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ドイツ国鉄(DB)の有人窓口でICEのチケットを購入する方法2015

2015/09のドイツ旅行で、DBの駅の有人窓口(Reisezentrum)でICEのチケットを何回か買う機会がありました。
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そのときの体験をもとに、有人窓口でのチケットの買い方についてまとめておきます。
チケットの購入は自己責任で。

DBの有人窓口でチケットを買うメリットとデメリット

メリット

  1. 日本のクレジットカードが使える
  2. ちゃんとした領収書がもらえる
  3. (英語ができれば)目的地への行き方についていろいろアドバイスをもらえる

最大のメリットは1.になります。
高額になればなるほど、現金よりもクレジットカード払いのほうがレートもよいしポイントもたまるのでお得になります。
あまり現金を持ち合わせていない場合や、できるだけ現金の消耗を防ぎたい場合にも有効です。
VISAカードが使えましたが、その他の種類のカードについてはDBにお問い合わせください。
10~20ユーロ程度の少額チケットなら、わざわざ窓口で買うメリットが少ないのでDBの自動券売機で購入してしまいましょう。
ドイツ国鉄(DB)の切符自動券売機でのチケット購入方法2015

デメリット

  1. 順番待ちになることが多いので購入に時間がかかる
  2. 英語でのやりとりが怖い
  3. 窓口の営業時間外は買えない

1.は、観光する時間が削られたり、乗りたい列車に間に合わなかったりますので、特に注意が必要です。
出発時刻ぎりぎりのチケットを買おうとするのはリスキーですので、乗車前日に買うとか、時間に余裕をもって利用しましょう。
2.は次章で述べる方法である程度対処できます。
3.についてはフランクフルト中央駅のDB窓口の場合の営業時間は

  • 平日(月-金):6:00-22:00
  • 土曜:7:00-20:00
  • 日曜:8:00-21:00

となっていますので、ご注意ください。(2015/09現在)
深夜到着などでどうしても買えない場合は、日本にいる間にDBの英語サイトで事前に購入しておくのがよいでしょう。

窓口に行く前に、乗りたい列車の情報を自動券売機でプリントアウトしておくと楽

私のお勧めの方法は、まずDBの自動券売機を使って、乗りたい列車の情報(出発地・目的地・乗車時刻など)を印刷し、これを窓口に見せる、という方法です。
この方法なら、どこに行きたいか、いつ乗車するのか、といったやりとりをカタコトの英語でやらなくても係員に伝えられます。
特に乗り換えがあったり、何通りか経由地を選べるような経路の場合、係員とのやりとりが煩雑になりますので、特にこの方法がお勧めです。
DBの自動券売機で、乗りたい列車の情報を印刷する方法は、下記の過去記事をご参照ください。
ドイツ国鉄(DB)の切符自動券売機でのチケット購入方法2015

まずは有人窓口の順番待ち番号札をゲット

フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ中央駅のような大きな駅の場合、下記のような番号札発生器があります。
FRA_2015SEP_DSC01808_R
画面の赤い丸の部分をタッチすると、番号の書かれた紙が印刷されます。
これをゲットして、自分の番号が呼ばれる(液晶モニタ上に表示される)のを待ちましょう。
日本の銀行の順番待ち番号札と同じような要領です。
窓口が空いているからと言って、いきなり窓口に直行してはいけません。

こんなようなモニターに、やがて自分の番号札の番号と窓口の番号が表示されます。
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自分の番号が表示されたら、それに対応する番号の窓口に向かいましょう。

窓口の係員とのやりとり

いよいよDBの係員とお話してチケット購入です。
まず前述した方法で、乗りたい列車の情報をプリントアウトしていた場合は、
「I’d like to go to here」とか適当に言いながら、プリントアウトしたのを見せます。
これで、行き先、出発時間などを一気に伝えることができるのでかなり楽です。
明日のチケットの場合は、「I’d like to buy Tomorrow ticket」とか言えばよいでしょう。
あとは、以下のような簡単なやりとりがあります。

  1. single journey(片道)かreturn journey(往復)か
  2. 人数(adult one person? とか)
  3. 1st Class(一等車)か2nd Class(二等車)か
  4. 乗車日が明日以降のICEのチケット購入の場合は、通常料金(Normal Price)か割引料金(Saver Fare, discount ticket)か
  5. 指定席がある列車の場合、予約(make reservation)するかどうか

特に1~3は毎回聞かれます。
係員も外国人の相手は慣れていて、「A or B ?」みたいな感じの平易な英語で聞かれるので分かりやすいです。

4.は当日券購入の場合は聞かれません(当日は通常料金しか買えないので)。
割引料金の場合は「指定した列車以外は乗れない縛り」があるので、乗り遅れないようにしましょう。
(乗り遅れた場合、そのチケットは無効になり、改めてチケットを購入することになります)
普通料金の場合は乗り遅れても次の列車に乗れますし、予定を変更して早い列車に乗ることもできます。
ちなみに2015/09現在、フランクフルト~ミュンヘン間のICE 2nd Classの普通料金は101ユーロ、割引料金は59~79ユーロ程度です。

5.はICやICEのように指定席がある列車の場合に聞かれることがあります。
係員によっては聞かれない場合もありますので、必ず座りたい場合は「Can I make a reservation ?」とか言って座席指定してもらいましょう。
ただし座席指定はタダではありません。
4.5ユーロです(2015.09現在)。
語学力があれば、窓側(Window side)とか通路側(Isle side)とか希望を伝えることもできると思いますが、私はいつも係員氏にお任せです。

窓口購入だとクレジットカード決済が可能

一通りやりとりが終わると、係員氏が「XXXユーロ」とか金額を言ってきます。
クレジットカードで支払う場合は
「Can I pay by Credit Card?」
とか適当に言いながら、カードを提示します。
駅によっては係員が機械にかける場合もありますが、お客さんが自分でカードを機械に差し込む場合もあります。
係員の指示に従いましょう。
クレジットカード提示のあとは、紙にサインをして終了です。
係員氏はクレジットカードの決済用紙を半分に折って切って、残った半分が領収書として戻ってきます。

ICEのチケットをゲット

こちらがフランクフルト中央駅のDB窓口で購入したICEの乗車券本体。
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フランクフルト発乗車前日に、2nd Classを割引運賃(79ユーロ)で購入し、座席指定(4.5ユーロ)しました。
ICEの車内で係員が検札に来たときは、この紙を見せればOKです。

こちらは座席指定券。
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「Car」に号車番号、「Seat」に座席番号が書かれていますので、その車両に乗り込むようにしましょう。

ICEの乗り方

無事にチケットをゲットしたら、指定された番号のホームに行って乗り込みます。
ドイツの鉄道は日本のJRのような改札口はないので、チケットをもっていきなり列車に乗り込めばOKです(信用乗車方式)。
ただし抜き打ちで検札がありますので、そのときチケットを提示できなければ無条件で厳しく罰せられるようです。
(車内購入もできないとの情報・・・)

指定席の場合は、自分の乗る列車の号車がホームのどこに止まるのかは、ホームの掲示物を確認しましょう。
coach
2つの編成が1つに連結されている列車の場合、自分の車両から離れた車両に乗ると、連結器に阻まれて辿り着けない場合があるので気を付けましょう。
自由席の場合は、1st classか2nd classかだけを気にすればOKです。

ICEに乗り込んだ後は、指定席の場合はその座席に着席します。
座席の上のほうに赤いLEDがあって、行き先が表示されていますので、自分の行き先と一致しているかを確認しましょう。
逆に自由席の場合は、赤いLEDで行き先が表示されていない席に座ることができます。
この「赤いLEDによる行き先表示」は、日本の鉄道にはないドイツ国鉄特有のシステムなので戸惑う人も多いかもしれません。

ではよいご旅行を。

ドイツ国鉄(DB)の切符自動券売機でのチケット購入方法2015

2015/09/20当時の情報です。
今回のドイツ訪問で得た知見をもとに、ドイツ国鉄(DB)の切符券売機のチケット購入方法をまとめておきます。

こちらがその切符自動券売機。
FRA_2015SEP_DSC01623_R
デザインが異なる場合もあります。
赤い部分がない(“DB”と書かれていない)券売機は、都市近郊路線の切符しか買えなかったりするのでご注意ください。

今回は、デュッセルドルフからケルンまでの切符を購入する場合の例です。
下記の他にも、選択を簡略化した方法など色々な買い方がありますが、私がいつも使っている買い方について説明します。

大まかな流れとしては、

  1. 駅名を自分で入力(目的地の駅名のスペルを調べておきましょう)
  2. 乗りたい列車を自分で選ぶ
  3. 一等車か二等車か、購入枚数などのオプションを選ぶ
  4. お金を投入してチケットをゲット

という流れになります。

まず券売機の初期画面を覗きこんでみます。
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ドイツ語表記でビックリしますが、落ち着いて画面下部にあるユニオンジャック(イギリス国旗)をタッチしましょう。
すると、英語表示に切り替わります。

その後、こんなようなマークの部分のところを選択。
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券売機によっては違う選択画面が出る場合もあります。

出発駅と目的地の入力画面に行きます。
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ここで、Destination(目的地)の右側の空欄部分をタッチします。

画面上にキーボードが現れますので、目的地の頭文字を入力します。
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今回はケルンなので頭文字の「K」にタッチ。
目的地のスペルが分からない場合は、事前にガイドブックやネットで調べておきましょう。
ベルリンなどのメジャーな目的地は、左側のリストに表示されているので、文字入力しなくてもそれらを選ぶだけでOKです。

「K」をタッチすると、頭文字Kから始まる目的地がメジャーな順に左側にリスト表示されます。
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ケルン(Koln)が左側のリストの先頭に表示されたので、これをタッチします。
左側のリストに表示されないようなマイナーな駅に行きたい場合は、さらにキーボードで続きの文字を入力しましょう。

さらに駅名選択画面が続きます。
DUS_2015SEP_010_R
ここで戸惑う人も多いかもしれません。

左側には

  • Hauptbahnhof
  • Koln/Bonn Flugh…
  • Messe/Deutz
  • Flughafen Koln/B…
  • Airport-Business…

といった選択肢が表示されています。

これは、「ケルン」の駅は、「ケルン駅」1つだけではなくて、
ケルン中央駅(Koln Hauptbahnhof)
ケルン・メッセ・ドイツ駅(Koln Messe/Deutz)
ケルン・ボン空港駅(Koln/Bonn Flughafen)
・・・
などがあるため、ケルンのどの駅まで行くかを選択しなければならない、という状態です。
ケルンやフランクフルトのような大都市の場合は、都市名を入力すればよいだけではなく、その続きまで選ぶ必要があるわけです。
今回はケルン中央駅(Koln Hauptbahnhof)まで行きたいので、画面左の対応する部分をタッチします。

目的地の駅名を入力し終わると、下のような画面になります。
DUS_2015SEP_011_R
右下の「NEXT」をタッチして次に進みましょう。
(“Hbf”は、Hauptbahnhof=ハウプトバーンホフ=「中央駅」の省略形です)

Train Categoryの選択画面。
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「All Train category」は、全ての列車の種類で検索しますので、普通はこのまま右下のNextを選択すればよいでしょう。
ICE(日本で言うところの新幹線)を除外して、お安く済ませたい場合は「All Except ICE」を選んでから「Next」を選択します。

いつ列車に乗るか、の選択画面。
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今でしょ!の場合は「Immediately」のままNextをタッチ。
時刻や日付を変更したい場合は、「Today at…」「Tomorrow at…」「Other Date」を選択すれば変更できます。

すると、目的地までに乗る列車の候補が表示されます。
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出発時刻、到着時刻、乗り換え回数、列車の種類(ICE,IC,REなど)が表示されています。
ICEは日本で言うところの新幹線なので、早いけどお値段がお高いです。
ICは日本で言うところの特急列車。
REは日本で言うところの快速列車です。
ここで重要なのは黄色で示した「Trans(乗り換え回数)」の数字です。
乗り換えありだと時間がかかる上に、電車が遅れた場合に、乗継げなくなってしまうリスクがあります。
極力乗り換えなし(乗り換え回数=0)のものを選択しましょう。
左の「>」を選択すると、乗り換えの場合の乗り継ぎ時間などを確認できます。
それぞれのリストの右側の灰色の部分をタッチすれば、その列車を選択できます。

目的の列車を選択すると、このような画面に。
DUS_2015SEP_015_R
デュッセルドルフ中央駅の17番線を9:45に出発し、ケルン中央駅の6番線に10:17に到着するICEであることがわかります。
おすすめはここで、黄色の「Print Timetable」を選択することです。

この画面の内容を印刷することができます。
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(上の写真は別の経路のを印刷したものです)
これはチケットではなくて、単なるメモ用の印刷物ですので、これでは電車には乗れません。
チケット本体には、出発時刻や出発ホームが書かれていない場合が多いので、これを印刷しておくと何かと便利です。

さらに、二つ上の写真の画面の水色の「Purchase Ticket」を選ぶと、チケット購入に向けての各種選択画面に行きます。

まずは人数を選択。
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大人と子供の人数を選んでNext

Bahn Card(BC)を持っているかと聞かれます。
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普通は持っていないので、”No BC”を選んでNext

2nd Classか1st Classか、と、鉄道の種類を聞かれます。
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1st classで優雅に行きたい場合は、お高い1st Classを選択。
2nd classでも十分快適です。

列車を選択します。
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先ほど印刷したのとは別の列車を選んでも可。

その他オプションの選択画面。
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ICE等、指定席がある場合は、4.5ユーロ追加で座席指定できます。
その他のよく分からない割引は、Noでよいでしょう。

選択の確認画面。
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今までのチョイスを確認できます。
ここで右下の「Pay」をタッチすると、ようやく支払い画面になりますので、お金を投入します。
購入金額に応じて、使える高額紙幣の上限が変わります。
ちゃんとお釣りも出てきますのでご安心ください。
なお、券売機では日本のクレジットカードは使えないようです(たぶん)。
クレジットカードで切符を購入したい場合は、DBの窓口で購入しましょう。
窓口での切符の購入方法は、以下の記事にて・・・。
ドイツ国鉄(DB)の有人窓口でICEのチケットを購入する方法2015

ドイツのSIMカード「Lebara」を実際に買ってみたの編

2015/09/29
シルバーウィークを利用してドイツへと行ってきました。
ドイツ・フランクフルトの現地プリペイドSIMカード情報をお届けします。
諸先輩方の情報を元に無事にSIMカードをゲットでき、快適なドイツ滞在となりました。
概要は下記の通り。

  • フランクフルト中央駅南側の24時間営業の売店にて購入に成功
  • その場でアクティベーションと定額プラン申し込みまでやってくれた
  • 1GB/30日の定額プランで総額11ユーロだった

なお、ドイツに限らずSIMカードに関する情報は変化が激しいですので、情報の鮮度にはご注意ください。

フランクフルト国際空港の割高なSIMカードはスルー

フランクフルト国際空港に到着後のバゲージクレーム(預け荷物引き渡し所)を抜けた後の到着フロアに、キャリアのお店がいくつかあります。
FRA_2015SEP_DSC01556_R
カウンターにいる怖そうな兄ちゃんに、恐る恐るカタコトの英語で話しかけてみます。

私 「Can I have prepaid SIM card ?(プリペイドSIMカードあります)」
兄 「Yes」
私 「How much ?」
兄 「40 Euro(約6000円)」
私 「Do you have cheaper one ?(もっと安いのないの?)
兄 「No」
私 「ByeBye(さようなら)」

以前にドイツに訪問した時と同様、40ユーロとのこと。
事前の調査によりフランクフルト市内なら10ユーロ前後で買えることを知っているので、ここはスルーします。
なにかと不便なので、空港でも普通の価格で買えるようになってほしいものです・・・。

フランクフルト中央駅前の売店でSIMカードを購入

到着日の夜10時ごろ。
諸先輩方のありがたい情報を元に、フランクフルト中央駅の南側、エクセルシオール・ホテルとモノポールホテルの間にある24時間営業の売店にて、今回の旅行で使うSIMカードを購入しました。
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フランクフルトにはセブンイレブンなどのような24時間営業のコンビニがありません(2015/09現在)。
なので、深夜の時間帯はこんなような地元系の商店が幅を利かせています。
このようなお店では、「Lebara」とか「Lyca mobile」といったブランドのロゴが店頭に表示されていて、SIMカードを購入できる場合が多いです。

店内に入ると、レジカウンターの上に「Lebara」というキャリアのSIMカードのチラシを発見。
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定額データ通信プラン(Internet Pakete)の説明書きがあります。
2015/09/20当時の料金プランは以下のとおり。

  1. 1GB/30日で9.99ユーロ
  2. 3GB/30日で14.99ユーロ

今回の私の場合は、1週間の滞在で1GBもあれば十分なので、1のプランで行くことにします。
おそるおそる、怖そうなラテン系の店員の兄ちゃんに聞いてみます。

私 「キャナイハブ・プリペイドSIMカード?」
兄 「OK、What size(SIMカードのサイズは?)」
私 「マイクロ・サイズ(Micro SIMで)」
兄 「OK, which plan? (どのプランにする?)」
私 「I’d like to use this 1GB plan(この1GBのプランで)」
兄 「OK, ワン・ゲーベー(1GBのことと思われる)11ユーロ、OK?」
私 「OK」

定額プランそのものは9.99ユーロなのに、何故11ユーロなのかは謎。
兄ちゃんは、どこからともなくLebaraのSIMカードのパッケージを持ってきました。
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パッケージ本体には定額プランの説明は書かれていません。

中のSIMカードには、標準サイズ・マイクロサイズ・ナノサイズのどれにもなるように切り込みが入っています。
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マイクロサイズになるように用心深くSIMカードを手で切り取ります。

一応、マニュアルも付属しています。
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英語を含む6か国語の説明があるものの、チャージの仕方とか残高確認など最低限の内容のみの説明です。

アクティベーションと定額プラン申し込みまで店員さんがやってくれた

取り出したSIMを手持ちのSIMフリースマホにセットして、スマホを起動させます。
兄ちゃんは素早く「モバイルデータ通信」の設定をOFFにしました。
おそらくはSIMカード購入直後は従量課金になっており、スマホが勝手にデータ通信することでチャージ金額が目減りするのを防ぐためと思われます。

それと並行して別の店員さんが、端末に向かってなにやら操作しています。
私の購入するSIMカードの電話番号に対して定額プランの申し込みを行っている様子。
(ちなみに自分で申し込む場合は、公式サイトの情報によると「DATA1000」を「55255」にSMSで送ればよいらしいですが未検証)

ほどなくして、スマホにSMSが送られてきました。
SMSには、インターネット1GB定額プラン申し込みでよいか?みたいなことが書かれている様子。
兄ちゃんは、文字入力を英語にしてくれ、といってきたので、切りかえてあげると「ja」(ドイツ語でYesの意味)とSMSで返信しました。
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これで開通作業は終了。

スマホのモバイルデータ通信設定をONにして、少し待つとキャリアの電波を掴んだ模様です。
最後にインターネットのwebページが見れることを確認して、11ユーロを支払って終了です。
プランそのものは1GB/30日で9.99ユーロなのに、なぜ11ユーロなのかは謎のまま。
作業時間は約5分程度でした。

SIMカードの主な使い方とAPN設定

  • 残高確認 : *141#
  • チャージ(Top Up) : *131*(16桁の数字)#
  • APN : internet.t-d1.de
  • Webページ : lebara.de (英語ページもあり)

感想など

お店の人がアクティベーションのみならず、定額プランの申し込みまでやってくれたので楽ちんでした。
自力で開通させようとすると、webページの言葉がわからなかったりして難儀するのでこれは助かりました。

T-mobileなどの正規のキャリアショップでもSIMカードを売っていますが、日曜はお休みだったり、朝10時から夜9時までしかやってなかったりして、買いたいときにお店が開いていないことがしばしばあります。

Saturnなどのドイツの家電量販店なら日曜でも買えますが、自力で開通させるのがメンドウです。
そんな中、このお店なら24時間営業だし、お店の人が開通作業もやってくれるので非常に便利だと思いました。
ともあれ、諸先輩方の情報に感謝です。

ドイツのプリペイドSIMカード「Blauworld」を使ってみたの編

2013/08/24
お盆休みにドイツ北部の港町ハンブルクに旅行してきました。
高緯度に位置するため、夏場でも涼しくて快適でした。
そこでドイツのプリペイドSIMカード「Blauworld」を何とか使えるようにしてきましたので、そのレポートです。

SIMカードの購入

ハンブルク中央駅の駅前に、かなり大きな家電量販店「SATURN」があります。
日本でいうところのヤマダ電機、香港でいうところのブロードウェイに相当します。
スマホ売り場の近くに、このように色々なキャリアのSIMカードのパッケージがぶら下がっています。
IMAG5648.jpg
Vodafoneの5ユーロのSIMカードがたくさんありました。
その他、blu.deなど聞いたことのない業者のものがたくさんです。
この中から、事前にwebで調査したことがあるSIMカード「Blauworld」にしてみることに決定。
Blauworldは、ドイツのE-plusというキャリアを使った通信事業者(MVNO)のSIMカードです。
諸先輩方のブログ記事によると、9.9ユーロで1ヶ月750MBのデータ通信ができるプランがあるとのこと。
SIMカードのパッケージを取って、レジに持っていきお会計します。
9ユーロでした。
フランクフルト空港の第1ターミナルの電気屋「FOTEC」でも同様なSIMカードを売っていましたが、データ通信の他に音声通話などのプランがいろいろ入って40ユーロ、とのことでした。
それに比べればかなり割安にできそうです。

パッケージはこんな感じです。
IMAG5651.jpg
パッケージを破った後に撮影したので、クシャクシャになっております・・・。

パッケージによると、10ユーロ分が含まれているもののようです。
ただし、7.5ユーロと2.5ユーロがどーのこーのと書かれています。

初期状態では7.5ユーロ分だけチャージされた状態で、初回のチャージ後に2.5ユーロが追加でチャージされる、というものでした。
ただし、これに気づいたのは日本に帰国してからで、当時は10ユーロ分が初期状態でチャージされているものと思い込んでいました・・・。

開通手続き(アクティベーション、Freischalten)

いくつか方法があるようですが、blauworldのwebにアクセスして、自分で手続きをします。
ただ、そのためにはネット接続が必要です。
ネット接続の手続きのために、ネット接続が必要というパラドックス。
ホテルで無料WiFiが使えればよいのですが、そうではないので、近所のスターバックスに入店します。
ドイツのスターバックスではほぼ無料WiFiが使えてインターネットに接続できますので。

コーヒーを飲みながら、開通作業開始。
IMAG5650.jpg
ピンボケの写真で失礼・・・。

まずは、パッケージを開封して内容物を確認します。
プラスチックの強固なパッケージを素手で破るのにかなり手間取りました。
ハサミとかあったほうがよいでしょう。

なんとかパッケージを開けると、白い封筒の中に電話番号やPIN, パスワードが書かれた紙が入っています。
これ重要。
SIMカードもこの紙に貼り付けられています。
IMAG5654msk.jpg
SIMカードのサイズは、miniと通常タイプの両用設計のものでした。
Nano SIMな方は自分でカットする必要がありそうです。

まずは、スタバの無料WiFiに接続します。
「BTOenzone」というアクセスポイントがあるので、持参してきたSIMフリーのタブレット端末をこれに接続させます。
Starbucks.jpg
特にパスワードなどは不要です。

端末のwebブラウザを起動すると、このようなサイトに接続されます。
Screenshot_2013-08-16-14-17-15.jpg
「Connect」選べば、インターネット接続可能になります。
英語なので、これはカンタン。

さて、次にblauworldのwebに行ってアクティベーション作業に移ります。
Screenshot_2013-08-16-14-33-38.jpg
英語ページに切り替えると、上記のようにアクティベーションのページの入口を発見できますので、これを選択します。

まず最初のページで、先ほどの紙に書かれている電話番号とActivation passwordを入力します。
activation.jpg
上記のように、電話番号と、アクティベーション用のパスワードの記載場所がwebページに図示されているので分かりやすいです。

つづいて、個人情報入力
下記のように、各種個人情報入力フォームが現れますので、入力します。
事前に英語のページを選択していれば、英語の入力フォームが表示されますので入力しやすいです。
Screenshot_2013-08-16-14-35-46.jpg
入力が必要な情報は以下のとおり、
・Title : Mr=男かMs=女を選択します。
・First Name : 名前
・Last Name : 名字
・Date of birth : 誕生日 例:1970年4月30日の場合は「30.04.1970」
・House number/Address line2 : ホテルの住所。address line2は空欄でもOK
・Postcode/City : ホテル所在地の郵便番号と都市名。ホテルのバウチャーなどに記載されています。
・Country : Deautschland(ドイツ)を選択
・Phone Number : 電話番号 (ホテルの番号とか適当に)
・e-mail address : フリーメールのアドレスでもOKでした。着信確認は特にありませんでした。アクティベーションしたり、チャージしたときにメールが届きます。
・Password : webで自分のアカウントにログインするためのパスワード
・Connection data : 接続状態のログをどれぐらい残すか?的な設定。「Save complete」にしておきました。

次に進むと、入力した内容の確認画面が出てきますので、「Complete」を選んでアクチベーション申し込み完了です。
だいたい30分後にアクティベーションが完了する、とのことなので、しばらく待ちます。

このあと、さらに定額料金プランをwebで申し込む必要があるので。
定額プランを選ばない場合は、おそらく従量課金になって、チャージされている金額がどんどん減っていくことになる可能性があります。

定額料金プランを選ぼうと思ったが・・・

スタバでWifiでネット接続して、いろいろ情報収集している間に30分経過。

blauworldのwebに行って、電話番号とさきほど設定したパスワードを入力してログインできました。
ログイン画面左の「Tarif-Optionen」を選ぶと、各種オプションに申し込みができます。
事前のリサーチにより、30日間750MBのデータ通信ができる「Handy-Surf-Flat 750MB, 9.9ユーロ」を選ぶ予定でした。

が、しかし・・・
webページの自分のアカウント情報によると、SIMカードには7.5ユーロ分しかチャージされていないようです。
これだと、100MBまでのプランしか申し込みできません・・・。

Handy-Surf-Flat 100 MB 30日  5,00 Euro
Handy-Surf-Flat 250 MB 30日  7,90 Euro
Handy-Surf-Flat 750 MB 30日  9,90 Euro
Handy-Surf-Flat 3 GB 30日 14,90 Euro

しょうがないなあ、というわけでスタバを後にして、リチャージカードを買いに行くことにします。

リチャージ残高確認

Webページからログインすることで、自分のSIMカードのチャージ金額が確認できるようになりました。

ただ、このままですとスタバを離れてWiFiが使えなくなると、残高を確認できなくなってしまいます。

WiFi接続がなくても、USSDコード発信で残高を確認する方法を確立しておく必要があります。
SIMカードを、持参してきたSIMフリーのタブレット端末に挿入します。
APNは、下記のものが自動で入力されましたが、未選択のままでしたので、選択した状態にしてタブレットを再起動します。APN: internet.eplus.de
username: eplus
password: ********(不明)USSDコード「*100#」にダイヤルしてみたところ、
「Bevor Sie GPRS Dienste nutzen können, bitte kostenlos die 1155 anrufen und Ihre Prepaid Karte aktivieren.」
というメッセージが帰ってくるだけで、残高を確認できません。
タブレットを再起動してもダメ。
そこで1155に電話すると、なにやらドイツ語で自動メッセージが流れました。
よく分かりませんが、この後、USSDコード「*100#」送信で残高確認できるようになりました。

リチャージカードを購入してリチャージ(Top up)する

ハンブルク中央駅の2FにあるRossmannというスーパーに、各キャリアのリチャージカードを売っていました。
SIMカードそのものは、電気屋とか携帯キャリアのショップでしか売っていない場合が多いですが、リチャージカードは町のスーパーとか色々なところで買えます。
i-Tunesのプリペイドカードとか売っているのの近くに、同じようなカードがあるので、e-plusのものをとって、レジでお金を払います。
ただし、一番安いリチャージカードで15ユーロでした。
なんだ、結局9ユーロ+15ユーロ=24ユーロかかってしまうのか・・・。
レジでお金を払うと、リチャージ用の16ケタのパスワードが書かれた紙を貰います。
タブレットから電話で「*104* 16桁番号 #」と送信してリチャージ完了。

「*100#」で残高確認して、無事に15ユーロ増えていることを確認します。リチャージ後、しばらくすると。2.5ユーロのボーナス?がリチャージされました。
今さら2.5ユーロ増えてもあまりうれしくないです・・・。

今度こそ定額プランに申し込み

再びスタバに戻るのも面倒なので、SMSで定額プランを申し込んでみました。
15ユーロチャージしたので「Handy-Surf-Flat 3GB 30日 14,90 Euro」に申し込んでみます。
方法は、”Start1030″という内容のSMSを23000に送信すればOK。
送信してしばらくすると、申し込みが成功しました、という旨と思われるドイツ語のSMSが届きます。
ようやくこれで、なんとか通信手段を確保できました。
結局のところ、9ユーロ+15ユーロ=24ユーロで、30日間3GBのデータ通信が使用可能となりました。
いろいろ試行錯誤して、開通させるのに2時間ぐらいかかってしまった・・・。
自力でアクティベーションするタイプのSIMカードではなく、T mobileとかのキャリアのショップに行って、店員さんに設定してもらうほうが楽かもしれないですね。
ただし日曜はお休みですが。
回線はe-plusですので、去年使ったT-mobileに比べるとICEなどで地方に行った場合に、2G通信になったりと電波の弱さを感じしました。
でも都市部では概ね問題なく3Gで快適に通信できました。
あと、SIMカードの有効期限についてです。
アクティベーションした直後は、有効期限は90日間。
1度リチャージした後は1年間に有効期限が延びました。
1年以内にドイツに行くことになったら、また同じSIMカードにチャージして使用できる、というわけです。
まだドイツに行くことになったら、今度は別のSIMカードを試してみたいと思います。

2015年9月にドイツ訪問したときに、別のSIMカードを使ってみました。
その時のレポートはこちらをどうぞ。
ドイツのSIMカード「Lebara」を実際に買ってみたの編

ドイツ国鉄(DB)アプリでバスや鉄道の路線図や時刻表を調べよう

2013/08/11
ドイツを旅行するときに必須のおすすめAndroidアプリをご紹介します。

DB Navigator (無料)
icon.jpg

このアプリひとつでドイツの鉄道・バスの時刻表や路線図までも調べられてしまうという超スグレモノアプリです。
ドイツ版駅すぱーと、のようなものです。
ただし、要ネット接続。

デフォルトはドイツ語表示でワケワカランですが、設定を変更すれば英語表示にすることができます。
起動すると、下のようなドイツ語の画面になりますので・・・
DB_setup.jpg
上の(1)(2)を操作して、設定メニューを表示させます。

設定の「Spreche(言語)」を選んで、Deutch(ドイツ語)をEnglish(英語)に変更しましょう。
DB_language.jpg
これで、英語表示になります。
ドイツ語表示のままよりは意味が分かるようになります。

では、早速、経路を検索してみましょう。
下のような画面で、FromとToに文字入力で地名を入力します。
DB_destination.jpg
記憶があいまいでも、最初の数文字を入力すると、上の画面のように補完してくれて助かります。
文字入力ではなくて、入力履歴とか地図から選びたい場合は、「>」マークを選びます。

すると、下の画面のように、入力履歴が表示されます。
(起動して1回目はなにも表示されません)
DB_select.jpg
一度入力したことのある駅名・バス停名は、このように表示されますので、再度入力する必要はありません。
これは便利。
地図から場所を選びたいときは、上の画面の指示する部分を選択します。

すると、下のように地図表示になりますので、拡大とかスクロールさせて、指定したい場所を拡大します。
DB_map.jpg
適当な範囲に拡大したところで、画面上部真ん中のアイコンを選びます。

すると、地図上のあちこちに「H」マークが表示されます(下図)
H.jpg
これらは、鉄道駅やバス停の場所を示しています。
ドイツ全土の鉄道駅のみならず、バス停の場所まで表示できるなんて・・・

で、このHマークを選択すると、下のスクリーンショットのように駅名が吹き出しで表示されます。
hbf.jpg
これを選ぶことで、場所を選択することができるわけです。
このおかげで、地名のスペルが分からなくても、なんとか場所を指定できるわけです。スバラシイ。

FromとToと、日付や時刻を入力して経路検索すると、下記のように検索結果が表示されます。
Screenshot_2013-08-11-20-47-09.jpg
出発時刻・到着時刻、電車の名称、所要時間などが表示されます。
もちろん、乗り換えが必要な場合も検索可能。

各経路を選ぶと、さらにその経路の詳細が表示されます。
Screenshot_2013-08-11-20-48-33.jpg
上の例は、フランクフルトからヴィースバーデン行きを検索してみた結果のため、乗り換えなしでの経路表示です。
乗り換えありの場合は、乗り換え駅の情報や、何番線に入線するかまでが表示されます。
さらに「Show Map」を選ぶと・・

以下のように、地図上に目的地までの経路が表示されます。・
Screenshot_2013-08-11-20-47-46.jpg
これは分かりやすいです。

あと、特定の鉄道やバスの経路を地図上に表示することもできます。
鉄道だけでなく、路線バスの経路まで検索できてしまうのが凄いです。

前回のドイツ旅行では、このアプリの存在を知らなかったので、駅まで行って、キップの自動販売機で路線を検索したものです。
このアプリが使えれば、いつでもどこでも鉄道やバスを調べられて超便利になりますね。

ただし・・・
・要ネット接続です。海外でスマホをネット接続するには、海外用モバイルルーターを日本の空港でレンタルするとか、SIMフリースマホ+現地SIMを買うとかしてください。
・このアプリではチケットの事前購入はできません。(別のアプリでできる?)
・チケットをネットで事前に購入するには、PCサイトを使うことをオススメします。

ドイツの現地で、DBの自動券売機でチケットを購入する方法は以下の記事をご参考にどうぞ
ドイツ国鉄(DB)の切符自動券売機でのチケット購入方法2015

ではよいご旅行を!