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シンガポールのSIMカード・M1の「M CARD」を使って日本でローミングに失敗するの編

2014/12/02
シンガポールのキャリア「M1」のプリペイドSIMカードこと「M CARD」について。
現地で快適に使えたこのSIMカードを、日本で使えるかどうか試してみました。
が、残念ながら失敗・・・。
一応、何をやってどう失敗したかを記録しておきます。
原因や解決策は分からぬままなので、あまり参考にならないかもしれませんが・・・。

日本にてこの「M CARD」をSIMフリースマホに装着し、ソフトバンクの電波を掴んだところ、このようなSMSが届きました。
M1_roaming_softbank
1日15シンガポールドル(SGD)で、無制限にデータ通信(ローミング)できるとのこと。
日本だと割高なので、あえてローミングするメリットはありませんが、シンガポール以外の海外に出かけたときに使えそうです。
現地のSIMを購入するよりは高くつくものの、日本のキャリアでローミングすると1日3000円近くかかりますので、それよりはお安く済みます。
国によっては簡単にSIMが買えなかったり、その国のSIMの情報を集める暇がなかったりすることもありますので、少々高くても応急処置的に通信手段を確保できると安心です。
そこで、予行演習を兼ねて、このシンガポールの「M CARD」を使って、日本でローミングできるかどうかを試してみることにしました。

何も設定しないで、データローミングをONにしてみる

まずは、「#100*2*1#」に電話して、Mカードの残高を確認。
M1_zandaka
前回の記事でオンラインチャージに成功したおかげで、アカウントには現在21.5 SGDがチャージされている状態からスタートします。

まずはこの状態のまま、Androidの「設定」→「その他ネットワーク」→「モバイルネットワーク」と進み、「データローミング」にチェックを入れてみます。
・・・が、webブラウザを開いても、「接続できません」的なメッセージが出るのみで、通信できず。
端末を再起動させてみても、ダメでした。

次の一手に着手

うーん、やはり何か申し込み手続きをしなければならないのか、ということで、M1の公式ページを探索してみたところ、以下のようなwebページを発見しました。

$15 Unlimited Data Roaming

「How to Subscribe?」の項目に、「*123#」にダイヤルする、と書かれていました。
早速試してみます。が、しかし。
M1_Roamimg_try1
コマンドが受理されず、です。
このコマンドは、シンガポール在住の加入者向けのもので、プリペイドなSIMでは使えないということだろうか。

同じく「How to Subscribe?」の項目に書かれていた「SMS Data <Date of Birth DDMMYYYY> to 5555」も試してみましたが、「5555」にSMSを発信できないよー、とエラーになってしまい、受理されずでした。
うーむ、この方法もダメか・・・。

次の一手で残高がゼロになって終了

で、次に見つけたのが、こちらのページ。

Prepaid Roaming Guide

このページの下の方にある記載によると、

Data Roaming has to be activated for customers to use Data.
To activate, dial #100*8*1#

とあるので、「#100*8*1#」にダイヤルしてみます。
M1_Roaming_Try2
3.の「Enable Data roaming」を選択します。
今思うと、これが破滅への入口でした。

すると、このような確認メッセージが。
M1_Roaming_Try2-2
要約すると、このままデータローミングした場合・・・

  • 最低でも8SGDチャージされている必要があります。
  • 10KBあたり0.32SGD課金されます。

それでも、いいですか?とのこと。
あら、定額制ではなくて、従量課金?と少し変な感じがしましたが、そのまま「1.Confirm」を選択。

しばらくすると、以下のようなSMSが届きました。
M1_Roamimg_Try2-3
データローミングが有効(Enable)になったとのこと。
よっしゃ、と喜び勇んでAndroidの「設定」→「その他ネットワーク」→「モバイルネットワーク」と進み、「データローミング」をONにしてみます。

webブラウザを開いて、Googleのページを表示させてみました。
スマホの画面の一番上に3Gにつながって通信している様子を示すアイコンが表示されました。
よしよし、繋がったか、さすが俺・・・と思ったのも束の間。
すぐに通信が止まって、webページは表示されず。
あれ?おかしいな?

「#100*2*1#」に電話して、チャージ残高を確認してみます。
すると、悪夢のメッセージが・・・。
M1_Roamiing_out
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工

さっきまで21.5 SGDあった残高が、あっという間にほぼゼロに(泣)。
ひ、ひどい・・・。
親父にも殴られたことないのに。

おそらく15SGD(or 18SGD)でキャップされず、0.32 SGD/10KBのペースで青天井で課金されてしまったものと思われます。
この方法だと、定額通信にならないんですね・・・。

たった665KBの通信で、21.3 SGDを一瞬で消費してしまったということか・・・。
ローミングをONにする前に、Docomoではなく、Softbankに接続していることは何度も確認したのですがね。
お金がモッタイナイので、良い子の皆さんはマネしないようにしましょう。

チャージ残高がゼロになってしまったので、今回のトライはこれで終了。
SIMカードの期限が切れる来年の2月になったら、再度オンラインチャージして延命させつつ、別のローミング手段が思いつけば、何かトライしてみるかも、です・・・。

海外でもスマホでデータ通信する方法

2013/04/01作成
海外でもスマホでデータ通信する方法についてです。
いろいろな方法がありますが、大きく分けて以下の4つの方法があります。

(1) 日本で契約しているスマホをそのまま海外で使う
(2) 日本で契約しているスマホ+海外用モバイルWiFiをレンタル
(3) SIMフリーのスマホを海外で使う
(4) 海外の無料WiFiのみでしのぐ

(1)はいわゆる「国際ローミング」と言われているサービスを利用することになります。
設定がカンタンなのと、日本で使っているスマホをそのまま海外で使えるので、一番初心者向けな方法と言えるでしょう。
しかし、お値段は1日最大2980円(2013/04現在)と、一番割高になってしまいます。
契約しているキャリアによっては、特定の国でしか利用できなかったりしますので、渡航先で使えるかどうかは事前に確認しておく必要があります。

(2)は、空港などで別途「モバイルルーター」とか「モバイルWiFiアクセスポイント(以下モバイルWiFi)」と呼ばれる小さな機械をレンタルする方法です。
モバイルWiFiとは、海外の携帯の電波を受信して、さらにスマホ用にWiFiの電波を出してくれる、持ち運び可能な中継器のようなものです。
スマホにWiFiと接続するときと同じような設定をするだけで、海外のインターネットに接続できてしまいます。
最近は、場合によっては1日680円で使い放題、とお安いものが出てきました。(イモトのWiFiなど)
また、1台のモバイルWiFiに対して複数台のスマホを接続できるので、旅行仲間と1台をシェアすればさらに割安になります。
しかし、
・モバイルWiFiそのものもバッテリーで動作しているので、電池切れしないかを気にする必要がある
・スマホとは別にモバイルWiFiを持ち歩かなくてはならない
・レンタルなので、帰国後返却する必要があり面倒
といったような弱点があります。

(3)は、やや上級者向けになります。
まず
・SIMフリーなスマホを購入
して、さらに
・現地のSIMカードを購入して使う
という方法です。
SIMフリーって何?というような方は、(1)か(2)の方法をオススメします。
SIMフリーなスマホを海外通販などで購入するのにお金がかかりますが、うまくいけば海外の割安な通信料で使えるため、一日あたりの通信料を安く抑えることができます。
たとえば香港ですと、1日28香港ドル(300円ぐらい)で3G回線が使い放題、といったおトクなSIMカードがあります。
頻繁に特定の国に出かける方や、長期間海外に滞在する人向けでしょうかね。
一日あたりの料金が安くできる反面
・国によってSIMカードの購入場所、使い方、料金プランなどを調査しなければならない
・初期設定するのに現地の言語の説明を解読しなければならない場合があり
・国によっては、外国人向けのSIMカードがない場合もある
などと、テクニカルな面でいろいろと敷居が高いのが難点です。

(4)は一番安上がりな方法です。
最近は海外でも無料WiFiアクセスポイントが増えてきましたし、ホテルでも無料WiFiが使えるところがありますね。
ただし弱点としては
・限られた場所(ホテルのみ、とか)でしか使えない
・現地の言葉で書かれた説明のwebページを理解して操作しなければならない場合がある
・ホテルのWiFiの場合、うまくつながらない場合や、通信速度がやたら遅い場合がある
と言ったところでしょうか。
以上、ざっくりとした説明になりましたが、今後(1)から(4)の各方法について、できるだけ分かり易く説明していきたいと思います。