香港空港で中国移動香港の「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」を購入してみたの編

2014/11/04
11/1~11/3の3連休に香港へ行った際に、香港国際空港にて「中国移動香港」のSIMカードを購入してみましたので、その体験レポートです。

購入場所

香港国際空港第1ターミナルの出発ロビーのある階のGカウンターの端っこ付近の「中国移動香港」のショップにて購入しました(2014/11/01)。
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お隣は「Hutchithon香港3」のショップだったのですが、先日閉店してしまいましたので・・・。

2015/10/26追記;
この場所の中国移動香港のお店も閉店していました。
その替わり、香港空港内にあるTravelexの両替所でこの中国移動香港の「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」が買えるようになったようです。
(ただし筆者未購入ですが・・・)
詳細はこちらをどうぞ
香港国際空港出発階2Fの中国移動香港が閉店(移転?)の編

SIMカード購入体験記

諸先輩方のブログで情報が豊富な「4G/3G Data & Voice Prepaid SIM Card」の標準/Micro SIM両用版を購入しました。
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SIMカードのお値段は80HKDで、初期チャージ金額も80HKDですが、アクティベートした瞬間に手数料(administration fee)として2HKDが引かれるので、実質78HKDが初期チャージ金額になります。
あとこの手数料2HKDは30日毎に1度引かれていきますので、次回の訪港時に同じSIMを再利用したい場合等は残額にご注意ください。
パッケージには、アクティベーション方法、残高確認方法やAPN設定などの最低限の情報が、英語と中国語の両方で記載されています。

店内には、このようにいろいろなSIMカードのパッケージが展示されていますので、指さしで選択できて買いやすいです。
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同じパッケージでも、Nano SIMと、標準/Microサイズ両用設計のSIMの2種類がありますのでご注意を。

私 「(パッケージを指さして)ディスワン、マイクロサイズ SIMカードプリーズ」
店員「OK. How long do you stay in Hongkong? (何日間香港に滞在しますかぁ?)」
私 「スリーデイズ」
店員「#$%$”#??」
私「??? What ???」

基本的に(広東語なまりの)英語でのやりとりになりますので、このように相手の言っていることが聞き取れないことはよくあります。
なんども聞き返していると「アンリミテッド?(データ通信量無制限にする?)」と聞いていると理解。
イエス、と答えると「1日28HKDなので、28×3日=84ダラー」とのこと。
でも、初期チャージ量は78HKDなので、90HKD払えば10HKDチャージするよ、とのこと。
ふむふむなるほど。

話の流れで90HKDを支払ってSIMカードをゲットしました。
昨日の「日銀・黒田バズーカ2」のせいで円安になっちまったので、90HKD=1300円程度です。
アクティベーション作業と10HKDの追加チャージはお店のお兄さんがやってくれました。
APNはAPN名に「CMHK」と設定するのみ。
アクティベーションは、193193とか、どこかに電話すればOK。
操作が終わったら、問題なくブラウザでwebが見えることを確認します。
全体の手続きはものの数分で終了しました。
パスポート不要で、面倒な個人情報入力なども不要なので非常に簡単です。
さすが国際都市香港。

アクティベーション時に届いたSMSの記録。
CNHK_activate
アクティベーションと同時に手数料2HKDが引かれています。
「儲値額」=チャージ金額のこと。
SIMカードはアクティベーション後180日間有効。
チャージするとSIMの有効期限を延ばすことができます。
(49HKD以下のチャージで30日延長。50HKD以上のチャージで180日延長されるとのこと)

SIMカードを使って通信してみる

事前情報によると、中国移動香港の4G(LTE)通信は、日本では使われていないバンド7(2600MHz帯のFDD-LTE)とバンド40(2300MHz帯のTDD-LTE)とのこと。
ただ、筆者所有のGalaxy Note3は、エクスパンシスで購入した香港版のSM-N9005なので、特に問題なく4Gで通信できました。
日本版のスマホは、SIMロックをはずしたものでも上記の方式に対応していない場合は、「4Gで」通信できないのでご注意くださいませ。
(4Gがダメでも、W-CDMA(3G)のSIMフリースマホで周波数があえば、通信できると思われますが未検証)

チャージ残高の確認

80HKDのSIMカードを、10HKDのチャージつきで購入したので、90HKDを支払ったわけですが、本当に10HKD追加チャージしてもらえたのか気になるところ。
パッケージの説明によると、「*#130#」に電話すると、チャージ残高や有効期限を確認できるとのこと。
中国移動香港のお店の前で試してみます。
charge1
あれー?
10HKD追加チャージされてないやん・・・。
お店のお兄さんをキッとに睨み付けた、その時。
charge2
SMSが届いて、10HKDが追加チャージされたとのこと。
反映されるまで、時間差があるみたいですねえ・・・。

料金プランについて

買ったままの状態だと、0.5HKD/MBの従量課金ですが、1日上限28HKD (Daily Capped at 28HKD) なので、「28HKDで1日通信し放題」のようなものです。
3日間の滞在なので、28HKD x 3 = 84HKDチャージされていれば足りるというわけです。
ただ、中国移動香港の公式webページによると、「4G/3G Local Data Package」なる定額プランが存在するとのこと。

  1. 200MB/50HKD  *103*100*01#
  2. 1GB/148HKD  *103*100*02#
  3. 1.5GB (5 days)/48HKD *103*100*07#

なる3種類の定額プランに申し込み可能らしい。
申し込み方法は、上記の番号にダイヤルすればよいとのこと。
3日間の滞在で1GBも使わないので、3.のプランにしておけばよかった・・・。
つまり、5日までの短期滞在の場合は、80HKDでSIMカードだけ買って、3.のプランに申し込む、がお勧めです。
ちなみに1.と2.は、SIMカードの有効期間の間、それぞれ200MB,1GBまで定額で使えるプラン。
長期滞在者向けですかね。
定額枠を超えた場合は、デフォルトの料金体系(1日上限28HKD)になるとのこと。
また、1日 (香港時間の0:00-23:59)の通信量の合計が1GBを越えた場合は、上限128Kbpsの速度制限がかかって、テザリングもできなくなるとのこと。
このあたりの料金プランや使い方の詳細は、公式サイト(英語)をご参照のこと。

個人的にちょっと残念なのは、このSIMカードは香港域内専用で、海外ローミングができない点です。
以前に使っていた香港3のSIMカードだと、日本のキャリアよりもお安く色々な国で海外ローミングできたので、香港以外の国に旅行するときにも重宝したのですが、このSIMカードではそれはできません。
まあでも、香港域内だと問題なくお安く使えるので十分に便利ではありますが。

日本のAmazonでも購入可能のようです↓(SIMカードのサイズにご注意
4G/3G データ&ボイス・プリペイドSIMカード $80 – 香港LTE対応 – 並行輸入品 (1枚(通常/マイクロSIMサイズ両対応))

このSIMカードのりチャージ方法と1.5GB/5日間/48HKDの定額プランの申し込み体験記はこちら
中国移動香港の「4G/3G Data &Voice Prepaid SIM Card」にチャージしてみたの編