレた場所にあるのは、GPSの精度の問題なのでしょう。
にしても、ここ駐輪していいのかな・・・?

川沿いの駐輪スペースにも、1台だけoBikeを発見。
HKG-2017NOVD-149-R
これもOKなのかどうか、よく分かりません。
oBikeアプリに、駐輪OKな場所が表示されるようになると良いのですが。
今後の使い勝手の向上に期待しましょう。

そもそも、ここ元朗・屯門界隈は・・・。
HKG-2017NOVD-161-R
軽鉄(LRT)や路線バスの路線網が発達しているので、市街地の移動なら自転車が無くても特に不自由はありません。

というわけで、まとめ。

  • 日本人でも香港のoBikeの利用に成功した。ただし・・・
  • ロックを解除できない自転車が多数あったので、アプリ上に表示されている自転車が全て利用できると思わないこと。
  • 要ネット接続。要Bluetooth ON。
  • ユーザーが少ないので、乗っているとちょっと気恥ずかしい。
  • 無事に返却できるかどうかが不安。もしうまく返却できなかった場合はどうやって課金を停止するかは未調査oBikeの公式サイト(英語)などからお問い合わせください(日本語での問い合わせは不可と思われる)。
  • どこに返却したらよいかが良く分からないので、もう少し利用者が増えて運用ルールが定着するまで待った方がよさげ(流行らずに撤退してしまうかも、ですが)

それでも、どーしても香港でシェア自転車に乗ってみたい!というモノ好きな方は、自己責任でどうぞ。
仕組みをよく理解してからのご利用をお勧めします。

中国联通香港のSIMカード「跨境王4G香港號碼版」を入手したので、まずは使用方法を調査するの編

2017/08/16更新
ご注意:
海外SIMカードを使うには、SIMロックフリーのスマホが必要です。
ご利用は自己責任で。

香港と中国本土の両方で使えるChina Unicom HK(中国联通香港)のSIMカード「跨境王」。
このSIMの特色は・・・

  1. 中国本土では、香港のローミング扱いとなるため、中国のインターネット規制(Google Mapが使えない、LINEが使えない、など)を回避できる
  2. 中国と香港の両方の電話番号を持てる

ということで便利なのは、以前の記事でご紹介した通り。

しかしながら、2016年の年末に香港に出かけた際、深水埗のChina Unicom HK(中国联通香港)のショップの店員によると・・・。
HKG_ChinaUnicomHK_201412_010_R_thumb
↑の従来の3G通信用の跨境王は、ショップではもう売っていないとのこと。
ありゃま。

しかし、その代わりに4G通信対応の新しい「跨境王」が発売されているとのことでした。
20170613_221455
↑がその「跨境王・4G香港號碼版」。
ショップの店員によると「中国の電話番号は使えないよ。香港の電話番号だけ」とのこと。
まあ、私の場合、中国で音声電話を使うことはほとんどないので、インターネット規制さえ回避できればよいです。
なので、将来いつか中国に行くときのために購入してみたのでした。

購入当時は、まだ3G版「跨境王」の残高が残っていたので、「跨境王・4G香港號碼版」は、購入しただけで使うことなく帰国。
スーツケースに眠っていたのを先ほど発見したのでした。
本記事では、次回の香港・中国行きに備えて「跨境王・4G香港號碼版」のパッケージと公式サイトの説明書を精読して記録しておくことにします。

SIMのお値段と料金プラン

  • SIMカード自体のお値段は138HKDで、80HKD分チャージされている
  • 中国および香港の定額データ通信プランは以下の通り
    • 48HKD / 300MB / 7日間 (*118*600#で申し込み)
    • 68HKD / 500MB / 30日間 (*118*601#で申し込み)
    • 118HKD / 1GB / 30日間 (*118*504#で申し込み)
  • 上記の定額プランは、申し込んだ時間によらず、最終日の23:59(香港時間)に打ち切られる
  • 定額プラン終了後は、自動的に0.8HKD/MBの従量課金に移行する(公式サイトより)
  • データを使い切った後は、有効期限前でも別のプランを購入可能(同時に2つ以上のプランの購入は不可)
  • 日本・マカオ・台湾では 0.02 HKD/1KBの従量課金だが、1日あたりの課金上限は68HKDでデータ量無制限。申し込み不要(公式サイトの情報による)
  • 1カ月あたり6HKDの維持費が、月初に自動的に差し引かれる。
  • 残高がゼロで維持費を支払えなかった場合は、残高がチャージされるまでサービスが一時停止される。
  • SIMの有効期限は90日だが、チャージすると金額に応じて有効期限が伸びる
  • マカオでは3Gのローミングサービスになる

とのこと。
「3G版・跨境王」は「78HKD/ 500MB /7日間」だったのに比べると、若干お安くなりました。
4Gだとデータ消費量が多くなるので、118HKD/1GB/30日間を利用することになるかもです。

あと、日本・マカオ・台湾でもローミングできる、というのは便利かもしれません。
マカオに行くときにSIMを入れ替える手間が省けるのは便利ですが、現地時間の深夜0時を跨いで2日以上滞在する場合は、現地のCTMのSIMカード(78MOP/3日間/1GB)のほうがお得です。
台湾も現地のSIMのほうがお得(300NTDで5日間無制限とかあり)。
日本だと、普通にキャリアのSIMのほうがお安いので、敢えて日本で使うメリットはないでしょう。
また、以前の記事でご紹介した「SmartGo Pokefi」のほうがお値段的にはお得ですが、中国ではインターネット規制を受けてしまうようです。
なので、本SIMの主な使い道としては「中国でインターネット規制を回避する用」になるかと思います。
あとは、マカオ・台湾で現地SIMを買うまでの一時使用用途や、非常用といった感じでしょうか。

使用方法

  • 香港では「UNICOM(3HK)」に接続する (3G版は「UNICOM(PCCW)」だった)
  • 中国では「China Unicom」に接続する
  • マカオでローミングするときは「3 Macau」に接続する(後日、実際にマカオで接続・通信して68HKD/day上限になることを確認済。)
  • APN : 3gnet (3G版と同じ)
  • 何かデータ通信 or 音声通話するとSIMがアクティベートされて、SMSが送られてくる(3G版と同じ)
  • リチャージはオンラインで可能 (Master/VISA/銀联カード使用可)
  • リチャージ用のサイトは https://www.cuniq.com/hk/
  • 残高確認は「*118*35#」 (3G版と同じ)

接続先のネットワークが「UNICOM(3HK)」に変わったこと以外は、3G版と同じようです。

パッケージ同梱物など

SIMカード本体と、説明が色々書かれている台紙
CBK4G-001_R1
SIMカードは、標準/Micro/Nanoのどのサイズにも切り取れる3用設計です。

英文と繁体字のマニュアルも付属。日本語は非対応。
CBK4G-008_R1
公式サイトの4G版跨境王の説明のほうが詳しいです。
あまり大したことは書かれていません。

次回、香港・中国に行ったときに実際に使ってみたいと思います(いつになることやら)。
=>無事、便利に使えました(2017/08/16更新)

Amazonでも購入可能のようです(筆者未確認)

広東語の読み方を調べるのに便利な有料アプリ「Hanping Cantonese」

2016/10/15
とある茶餐廳のメニュー。
HND_2016JAN_001_menuT
もちろん漢字だらけです。

漢字なら、そこそこ意味が分かるので・・・。
menu
メニューを指さしして「ディスワン、プリーズ(コレください)」と言えば通じます。
でも、時々指さしたものの一つ上のメニューが間違って運ばれてくる、なんてな事案が発生することも。
やはり香港マニヤとしては、ちゃんとお料理の名前を広東語で音読して確実に店員さんに伝えたいところです。
そんな時に最強なAndroidアプリを見つけました。

Hanping Cantonese Dictionary 1050円
Hanping_icon
アプリの容量は35MB程度。
オフラインでも使えます。
残念ながら有料ですが「香港マカオのレストランの広東語メニューの読み方をサクッと調べたい!」という望みを叶えてくれるのに最適なアプリです。
このアプリの秀逸なところは・・・。

  • 手書き文字入力可能
  • 簡単な翻訳機能があるので意味も分かる(英語ですが)
  • 広東語の音声読み上げも可能
  • Google翻訳アプリの文字認識と連携すれば、カメラで漢字を映して文字入力も可能(要ネット接続)

あたりでしょうか。
1つのアプリで、手書き文字入力から音声読み上げまでできるというスグレものアプリです。

Google Playで購入して起動してみました。
image
こんなようなシンプルな入力画面が立ち上がります。

文字入力すれば・・・。
demaeiccho1
こんなように、広東語の読み方を表示してくれます。

「出前一丁」= ceot1 cin4 jat1 ding1 = 「ちょっちんやっでぃん」

漢字に色がついているのは、声調(発音するときの抑揚)を示しています。
設定によって、色をつけないようにするとか、他の色に変更することが可能。
また発音記号は上記の Jyutpin表記ではなくYale式にすることも可能です。

「出前一丁」の場合は、アプリ内蔵の単語辞書にも載っているようで、その意味も英語で表示されています。

「Demae Itcho (ramem with a spicy hot sesame oil taste)」=出前一丁(ピリ辛いゴマ油風味のラーメン)

おお~、すばらしい。
知っている色々な単語を入力して遊んでみたくなりますね。

音読機能を試すには、上記の「出前一丁」の文字をタップして・・・
demae-hatsuon2
画面下のバーにある、スピーカーボタンを押すと、「ちょっちん・やっでぃん♪」と発音してくれます。
機械的な感じの読み上げですが、広東語初心者にはこれで充分。

もちろんアプリの辞書に載っていない単語でもOKです。
image
辞書に載っていない単語を入力した場合は「Not in dictionary」と表示されるものの、発音記号は表示されますし、音読させることもできます。
ちなみに「港澳碼頭(ごんおう・まーたう)」とは、香港上環にあるマカオ行きのフェリーターミナルのことです。

さらに手書き入力も可能です。
image
この筆ボタンをタッチすると・・・。

こんなような手書き入力ができます。
image
「港澳碼頭」のように、日本語入力では入力できない漢字も、見よう見まねで手書き入力できます。
なので、別途「Google広東語入力」をインストールする必要もありません。
これは楽ちんです。

一応、カメラで文字入力する機能の入口もありますが・・・。
image
有料のプラグイン(1000円ぐらい)を購入する必要があるとのこと(泣)。
このあたりはちょっと残念なところ。

どうしてもカメラで文字入力したい!という場合は「Google翻訳アプリ(無料)」を使う、という手もあります。
image
「Google翻訳」アプリを起動し、カメラの文字認識を使って入力した文字を長押しして、クリップボードにコピーすると、上の画面のようにポップアップが出ます。
これをタップすると、Hanping Cantoneseアプリに転送されます。
ただしこの方法ですと、Google翻訳の文字認識のためにネットワーク接続する必要があります。
あと、暗い場所だったり、反射して光ったり、手書きの文字が汚かったりすると、うまく読み込めない場合もありますので、場合によって手書き入力と使い分けるのがよいと思います。

あともう一つ注意点があります。

「鉄観音」と日本語で入力してみると・・・。
image
「鉄」と「観」の広東語読みを表示できません。
これは、

  • 「鉄」は繁体字では「鐵」
  • 「観」は繁体字では「觀」

であるためです。

こういう場合は、慌てず騒がず・・・。
image
上の赤で囲った「文A」の部分をタップします。

すると自動的にGoogle翻訳が呼び出され・・・。
image
正しい繁体字「鐵觀音」に変換された文字列が表示されます。
あとはこれをコピペすればOKです。
一応解決策はあるものの、Google翻訳を使うときはネット接続が必要で面倒ですので、このあたりはなんとか改善してほしいところです。

ちなみに、すべて厳格に繁体字で入力しなきゃいけないかとゆーと、そういうわけでもなく・・・。
「台湾」はOKでした。
image
「臺灣」なんて入力するのはムリですからねえ。

私の好きな「寿眉茶」(サウメイ茶)も認識OKでした。
image
繁体字と異なる日本語の漢字のすべてがNGというわけではなく、ある程度は認識できるようです。

というわけで、有料ですが多機能で実用的な広東語アプリ「Hanping Cantonese」のご紹介でした。
このアプリのお陰で、かなりスムーズに広東語の読み方を調べることができるようになったので、私的にはかなり満足です。
香港マニヤな方にとっては、1050円の価値はあるのではないでしょうか。
これで香港の茶餐廳メニューを堂々と広東語で読み上げれば、不愛想な香港の店員さんもニッコリしてくれるかも?です。

このアプリ(有料 1050円)のダウンロードはこちら。
Hanping Cantonese Dictionary (Google Play)

無料アプリで何とかしたい方は、以下の記事をどーぞ。
繁体字の広東語読みを表示してくれる無料Androidアプリ「Chinese Romaniser」

繁体字の広東語読みを表示してくれる無料Androidアプリ「Chinese Romaniser」

2016/10/12
香港にて・・・。
HKG_2016JUL_039_R2
とある地元系飲食店チェーン店に入った時。

お店に入ると、こんなような漢字メニューに遭遇しますよね。
menu_2016JUL_001_R2
当然、読み方が分からない漢字だらけですよね。

レジの人に、広東語読みで料理名を伝えなければならないシチュエーション。
image
なのに読み方が分からないですよね。
「Google翻訳」をもってしても、広東語の読み方まではサポートしていません(2016/10/12現在)。
さあ、困った。

そんな時のために「漢字を入力すると、広東語読みをアルファベット(Jyutping)で教えてくれるアプリ」を探してみました。
Google Play内を検索して探し回った結果、見つけたアプリがこちら。

「Chinese Romaniser」
image
無料のAndroidアプリです(広告表示あり)。
アイコンからも分かるように、広東語読みと普通語読みの両方への変更に対応しています。
ネットワークに接続されていない状況でも使えるので便利です。

アプリを起動すると、こんなようなメイン画面が表示されます。
can_main_menu
広東語読みを調べる場合は、

  1. 「Your Chinese text」の枠の中に繁体字の漢字を入力し
  2. 「Cantonese」を選択し
  3. 「Convert」を押す

という単純操作で広東語の読み方をJyutping(広東語版ピンイン)で教えてくれます。

こちらは設定メニュー。
can_setting_menu
「Jyutping」は、広東語の発音表記方式を「Jyutping(粤拼)式」にするか「Yale式」にするかの選択です。
個人的には「Jyutping」の方が好きですが、お好みで。

「Pinyin」は、普通語の声調をピンインで「Chéng」のように表記するか「Cheng2」のように数字で表記するかの選択です。
こちらはチェックを入れてピンイン表記にしたほうが分かりやすいでしょう。

「Hide Yone Markers」は、声調記号を表記するかどうかの選択です。
これはチェックを外しておく=声調記号を表示させる=設定にしましょう。
普通語も広東語も、声調を正確に発音しないと通じませんので・・・。

「Display Chinese Characters」は、読み方の表示結果に、漢字表記も表示させるかどうかの設定です。
これはお好みでお選びください。
具体例は下記。

試しに「Display Chinese Characters」にチェックを入れた状態で「出前一丁」の広東語の読み方を調べてみます。
image
「出前一丁」と入力して、「Cantonese」を選択した状態で「Convert」を押します

出力結果は以下の通り。
can_result
「出前一丁」の広東語読みは「ceot1 cin4 jat1 ding1」。
「ちょっちんやっでぃん」です。
ローマ字に近いので、なんとなく読み方が分かります。
数字は広東語の声調(抑揚)を現しており、これ重要。
メチャメチャざっくり言うと、1が一番高い音で、6が一番低い音で発音します。
正確な広東語の発音方法については「広東語 発音」等で各自ぐぐってお調べください・・・。

結果に漢字を表示させたくない場合は、設定の「Display Chinese Characters」のチェックをはずせばOKです。
同様に「Mandarin」を選べば普通語読みも調べられます。
残念ながら、音声を出力する機能や、広東語の意味を調べる機能はありません。
発音記号を出力することだけに特化しています。

あと、漢字一文字に対して1通りの読み方に単純変換しているだけっぽいので、複数の読み方を持つ漢字の場合、読み方が間違っている場合もあります。
例えば「銀行」の普通語読みは「yin2 hang2(インハン)」ですが、「yin xing(インシン)」と表示されてしまいます。
このあたりは無料アプリですので、大目に見ましょう。
まあ、そもそも間違っているかどうかも分からないわけですが・・・。

では、冒頭の「美心MX」のメニューの読み方を調べてみましょう。
image
「蘿蔔(大根餅)」など、日本語入力で入力できない漢字は「Google広東語入力」をインストールし、手書き入力機能を駆使するなどして頑張って入力しましょう。
あと、繁体字では「麺」ではなく「麵」ですので気を付けましょう。
繁体字以外の漢字を入力すると、正しく結果が出力されないようです。

頑張って入力しました。
image
このように複数行を入力することも可能です。

では、変換。
image
読み方がすべてあっているかどうかは不明・・・。
字数が多くなると見づらくなるのは、致し方ありませぬ。
ちなみに意味は・・・。

  • 炒麺早餐:焼きそば朝食セット
  • 銀芽炒麺:もやし焼きそば
  • 火腿:ハム
  • 餐肉:ランチョンミート(肉片を固めたもの)
  • 香煎羅葡糕:香り高く焼かれた大根餅
  • 是日包款:日替わりパン

です。

というわけで、広東語読み方表示アプリ「Chinese Romaniser」のご紹介でした。
広東語の意味はGoogleやGoogle翻訳などで調べることができますが、読み方を調べる方法があまりないので、調査してみました。
無料アプリですので、正確に繁体字を入力しないと正しく読み方が出力されない、など不便な点もありますが、そこそこ使えるアプリではないかと思います。
ただ実際に読み方を調べようとすると、繁体字の入力が結構面倒だったりします。
広東語好きな香港マニヤな方は是非どうぞ。

ダウンロードはこちらから
Chinese Romaniser (Google Play)

香港国際空港出発階2Fの中国移動香港が閉店(移転?)の編

2015/10/24
久しぶりに香港に上陸したこの日の早朝5時半ごろ。
香港国際空港2Fの出発階を偵察していると・・・。

あれ?
HKG_2015OCT_DSC02344_R
「Yoku Moku」の左隣にあった中国移動香港のショップが消滅している!
替わりに「美珍香」になるらしい。
なんということでしょう。
(後で知った、とある情報によると別の場所に移転した?とのこと)

じゃあ、我々はこれからどこでSIMカードを買えばよいのだ・・・。
と、空港の到着階(1F)にある両替所「Travelex」で、このような掲示を発見。
HKG_2015OCT_DSC02337_R
中国移動香港の4G/3G データ通信用SIMカードを80HKDで販売中、とのこと。

パッケージの図柄をよく見てみると・・・
image
以前の記事でご紹介したもの=「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」と同じもののように見えます。
ただしSIMカードは刻一刻と新しいものが出現しますので、本当に一緒かどうかは実際に購入していないので不明・・・。

このときの旅行では、以前に購入した中国・香港ダブルナンバーSIMカード「跨境王」が使えたため、今回はSIMカードは購入せず、でした。
今までは、香港空港の到着してから、わざわざ2Fに上ってSIMカードとかリチャージカードを購入していました。
到着階のTravelexの両替所でSIMカードが買えれば、わざわざ2Fに行かなくてもよいので便利かも、です。
なお、両替所でリチャージカードも買えるのかどうかは不明・・・。
誰か試してみて!

「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」の使い方は、こちらの過去記事をどうぞ
香港空港で中国移動香港の「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」を購入してみたの編

香港と中国を行ったり来たりする予定の方は、こちらのSIMが便利です
中国联通香港のSIMカード「跨境王」を香港と中国・海南島で使ってみたの編

ではよいご旅行を!

中国联通香港のSIMカード「跨境王」を日本でチャージしてみたの編

2015/08/30
以前の記事でご紹介した、中国联通香港(China Unicom HongKong)の「跨境王」SIMカード。
HKG_ChinaUnicomHK_201412_010_R
中国本土と香港の両方でデータ通信と通話ができるというスグレモノのSIMカードです。
基本的には香港のSIMカードですので、中国ではローミングして使用することになります。

筆者注:
このカードは2017/01現在、正規キャリアでの取り扱いが無くなりました。

詳細は前回の以下の記事をご参照のこと。
中国联通香港のSIMカード「跨境王」を香港と中国・海南島で使ってみたの編

で、今回は、このSIMカードの有効期限を延ばしてみるべく、日本でSIMのチャージ額を増値させてみましたので、その報告です。
以下は2015/08/30時点の情報です。
チャージは自己責任でお願いします。

準備

  • SIMカード「跨境王」をSIMフリースマホにセットして、残高を確認しておく(*118*35#に電話)
  • クレジットカード(VISAかMaster)を用意する

先にSIMカードをスマホに入れなくてもチャージそのものは可能です。
チャージ前の残高を確認しておいたほうがよいのと、チャージに成功したらすぐにSMSが届くので、その確認用にSIMカードを先にスマホにいれておくことをお勧めします。

チャージ手順

まずは、PCで中国联通香港のページにアクセスします。
右の方にある「手機/上網卡繳費增值」という欄からチャージできます。
上の枠に香港の電話番号8桁を入力し、下の枠は「信用卡/銀聯卡」を選択して「増値」をクリックします。
ここで電話番号を間違えると、最悪、赤の他人の電話番号にチャージされることになりますので、よーくよーく確認します。

すると、以下のような選択画面が表示されますので、チャージ額を選ぶか入力するかして「確認」をクリック。
Charge_Menu
チャージ額に応じて、SIMカードの有効期限が延長されます。
たとえば100HKDチャージした場合は180日延長される、とのこと。
チャージ額と有効期限の延長日数の関係は上のスクリーンショット下部の表を参照のこと。

すると次は下記の画面が出現します。
Charge_select_card
「信用卡(クレジットカード)」を選択し、下のチェックボックス(18歳以上かどうか云々の同意)にチェックをいれて「確認」をクリックします。

この後は、カード情報の入力へと進みます。
私の場合はVISAカード使用で、カード裏面の認証コード(下3ケタ)の入力が必要でした。
そのあとはVISA Vpassのパスワード入力画面へ。
Vpassのパスワードを忘れている人は、先に思い出してからトライした方がよいでしょう。

決済が無事に完了すると、すぐにスマホにSMSが届きます。
「*118*35#」に電話して、残高がチャージ分だけ増えていて、有効期限が伸びたかどうかを確認しましょう。
私の場合は、上記の手順で無事にチャージできました。
有効期限は、他のSIMカードのように「チャージ日から起算して180日後に伸びる」ではなく、「元の有効期限日から起算して純粋に180日伸びる」です。
なので、何度もチャージすると、どんどん有効期限を延ばせて便利です(といっても限界はあるかと思いますが・・・)。

中国联通香港のSIMカード「跨境王」を香港と中国・海南島で使ってみたの編

2015/01/05
年末年始にかけて、香港と中国・海南島に行く機会があり、香港と中国のデュアルナンバーSIMで有名な中国联通香港(China Unicom HK)の「跨境王」を使ってみましたので、そのレポートをお送りします。

筆者注:
2017/01現在、中国政府の方針変更により、本記事のSIMカードは正規キャリアのショップでは買えなくなりました。

その代替品「跨境王4G香港號碼版」については以下をどうぞ。
中国联通香港のSIMカード「跨境王4G香港號碼版」を入手したので、まずは使用方法を調査するの編

SIMカード「跨境王」とリチャージカードの購入

九龍半島・旺角の西洋菜南街にあるChina Unicom(中国联通)のお店で購入しました。
購入日は2014/12/28。パスポートの提示は不要でした。
HKG_ChinaUnicomHK_201412_008_R
China Mobile(中国移動)や3HK(ハッチソン)のショップは街中でよく見かけるのですが、China Unicomのショップはあまり見かけないような。
お店の中に入ると、「跨境王」のSIMカードのパッケージが陳列されているので、指さしながら「ディスワン・プリーズ」とか言えばOKです。

こちらがそのパッケージ。
HKG_ChinaUnicomHK_201412_010_R
店内には「跨境王」の説明チラシもありました。
香港版Galaxy Note3(SM-N9005 SIMフリー)で使うため、Micro SIMサイズかどうかを店員さんに確認。

購入金額は120HKDで、66HKD分が初期チャージされています。
以前にご紹介した中国移動香港のSIMカードに比べると、ややお高い上に初期残高は少ないです。
でもその替わり、この「跨境王」1枚で中国と香港の両方で使用可能、というのが最大のメリットになります。

ただチャージ額が66HKDだと「7日/500MB/78HKD」のプランに申し込むには残高不足のため、同時に100HKDのリチャージカードも購入しました。

「キャナイハブ・リチャージ・バウチャー?」とか言うと、なんとか店員さんも理解して頂けました。
店員さんからは、
「SIMカードだけなのか、すでにSIMカードを持っていてリチャージバウチャーだけ欲しいのか?」
と聞かれ、
「SIMカードは持っていないので、SIMとリチャージカードの両方欲しいですぅ」
などという、カタコト英語でのやり取りもありました。

こちらがそのリチャージカード 100HKD。
DSC03024
SIMにチャージすることを「Top Up」とも言います。
このカードを使ったチャージ方法は後述。

自力でアクティベーションしてみる

購入してから2日後の2014/12/30。
中国・海南島に向かう飛行機の搭乗前の香港空港にて自力で開通作業を行いました。
パッケージの英語の説明書きにもあるように、

  • 香港では「UNICOM HK」か「UNICOM (PCCW)」というネットワークと接続
  • APNは「3gnet」に設定
  • 何かデータ通信する

で、無事にアクティベーションできました。
すぐにスマホの設定で「モバイルデータ通信」をOFFにして、これ以上勝手に従量課金(2HKD/MB)されないようにします。

ちなみに、パッケージ内の説明書きとSIMカード本体はこんな感じ。(クリックで拡大)
DSC03026
以上の他に、白い紙のマニュアルもついてきます。
SIMカードの有効期限は、アクティベーション後90日間とのこと。
ただし、後でチャージすればその金額に応じて有効期限を延長できます。

開通に成功すると、お約束のSMSが何通か届きます。
CU_Activation
アクティベーション成功の案内だけは英語でもSMSが届きます。
定額料金プランの案内のSMSも同時に届きました。

  1. 35HKD/100MB/1カ月→ *118*431#で申し込み
  2. 38HKD/300MB/1日→ *118*441#で申し込み
  3. 78HKD/500MB/7日→ *118*500#で申し込み

の3つのデータ通信定額プランがあるとのこと(2014/12/30現在)。

チャージ額と有効期限の確認

チャージ額と有効期限の確認方法は、「*118*35#」に電話します。
しばらくすると以下のようなSMSが届きます。
CUHK_Zandaka12
残高は58HKDで、有効期限は90日後の2015/03/30までとのこと。
開通と同時に月額維持費6HKDと、開通のためにチョイとデータ通信したため2HKDが差し引かれたようです。
そのため残額は、66HKD – 6HKD – 2HKD = 58HKDになったと思われます。

リチャージ・バウチャーでチャージ

次に、同時に購入した100HKDのリチャージ・バウチャーでチャージしてみます。
英語の音声ガイダンスを正確に聞き取れなくて苦労しましたが、なんとか成功しました。

例によって、バウチャーの裏面の銀色部分を削るとパスワードが出てきます。
HKG_ChinaUnicomHK_201412_001_R
しかしながら、中国移動香港や3HKのように、ダイヤルのコマンドだけでチャージする方法がないらしく、電話の音声案内に従ってダイヤルする方法しかないようで、ちょっと不便です(2014/12/30現在)。

香港では「6611 0011」、中国では「130 1020 0400」に電話すると、中国語と英語で自動の音声アナウンスが流れます。
英語のリスニング力が試されます。
できれば聞き漏らさないように、イヤホンをつけてアナウンスを聞き取るのがよいでしょう。

(1) 最初は「中国語案内希望なら1、英語案内希望なら2にダイヤルしろ」と言われますので、当然「2」にダイヤル。
(2) 次に「この番号のSIMカードにチャージするなら1、別の番号のにチャージするなら2,それ以外なら3にダイヤルしろ」と言われますので、「1」にダイヤル。
(3) その後「リチャージカードのパスワードの数字を入力して「#」を押せ」と言われますので、さっき削って出てきた数字を入力後「#」をダイヤル。
(4) 間違いなく入力できたら、確認のため「1」をダイヤル。

私は(3)の「#をダイヤルしろ」の部分が聞き取れず、パスワードの数字だけを入力していたら、「不正確(incorrect)」と何度も言われてハマりました・・・。

以上成功すると以下のようなSMSが届いてチャージ完了です。
CU_Recharge_success
またこのとき、以下のようにSIMの有効期限が延長されます。
SIMカードのパッケージの記載によると、

  • 50HKDチャージすると90日間延長
  • 100HKDチャージすると180日間延長
  • 300HKDチャージすると360日間延長

とのこと。
例えば今回のように100HKDチャージした場合、3HKや中国移動香港のSIMのように「チャージした日から180日間有効になる」わけではなくて、「有効期限が追加で180日間延長される形になる」という若干太っ腹な仕様です。

あと今回は試していませんが、クレジットカードを使ってオンラインでチャージもできるらしいです。
その入口はこちらとのこと。

7日/500MB/78HKDのデータ定額に申し込む

最後の仕上げは7日/500MB/78HKDのデータ定額の申し込み。
申し込み方法は上述したように「*118*500#」にダイヤルすればOKです。
CU_flatdata_app
申し込み日は2014/12/30ですので、7日後の2015/01/06までの間500MBまで78HKDの定額で使用可能になりました。
500MBを使いきった場合、もしくは香港時間の2015/01/06の23:59を過ぎた場合、2HKD/MBの従量課金になります、とのこと。
従量課金になると、青天井で残高が減っていくので注意が必要です。
(ただし定額通信データ量の残りを確認する方法がないのが難点・・・)

一応、SIMカードのチャージ残高を確認しておきます。
「*118*35#」に電話
CU_extended
58HKD(チャージ前残高) + 100HKD(チャージ) – 78HKD(7日/500MB定額代) = 80HKDとなりました。
SIMカードの有効期限は、100HKDチャージする前の2015/03/30から180日間延長されて、2015/09/26までになりました。

ここまで確認できたら、スマホの設定の「モバイルネットワークを使ったモバイルデータ通信」にチェックを入れてデータ通信を有効にします。
(データ通信無効の状態でも、上記のチャージや定額プラン申し込みは可能です)
ブラウザーを開いて問題なくウェブサイトを閲覧できることと、ガリガリ通信してもSIMカードの残高が減らないこと(=定額プランになっていること)を確認しました。

あと今回、上記のデータ定額の申し込みは香港で行いましたが、定額プランは香港と中国で共通なので、中国到着後に再度申し込む必要はありません。
このあたりは非常に便利です。

中国・海南島で使ってみる

その後、香港空港から海南島・三亜鳳凰国際空港へ飛行機で移動。
到着後、China Unicomの電波を掴んだら、スマホのローミング設定をONにします。

これで無事にデータ通信開始~と思いきや、Webページを開こうとするも下記のような表示になって全く見れず・・・。
CUHK_no_connection
電波も4本立ってローミング「R」もできているのに、データ通信ができない状態。
APN設定を確認してスマホを何度再起動してもダメでハマりました。

失意のまま、ネットの情報に頼ることなく自力で空港から宿泊ホテルに移動して、チェックイン。
ホテルの自室で落ち着いて設定をいぢり倒しているうちに、解決方法を発見しました。
Galaxy Note3の「設定→接続→その他ネットワーク→モバイルネットワーク→ネットワークモード」の設定が原因だった模様。
CU_setting_China2
上記のように「WCDMA/GSM(自動接続)」の設定、つまりLTEを無効にすると通信できるようになりました。
「LTE/WCDMA/GSM(自動接続)」の設定、つまりLTE有効のままだと、なぜかうまく通信できないようです。
自分の端末(香港版Galaxy Note3 SM-N9005)特有の問題なのか、はたまた海南島特有の問題なのかは良く分かりませんが、もし同じようにハマった方がいましたら、上記の設定をお試しくださいませ。

ともあれ、どうにか中国・海南島でも無事にスマホでデータ通信できるようになり一安心です。
ホテルのWifiだと例のアクセス規制がかかっており、GoogleのサイトのみならずライブドアやFC2等の日本の大部分のブログを見ることができません。
(本ブログは中国のネットワークからもアクセスできました。2014/12/30当時)
が、このSIMカードを使ったローミングの場合はこの規制が適用されないようで、日本や香港と同じようにGoogle MapやGmailの送受信ができて非常に助かりました。
Galaxy Note3(香港版)でWifiテザリングして、別途持参したノートPCでも自由にインターネットにアクセスできてブログ更新などができ、大変便利でした。

後日、日本でクレジットカードを使ってチャージしてみたときの記事は下記をご参照のこと。
中国联通香港のSIMカード「跨境王」を日本でチャージしてみたの編

中国移動香港の「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」にチャージしてみたの編

2015/01/02
年末年始にかけて香港に滞在する機会がありましたので、前回購入した中国移動香港(Chine Mobile HK)のSIMカードを、リチャージカードを使ってチャージ(充値)してみました。その忘備録です。
使用機器は香港版Galaxy Note3(SM-N9005)SIMロックフリーです。

リチャージカードの購入

今回は夜11時ごろに香港空港到着だったため、空港の中国移動香港のお店では購入できず。
翌日(2014/12/26の朝)Google Mapで検索して見つけた香港島・灣仔の荘士敦道のお店にて購入しました。
HKG_ChinaMobile_Recharge_002_R
付近には、Smartoneとか3HKのお店もありました。

私 「キャナイハブ・リチャージ・バウチャー?(リチャージカードありますか?)」
店員 「リチャージ?」
私 「イエス、リチャージ・バウチャー」
店員 「バウチャー?」
私 「イエス、アイウィル・リチャージ・バイマイセルフ(自分でリチャージしまっせ)」
店員「OK、ハウマッチ?100? 200?・・・」
私 「100プリーズ」
店員「OK」

・・・的な会話を経て、リチャージカードの購入に成功しました。
リチャージカードを購入しなくても、お店でお金を払ってチャージしてもらうことも可能なので、バウチャーを買うのか、その場でチャージするのかを確認されたのだと思います。

こちらが現地で購入したリチャージバウチャー(増値券)
HKG_ChinaMobile_Recharge_003_R
100HKDで購入。
10HKD分おまけでチャージされるとのこと。
(カードのデザインは2014/12/26時点のもので、今後変わるかもしれません)

裏面の銀色の部分を削ると、リチャージに必要なパスワード(16桁の数字)が現れます。
HKG_ChinaMobile_Recharge_001_R
爪でも削りとることが可能。

自分でリチャージしてみる

リチャージ方法は、「*139* (16桁のパスワード) #」に電話すればOKです。
一応リチャージする前に、SIMカードの残高を確認「*#130#」しておくとよいでしょう。

念のためAndroidスマホの「設定→その他ネットワーク→モバイルネットワーク」の「モバイルデータ」のチェックをはずしておきます。
スマホの電源OFF→中国移動香港のSIMカードに入れ替える→スマホの電源ON。

スマホが起動したらAPNを設定し、China Mobileの電波を拾ったら「*#130#」に電話して残高を確認します。
original_value
チャージ前の私のSIMカードの残高は27.1HKD。

電話機能を使って「*139* (16桁のパスワード) #」を入力。
recharge_command
削って出てきた16桁の数字のみを入力すればOKです。

チャージに成功した場合は、このようなメッセージが届きます。
charge_success_chinamobile
間違って他の数字を入力してしまった場合は、再度やりなおせばOKです。

しばらくすると、同じ内容のSMSが届きます。
chinemobile_success_sms
27.1HKDに、100HKDとオマケの10HKDが加算されて、合計137.1HKDになったのを確認できました。
有効期間も、180日先(2015年6月24日)にまで延長されました。

5日間/1.5GB/48HKDの定額のプランに申し込んでみる

続いて、5日間/1.5GB/48HKD定額プランに申し込んでみます。
コマンドは「*103*100*07#」です。

上記の申し込みに成功すると、以下のようなSMSが届きます。
chinamobile_plan_app
1.5GB定額の有効期限は2014/12/31の23:59まで。
この日は2014/12/26の朝ですので、申し込み日は含まないでさらに5日間有効ということのようです。

「*#130#」に電話して、残高を確認してみます。
Chinamobile_kakunin
137.1HKDから、48HKDを差し引かれて89.1HKDになりました。

ここでAndroidスマホの「設定→その他ネットワーク→モバイルネットワーク」の「モバイルデータ」のチェックを入れて、ブラウザを開き、インターネットにアクセスできることを確認できれば終了です。

以上、中国移動香港のリチャージと、1.5GB/5日間/48HKD定額の申し込み方法でした。
特に失敗してハマることもなく簡単に設定できました。
動画さえ見なければ、5日間で1.5GBもあれば十分だと思いますので、結構お得なプランかと思います。

SIMカード本体は、日本のAmazonでも購入可能のようです↓
4G/3G データ&ボイス・プリペイドSIMカード $80 – 香港LTE対応 – 並行輸入品 (1枚(通常/マイクロSIMサイズ両対応))

香港空港で中国移動香港の「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」を購入してみたの編

2014/11/04
11/1~11/3の3連休に香港へ行った際に、香港国際空港にて「中国移動香港」のSIMカードを購入してみましたので、その体験レポートです。

購入場所

香港国際空港第1ターミナルの出発ロビーのある階のGカウンターの端っこ付近の「中国移動香港」のショップにて購入しました(2014/11/01)。
IMG_20141101_140950_R
お隣は「Hutchithon香港3」のショップだったのですが、先日閉店してしまいましたので・・・。

2015/10/26追記;
この場所の中国移動香港のお店も閉店していました。
その替わり、香港空港内にあるTravelexの両替所でこの中国移動香港の「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」が買えるようになったようです。
(ただし筆者未購入ですが・・・)
詳細はこちらをどうぞ
香港国際空港出発階2Fの中国移動香港が閉店(移転?)の編

SIMカード購入体験記

諸先輩方のブログで情報が豊富な「4G/3G Data & Voice Prepaid SIM Card」の標準/Micro SIM両用版を購入しました。
IMG_20141105_220135_R
SIMカードのお値段は80HKDで、初期チャージ金額も80HKDですが、アクティベートした瞬間に手数料(administration fee)として2HKDが引かれるので、実質78HKDが初期チャージ金額になります。
あとこの手数料2HKDは30日毎に1度引かれていきますので、次回の訪港時に同じSIMを再利用したい場合等は残額にご注意ください。
パッケージには、アクティベーション方法、残高確認方法やAPN設定などの最低限の情報が、英語と中国語の両方で記載されています。

店内には、このようにいろいろなSIMカードのパッケージが展示されていますので、指さしで選択できて買いやすいです。
IMG_20141101_141253_R
同じパッケージでも、Nano SIMと、標準/Microサイズ両用設計のSIMの2種類がありますのでご注意を。

私 「(パッケージを指さして)ディスワン、マイクロサイズ SIMカードプリーズ」
店員「OK. How long do you stay in Hongkong? (何日間香港に滞在しますかぁ?)」
私 「スリーデイズ」
店員「#$%$”#??」
私「??? What ???」

基本的に(広東語なまりの)英語でのやりとりになりますので、このように相手の言っていることが聞き取れないことはよくあります。
なんども聞き返していると「アンリミテッド?(データ通信量無制限にする?)」と聞いていると理解。
イエス、と答えると「1日28HKDなので、28×3日=84ダラー」とのこと。
でも、初期チャージ量は78HKDなので、90HKD払えば10HKDチャージするよ、とのこと。
ふむふむなるほど。

話の流れで90HKDを支払ってSIMカードをゲットしました。
昨日の「日銀・黒田バズーカ2」のせいで円安になっちまったので、90HKD=1300円程度です。
アクティベーション作業と10HKDの追加チャージはお店のお兄さんがやってくれました。
APNはAPN名に「CMHK」と設定するのみ。
アクティベーションは、193193とか、どこかに電話すればOK。
操作が終わったら、問題なくブラウザでwebが見えることを確認します。
全体の手続きはものの数分で終了しました。
パスポート不要で、面倒な個人情報入力なども不要なので非常に簡単です。
さすが国際都市香港。

アクティベーション時に届いたSMSの記録。
CNHK_activate
アクティベーションと同時に手数料2HKDが引かれています。
「儲値額」=チャージ金額のこと。
SIMカードはアクティベーション後180日間有効。
チャージするとSIMの有効期限を延ばすことができます。
(49HKD以下のチャージで30日延長。50HKD以上のチャージで180日延長されるとのこと)

SIMカードを使って通信してみる

事前情報によると、中国移動香港の4G(LTE)通信は、日本では使われていないバンド7(2600MHz帯のFDD-LTE)とバンド40(2300MHz帯のTDD-LTE)とのこと。
ただ、筆者所有のGalaxy Note3は、エクスパンシスで購入した香港版のSM-N9005なので、特に問題なく4Gで通信できました。
日本版のスマホは、SIMロックをはずしたものでも上記の方式に対応していない場合は、「4Gで」通信できないのでご注意くださいませ。
(4Gがダメでも、W-CDMA(3G)のSIMフリースマホで周波数があえば、通信できると思われますが未検証)

チャージ残高の確認

80HKDのSIMカードを、10HKDのチャージつきで購入したので、90HKDを支払ったわけですが、本当に10HKD追加チャージしてもらえたのか気になるところ。
パッケージの説明によると、「*#130#」に電話すると、チャージ残高や有効期限を確認できるとのこと。
中国移動香港のお店の前で試してみます。
charge1
あれー?
10HKD追加チャージされてないやん・・・。
お店のお兄さんをキッとに睨み付けた、その時。
charge2
SMSが届いて、10HKDが追加チャージされたとのこと。
反映されるまで、時間差があるみたいですねえ・・・。

料金プランについて

買ったままの状態だと、0.5HKD/MBの従量課金ですが、1日上限28HKD (Daily Capped at 28HKD) なので、「28HKDで1日通信し放題」のようなものです。
3日間の滞在なので、28HKD x 3 = 84HKDチャージされていれば足りるというわけです。
ただ、中国移動香港の公式webページによると、「4G/3G Local Data Package」なる定額プランが存在するとのこと。

  1. 200MB/50HKD  *103*100*01#
  2. 1GB/148HKD  *103*100*02#
  3. 1.5GB (5 days)/48HKD *103*100*07#

なる3種類の定額プランに申し込み可能らしい。
申し込み方法は、上記の番号にダイヤルすればよいとのこと。
3日間の滞在で1GBも使わないので、3.のプランにしておけばよかった・・・。
つまり、5日までの短期滞在の場合は、80HKDでSIMカードだけ買って、3.のプランに申し込む、がお勧めです。
ちなみに1.と2.は、SIMカードの有効期間の間、それぞれ200MB,1GBまで定額で使えるプラン。
長期滞在者向けですかね。
定額枠を超えた場合は、デフォルトの料金体系(1日上限28HKD)になるとのこと。
また、1日 (香港時間の0:00-23:59)の通信量の合計が1GBを越えた場合は、上限128Kbpsの速度制限がかかって、テザリングもできなくなるとのこと。
このあたりの料金プランや使い方の詳細は、公式サイト(英語)をご参照のこと。

個人的にちょっと残念なのは、このSIMカードは香港域内専用で、海外ローミングができない点です。
以前に使っていた香港3のSIMカードだと、日本のキャリアよりもお安く色々な国で海外ローミングできたので、香港以外の国に旅行するときにも重宝したのですが、このSIMカードではそれはできません。
まあでも、香港域内だと問題なくお安く使えるので十分に便利ではありますが。

日本のAmazonでも購入可能のようです↓(SIMカードのサイズにご注意
4G/3G データ&ボイス・プリペイドSIMカード $80 – 香港LTE対応 – 並行輸入品 (1枚(通常/マイクロSIMサイズ両対応))

このSIMカードのりチャージ方法と1.5GB/5日間/48HKDの定額プランの申し込み体験記はこちら
中国移動香港の「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」にチャージしてみたの編

香港国際空港の香港3(Hutchison)ショップが閉店・・・。

2014/11/04
香港到着時は、いつも空港の出発ロビーにある香港3のショップでリチャージカードを購入し、自分でチャージして愛用しておりました。
しかしながら、今年(2014年)の7月に香港に行ったときには、この空港の「3」ショップが閉店しており、チャージできず。
当時は街中のショップに立ち寄る暇もなく、そのままチャージできぬまま帰国。
日本でチャージするのも忘れてしまって、SIMカード期限(最終チャージ日から180日間有効)が切れてしまいました(泣)。
200HKDぐらい入っていたのに・・・。

そして2014/11/01からの3連休に再び香港へ。
空港到着後早速、かの「3」の跡地はどうなったかなー、と見に行ってみましたが、しかし・・・。
IMG_20141101_141003_R
ありゃー、やはり閉店のままですか・・・。
「New Shop coming soon」と壁面に書かれたまま、3カ月以上が経過しています。
どこかに移転したのか、このまま消滅したのかなどは不明。

お隣の「中国移動香港(China Mobile)」のケータイショップは絶賛営業中。
IMG_20141101_140950_R
使い慣れた「3」に別れを告げて、こちらに乗り換えることにしよう・・・。
次回は、「中国移動香港」のSIMカードを使ってみたの編