2017/08/16更新
ご注意:
海外SIMカードを使うには、SIMロックフリーのスマホが必要です。
ご利用は自己責任で。
香港と中国本土の両方で使えるChina Unicom HK(中国联通香港)のSIMカード「跨境王」。
このSIMの特色は・・・
- 中国本土では、香港のローミング扱いとなるため、中国のインターネット規制(Google Mapが使えない、LINEが使えない、など)を回避できる
- 中国と香港の両方の電話番号を持てる
ということで便利なのは、以前の記事でご紹介した通り。
しかしながら、2016年の年末に香港に出かけた際、深水埗のChina Unicom HK(中国联通香港)のショップの店員によると・・・。
↑の従来の3G通信用の跨境王は、ショップではもう売っていないとのこと。
ありゃま。
しかし、その代わりに4G通信対応の新しい「跨境王」が発売されているとのことでした。
↑がその「跨境王・4G香港號碼版」。
ショップの店員によると「中国の電話番号は使えないよ。香港の電話番号だけ」とのこと。
まあ、私の場合、中国で音声電話を使うことはほとんどないので、インターネット規制さえ回避できればよいです。
なので、将来いつか中国に行くときのために購入してみたのでした。
購入当時は、まだ3G版「跨境王」の残高が残っていたので、「跨境王・4G香港號碼版」は、購入しただけで使うことなく帰国。
スーツケースに眠っていたのを先ほど発見したのでした。
本記事では、次回の香港・中国行きに備えて「跨境王・4G香港號碼版」のパッケージと公式サイトの説明書を精読して記録しておくことにします。
SIMのお値段と料金プラン
- SIMカード自体のお値段は138HKDで、80HKD分チャージされている
- 中国および香港の定額データ通信プランは以下の通り
- 48HKD / 300MB / 7日間 (*118*600#で申し込み)
- 68HKD / 500MB / 30日間 (*118*601#で申し込み)
- 118HKD / 1GB / 30日間 (*118*504#で申し込み)
- 上記の定額プランは、申し込んだ時間によらず、最終日の23:59(香港時間)に打ち切られる
- 定額プラン終了後は、自動的に0.8HKD/MBの従量課金に移行する(公式サイトより)
- データを使い切った後は、有効期限前でも別のプランを購入可能(同時に2つ以上のプランの購入は不可)
- 日本・マカオ・台湾では 0.02 HKD/1KBの従量課金だが、1日あたりの課金上限は68HKDでデータ量無制限。申し込み不要(公式サイトの情報による)
- 1カ月あたり6HKDの維持費が、月初に自動的に差し引かれる。
- 残高がゼロで維持費を支払えなかった場合は、残高がチャージされるまでサービスが一時停止される。
- SIMの有効期限は90日だが、チャージすると金額に応じて有効期限が伸びる
- マカオでは3Gのローミングサービスになる
とのこと。
「3G版・跨境王」は「78HKD/ 500MB /7日間」だったのに比べると、若干お安くなりました。
4Gだとデータ消費量が多くなるので、118HKD/1GB/30日間を利用することになるかもです。
あと、日本・マカオ・台湾でもローミングできる、というのは便利かもしれません。
マカオに行くときにSIMを入れ替える手間が省けるのは便利ですが、現地時間の深夜0時を跨いで2日以上滞在する場合は、現地のCTMのSIMカード(78MOP/3日間/1GB)のほうがお得です。
台湾も現地のSIMのほうがお得(300NTDで5日間無制限とかあり)。
日本だと、普通にキャリアのSIMのほうがお安いので、敢えて日本で使うメリットはないでしょう。
また、以前の記事でご紹介した「SmartGo Pokefi」のほうがお値段的にはお得ですが、中国ではインターネット規制を受けてしまうようです。
なので、本SIMの主な使い道としては「中国でインターネット規制を回避する用」になるかと思います。
あとは、マカオ・台湾で現地SIMを買うまでの一時使用用途や、非常用といった感じでしょうか。
使用方法
- 香港では「UNICOM(3HK)」に接続する (3G版は「UNICOM(PCCW)」だった)
- 中国では「China Unicom」に接続する
- マカオでローミングするときは「3 Macau」に接続する(後日、実際にマカオで接続・通信して68HKD/day上限になることを確認済。)
- APN : 3gnet (3G版と同じ)
- 何かデータ通信 or 音声通話するとSIMがアクティベートされて、SMSが送られてくる(3G版と同じ)
- リチャージはオンラインで可能 (Master/VISA/銀联カード使用可)
- リチャージ用のサイトは https://www.cuniq.com/hk/
- 残高確認は「*118*35#」 (3G版と同じ)
接続先のネットワークが「UNICOM(3HK)」に変わったこと以外は、3G版と同じようです。
パッケージ同梱物など
SIMカード本体と、説明が色々書かれている台紙
SIMカードは、標準/Micro/Nanoのどのサイズにも切り取れる3用設計です。
英文と繁体字のマニュアルも付属。日本語は非対応。
公式サイトの4G版跨境王の説明のほうが詳しいです。
あまり大したことは書かれていません。
次回、香港・中国に行ったときに実際に使ってみたいと思います(いつになることやら)。
=>無事、便利に使えました(2017/08/16更新)
Amazonでも購入可能のようです(筆者未確認)