羽田空港の空弁「味よし・富山名産『極撰』 ますの寿し」

2018/01/01
あけましておめでとうございます。
新春恒例の?羽田空港高級空弁実食シリーズです。
今年の高級空弁は、羽田空港第2ターミナル2F出発階「空弁工房」様で入手した、こちら。

「味よし・富山名産『極撰』 ますの寿し」2138円(税込)
HND-2017DECG2-033R
製造元は富山県の味よし食品様。
以前にご紹介した「富山名産 ますの寿司 6貫入り」をはじめとする、ますの寿司シリーズの最高級バージョンになります。
大きな黄金色のパッケージが、空弁売り場において圧倒的な存在感を醸し出しています。
羽田空港で何年も前からずっとお店に並んでいるという、ロングラン空弁の一つです。

ちなみに羽田空港国内線で入手できる空弁としては・・・

に次ぐ、第3位の高額空弁になります(筆者調べ)。

「ますの寿し」に2000円以上も出すのはちょっとなぁ・・・と、今まで尻込みをしていたのですが、今回、思い切って購入してみることにしました。

で、商品を手に取ってみると、大きなパッケージでズッシリと重い。
コレ一人で食べきれるかな?と不安になりましたが、それは杞憂に終わるのでした。

まずは外側のパッケージを除去すると・・・。
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こんなような、特殊な容器が出現します。
容器は本物の木材でできており、4本の竹の棒と輪ゴムでもって強烈にプレスされている状態。
そのおかげで、食べる直前まで鱒の身の旨味がしっかりと酢飯に浸透させられるわけです。
たとえ容器でも手を抜かない、というこだわりが感じられます。
まさに「極撰」。

説明書その1。
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「白板昆布」が黒っぽく濃い深緑色になっていることがあるけど、無害なのでご安心ください、とのこと。
ふむふむ。

説明書その2。
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輪ゴムを外そうとするのではなく、竹の棒ごと横にスライドさせて外してね、とのこと。
強引に輪ゴムを外そうとすると、竹の棒がビヨ~ンってなって飛んでくることがあり危険らしい。
分かりやすい図入りの説明もありますので、指示に従いましょう。

説明書に従って、竹の棒をスライドさせて除去。
HND-2017DECG2-041R
特に力を掛ける必要はなく、簡単に取り外すことができました。
自分でこの竹の棒を取るときのワクワク感がたまりません。

器をひっくり返して・・・。
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いよいよ蓋をオープンします。

バーン!とますの寿司本体の登場。
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笹の葉のいい香りがあたりに立ち込めます。
若干薄緑色になっているのは、表面全体が「白板昆布」に覆われているため。
葉っぱがかなり面積を食うし、匂いもあるので、狭い機内で食べるのは諦めたほうがよいでしょう。

パッケージには、プラスチック製のナイフも同梱。
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こやつでもって、円形のますの寿司本体を切り分けて頂く、という段取りになります。

こんなような感じで、食べられる大きさに切って頂きます。
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表面を包んでいる薄い膜は「白板昆布」で、食用可能。
ビニールではないので、除去する必要はありません。

では、頂きまーす。
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これがかなりウマイ!
思ったよりも酢飯の味が抑えめで、鱒の味そのものをうまく引き出しています。
さらに、お寿司全体を包んでいる「白板昆布」の旨味と甘みのおかげで、全体としてまろやかな風味になっているため、一人で食べても食べ飽きません。

当初は「ますの寿司は味が単調だから、食べ飽きちゃうかも」と思っていたのですが、さにあらず。
一人でもどんどん食べ進むことができて、何の苦もなく完食してしまいました。
いい意味で期待を裏切られて衝撃的。
まさに「極撰」おそるべし、といった感じです。

というわけで、新春一発目の高級空弁「極撰・ますの寿し」のご紹介でした。
2000円以上もする高額空弁でありながら、今なおロングランを続けている理由が分かった気がします。
美味しい日本酒と一緒に頂くと、より一層幸せになれることでしょう。
お正月のお土産に是非どうぞ。

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